母とどうつき合えばよいのかわかりません。

相談者名
さかな
幼少の頃のトラウマから抜け出せなくなり、自分はそれ以上は幸せになれないんじゃないかたまに死を考えてしまいます。
最近、大事な祖母が他界しました。
私は外国に住んでいて、祖母が危ないかもと聞いて帰国しましたが、両親は私の帰国当日には病院に行ってくれず、おば(両親の仲の悪い)が今日いってるから翌日行くことになりました。
その翌日に祖母は他界し会うことがかないませんでした。
母は「私が能天気だから、ごめんね」と言いました。
で先日、祖母に会えなかった悲しさから、なぜ私の帰国当日に行けなかったのかと聞くと、「あなたが疲れていると思ったからよ」と言うのです。
私はそんなこと一言も言っていません。
祖母の死から昔のトラウマの傷がぼろぼろ出てきて辛くなっています。
母は昔から私を見ておらず、 無視されているように感じていました。
母が習いたかったというピアノを 10年習わされ、バカ呼ばわりされ、私が痩せたいと思うかもとバレエ鑑賞をさせ、健康だからスポーツジムを勧め、 私がそこのバレエのコースに出ると 言えば、「その体で?」と言われました。
母は人の陰口をその人に聞こえるように言います。
2歳年上の兄から暴力、嫌がらせを約12年受け、助けをもとめても、両親は助けてくれませんでした。
兄が海外の大学院に行く、じゃぁ私も日本で大学院に行っていいか聞くと、「あんたも?楽させてよ」と言われ、父にも「母さんに楽させてやれよ」と言われ、貯めていた貯金で海外に行くことを告げると、母に「もっと甘えてくれればいいのに」といわれました。
4年ほど前に幼少の頃の辛い経験を知ってほしくて、両親に手紙に書きましたが、メールで短く、「今思ってあげているからいいわよね」と返答をもらいました。
彼女の返事には満足しませんでしたが、気持ち的には楽になり、今後、後悔はしたくないのでskypeをしたり、帰国の際には私が両親に出来るだけのことをしています。
父との関係は改善されているように感じます。
でも母は私を混乱させます。
私が母の健康の為に調べて助言しても信じてくれず、テレビで言われれば信じます。
母は「ごめんね」をよく私に連発し、敬語を使います。
母は人として嫌いなタイプです。
時たま、誰も 助けてくれなかった、家がストレスでしかなかったことが思い出されて、そこから這い上がれなくなります。
どうしたらいいでしょうか。
カウンセラー
赤松わこ
さかなさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

さかなさんがおばあちゃんに会いたい一心で、海外から
戻って来られたにも関わらず、最後に言葉を交わすことも
出来ずに、おばちゃんが亡くなられた・・・
ショックだったでしょうね、無念だったでしょうね。
「あの日会いに行っていれば」と悔やまれたのでしょう。
さかなさんは、おばあちゃんが大好きだったのですね。

おばあちゃんに最後のお別れが出来なかったことは、悔やんでも
悔やみきれないことだったのでしょうね。
今回さかなさんは、おばあちゃんが亡くなられたことから、
大きな悲しみを感じ、同時に「会えなかった」悔しさや、
自分のおばあちゃんへの思いを、「分かってくれなかった」
ご両親への腹立ちなど、様々な感情が一気に溢れてきたのだと思います。

>祖母の死から昔のトラウマの傷がぼろぼろ出てきて辛くなっています。
そう書かれていますね。
私達の記憶は、感情ごとに整理されていると言われています。
不本意な形でお別れも出来ないまま、おばあちゃんが亡くなったことから、
感情が激しく動き、溢れてきた感情に繋がる過去の出来事が、次々に
蘇って来たのだと思います。

過去の辛かった記憶とは、さかなさんが幼い頃からずっと抱えていた
『感情』、大人になってからも心の奥底にずっと残っていた『感情』が、
片付いていないため、未だに『心の痛み』として感じられるんですね。
頭では「出来事が辛かった」と記憶しているのですが、本当はその時に
感じていた『感情』を、心が今でも感じ続けていることが原因なん
です。

では今の状態からどうすれば抜け出せるのか?お伝えしていきますね。

1、片付いていない『感情』を徹底的に吐き出す。

さなかさんは、4年ほど前にご自分の辛い経験を分かって欲しくて、
ご両親に手紙を送られていますね。
その行動を起こしたことで、「気持ち的に楽になった」と書かれています。
その時も『感情』が少し片付いたから、「楽になった」のだと思います。
でもまだまだ片付いていない『感情』が残っていたため、今回の出来事で
『心の痛み』をまた強く感じるようになっているのだと思います。

私達の心の中には、自分でコントロール出来ない部分があります。
心理学では潜在意識・無意識と言われる領域ですが、そこに沢山の『感情』
を溜め込んでいて、自分でもどれだけの『感情』があるのか?とても分かり
にくいものなんですね。片付いていない『感情』はここにあるものなので、
自分で吐き出そうとしてもなかなか難しいんですね。
よかったら私達カウンセラーにお手伝いさせて頂けたらと思います。

2、さかなさんにとっての心地よい距離間を見つける。

さかなさんはこれまでにご自身で、ご両親とどう向き合っていくか?様々な
努力を重ねてこられていますね。お父さんとの関係が改善されたのも、その
努力の成果だと思います。ご両親に対して、「出来るだけのことをしたい」
と書かれているように、さかなさんから一生懸命働きかけておられますよね。
親子の関係では、お互いに「分かってくれるはず」「伝わっているはず」と
どうしても期待が強くなります。特に親の側が気づけないんですね。
親子であっても(むしろ親子だからこそかも知れません)、お互いの思いが
すれ違ってしまうことは、ほとんどの親子関係で起きることなんですよ。
本当はお母さんがそのことに気づいて下されば、1番いいことなのですが、
さかなさんが働きかけても応えてもらえないと、悲しいですよね。

さかなさんはご自分の貯金で海外に行かれるほど、決断力も行動力もある
しっかりした大人の女性です。
お母さんに対しても1人の大人の女性として、向き合ってみることをおすすめ
したいと思います。
さかなさんが大人の目線で、対等にお母さんを見てあげて欲しいんですね。
【お母さんが分かってくれない=さかなさんを愛していない】と言うことでは
ないんです。大切に思っていても。すれ違ってしまうことってあるんですよ。
今はさかなさんご自身が、楽だと感じられる接し方を見つけることです。
お母さんが変わらなくても、さかなさんが変われば気持ちは軽くなります。

さかなさんの思いが、1日も早く伝わるといいですね。
実際に話してみることで、さかなさんの気持ちが楽になると思います。
カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談(初回は無料です)も承って
おりますので、ご遠慮なくご相談下さい。
この回答が少しでもお役に立てば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。