投影(4)~良い投影を起こす~

人は自分の感じ方や考え方を他人に投影して物事を色々判断することが多々あります。

だとすると意識的にポジティブな感じ方や考え方をしていこうとすると、ポジティブな投影が起こすことができるということもできる訳ですよね?そうですそれが私たちにはできるのです。

人は自分の感じ方や考え方を他人に投影して物事を色々判断することが多々あるという内容を今回の投影の話で書いてきました。

だとすると意識的にポジティブな感じ方や考え方をしていこうとすると、ポジティブな投影が起こすことができるということもできる訳ですよね?

 

例え話をもちいながらご説明させていただきますね。

 

仮に、A子さんという人が同僚のB子さんと共に昇進試験を受けたとします。

しかし昇進試験ではA子さんは不合格、B子さんは合格でした。

昇進試験に落ちたA子さんはB子さんを嫉みました。

表面的にはB子さんに「合格おめでとう」と言いながらも心の中では『次の段階の面接試験で落ちてしまったらいいのに・・・』と嫉みがあったので心の中で呪いの言葉をつぶやいていたのでした。

そんなA子さんも半年後に頑張って昇進試験に再チャレンジしました。

そして見事合格しました。

 

そんなA子さんに一緒に受けた同僚が「合格おめでとう」と言ってくれました。

 

するとA子さんは自分の感じ方、考え方の投影を同僚にしだします。

『私が同じシチュエーションではおめでとうと言いながら心では嫉んでいたように、もしかしたら嫉まれているのでは・・・』と。

仮に同僚が素直に「おめでとう」と祝福してくれていたとしても、このような投影が起こるとA子さんはこの祝福を受け取れません。

A子さんは嫉み嫉まれるの世界に住むことになるのです。

しかしA子さんがB子さんの昇進試験に受かった時にB子さんの合格を祝福しようと心がけていたらどうだったのでしょう?

おそらく違う投影が起こり、感じ方や物事の捉え方も違ったものになったはずです。

A子さんが昇進試験に合格し、同僚が「おめでとう」と言ってくれた時に『私が同じシチュエーションではおめでとうと祝福しようとしていたように同僚も祝福してくれているのかも』というような投影が働くわけです。

 

このような投影が働くと同僚からの祝福を受け取りやすくなります。

A子さんは祝福がある世界に住むことになるのです。

このように自分が人を祝福しようと心がけると祝福されるという投影が返ってきます。

 

自分が人を応援しようと心がけると応援されるという投影が返ってきます。

自分が人の良いところ認めよう心がけると良いところを認められる投影が返ってきます。

自分が人に感謝しようと心がけると感謝の投影が返ってきます。

 

このように意識的にポジティブな感じ方や考え方をしていこうとすることで、ポジティブな投影が起こすことができるのです。

人を祝福すること、応援すること、認めようとすること、感謝することは人の為にもなるのですが結果的に自分の為になります。

A子さんの例えでA子さんが嫉み嫉まれるの世界に住む話や、祝福がある世界に住む話を書きましたが、自分の心がけでどんな世界に住むかを自分で変えられることができるのです。

あなたも良い投影を起こしてみませんか?

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。