感情のパターンを見つけよう~知らない間に感情に振り回されない為に~

いつも同じパターンの恋愛になって上手くいかない、いつも似たようなトラブルが起きる、そういうことがありましたら、自分の感情のパターンを知ることで、防げるかもしれません。

感情の影響力

パートナーシップを組むと、二人の関係が密接な関係になる分だけ、
人間関係で出てくる、自分の感情のパターンが浮き彫りになってくると言われ
ます。

特に、恋愛でのパートナーシップは、特に密接な関係になるので、
他の人間関係よりも、自分の感情のパターンが出やすいようです。

そうすると、仲良くしたいなー、パートナーに良い思いをさせてあげたいなー、
信頼してあげたいなー、そう思っているのにもかかわらず、いつの間にか、
嫉妬をしてしまっていたり、良い思いをさせてあげたいと思うよりも、自分の
めんどうを見て欲しいと思うようになったり、パートナーに信頼を持てなかった
りと言う気持ちになってしまっていることも出てくるようです。

これは、自分の持っている感情のパターンが強く出てきてしまうので、
頭で思ってることよりも、感情的なものが勝ってしまったとからと言えます。

カウンセリングをしていても、このようなお話を聞かせていただく機会は多く
パートナーとの関係を良くしていたいと思っているにもかかわらず、パートナ
ーとの関係を良く保てなかったり、トラブルが起きたり、二人の関係がしんどく
なってきたり、などのお話を聞かせていただきます。

そんなご相談を解決する為に、お話の中身を紐解いていくと、
頭で思っていることよりも、感情的なものが勝ってしまって、二人の関係に
ブレーキをかけているいることが多くあります。

それほど、感情とは強い力を持つもののようです。

特にパートナーシップは、二人の関係性が密なだけに、二人の関係性に感情が
強く影響します。

愛や、喜び、楽しさ、感謝などの、心が気持ちよくなるポジティブ系の感情が、
二人の関係に影響を及ぼしている時は、 良いのですが、嫉妬、不信感、怒り、
無価値感、罪悪感、あきらめ、絶望、と言ったようなネガティブ系の感情も二
人の関係に強く影響を及ぼします。
ネガティブ系の感情が、二人の関係に影響を及ぼしてくると、しんどいですね。

二人の関係に強い影響力を持つ感情ですから、ネガティブな感情に、二人の関
係が振り回されない為にも、日常的に、ネガティブ系の感情のケアーは、され
ておかれると良いと思います。

二人の関係に、なんらかの問題が起きた時は、更に感情のケアーは、大切になっ
てこられるかと思います。

ネガティブ系の感情を持たれてる時は、それなりのストレスが貯まることがあっ
たり、傷つくことがあったりするからだと思います。

一つの目安ですが、貯まった感情は吐き出すことがいるでしょうし、傷ついた
感情は優しく包み込むように受容していくことで、感情を癒していくことに繋
がっていきます。

自分で自分の感情を受容していく方法もありますし、誰かに受容してもらうと
いうのも一つの方法だと思います。

ネガティブ系の感情のケアーにお役立ていただければと思います。

●感情のパターン●

前文で、感情のパターンという言葉が出てきました。
この言葉について、触れさせていただこうと思います。

感情のパターンとは、あるシチュエーションの時に、ある一定の感情が出やす
いというものがパターン化してしまったというものです。

例えば、パートナーが仕事に疲れて元気が無く、落ち込んでいる感じがしてる
とします。

元気が無いので、励ましたいと思い、励ますのですが「うん、ありがとう」は、
言ってくれるものの、一向に元気にならない。

そんな状況の時、『ああ、疲れてるんだな~しばらくほっておいてあげよう』
と思うより、『ああ、役にたてなかったなー』と落ち込んでしまったとします。

この場合は、パートナーが元気なる価値が自分には無いのだろうかという無価値
感が出やすかったり、助けてあげられなかったという罪悪感が出やすかったり、
励ましている自分を見て欲しいのに見てくれないというニーズが出やすかったり、
パターンを持つと考えられます。

この例え話では、最初はパートナーへの優しさや、愛から、パートナーのこと
を思って、疲れているパートナーを元気づけてあげたいと思うのですが、
無価値感、罪悪感、ニーズなど、自分の感情のパターンが出てきてしまい、
知らず知らずの内に、その感情に引き込まれてしまった為に、落ち込んでい
るパートナーを元気づけるどころか、自分が落ち込んでしまった訳です。

感情のパターンは、自分でも気づかず、知らず知らずの内に出てきてしまう
ことが少なくありません。

知らないから気がつかず、同じ状況に落ちいってしまうこともあります。

人によれば、恋愛で、相手を変えるんだけど、何度も同じ恋愛パターンになる
方もいます。それも、好ましくない結果になるほうの恋愛パターンです。

それも、知らず知らずの内に、出てきてしまっている感情のパターンが引き
起こす、恋愛のパターンだったりします。

知らず知らずの内に、感情のパターンが出てきてしまい、
それに気づかない内に、引きづりこまれてしまうのは、自分がどんな感情の
パターンを持っているか知らないので、気をつけようが無いと言うのも、一つ
の理由だと思います。

●感情のパターンを見つけてみよう●

日常生活で、自分の心の動きを観察する機会は、なかなか無いと思います。

そういう機会が無いのも、自分の感情のパターンを知る機会が無い理由の
一つだと思います。

自分の心の動きを観察して、自分が、どんな感情のパターンを持っているか
知っておけば、ネガティブ系の感情の感情に引き込まれそうになった時に、
引き込まれないようにと気づくこともしやすくなると思います。

また、自分の感情のパターンを知っておけば、『こういう時は、こう思うよう
心がけよう』と、日常的に意識することで、に良い形で出るように変えていけ
ます。

そうできれば、自分が望む好ましい結果が、手に入りやすくなると思います。

また、ネガティブ系の感情のパターンには、潜在意識や、無意識に隠れている、
満たされていない思いや、傷ついた経験からできた、心の痛みが影響している
ことも少なくありません。

自分の心の動きを観察していくと、自分の心の痛みに気づいてあげやすくもな
ります。

気づいた痛みを受け止めて解放していくことで、癒すこともできます。
癒していくことで、ネガティブ系の感情のパターンがなくなり、良い形のパタ
ーンを作りやすくなります。

自分の感情のパターンを知っておくことは、知らず知らずの内に、感情に人生
を振り回されない為に、役立つことになると思います。

自分の感情のパターンを知る為に、自分の心を見つめる時間を、
日常生活に取り入られてみられるのをお勧めしたいなぁと思います。

自分の感情のパターンを知ることは、ネガティブ系の感情に振り回されず、
自分が欲しい結果を手に入れる為に、役立つことが多くなるかと思います。

感情のパターンが出やすい、パートナーシップなんかには、役立てられる
機会は多くなるんじゃないかと思います。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。