一人で頑張るのはもう無理です

相談者名
あおい
アラフォーの独身女性です。
長いこと、多くを望まず契約社員として働いて来ましたが、最近になって会社の業績が著しく悪化、どんどんお給料がカットされて来ました。
転職活動しながら教員採用試験(幸い、免許をもっているので)の勉強をし、なおかつ収入を補うために副業をして、とにかく毎日が不安で仕方ありません。
いつもいつもくたくたで、ついついTwitterで愚痴をこぼし、色々な人に甘えてしまっています。
家族や友人には心配ばかりかけています。
貴社のカウンセリングも、お金が無いので以前のようには受けられなくなってしまいました。
ボランティアさんは、何度かトライしてみましたが、相性や時間帯が上手く合いません。
もう一人では頑張れないのですが、もう誰にも甘えられません。
どうしたらよいか、わからなくなってしまいました。
カウンセラー
三枝みき
あおいさん、こんにちは、初めまして。
今回、あおいさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

あおいさんは契約社員さんとして働いていらっしゃるのですね。
会社の業績が悪化して、お給料がかなり減ってきてしまったとのこと、とてもお困りのことと思います。
普段のお仕事のほかにお勉強も、副業もされていらっしゃるのであれば、身体もしんどいでしょうし、先々のことも不安ですよね。
体調が悪い時や、疲れている時に物事を明るく考えることって、とっても難しいものですものね。

そんなときは愚痴をこぼしたり、周りに甘えたりしたって、構わないと思いますよ。
そうしなければご自身がパンクしてしまいます。
ですから、愚痴ったり、甘えたりするご自分を責めたりは、なさらないでくださいね。

もともと、普段のあおいさんはすごく頑張り屋さんで、周囲に心配や迷惑をかけたりするのを良しとされない、自立した方なのだろうなと思います。
ご家族やご友人に心配をかけていると感じるのは、とてもご負担だろうと思うのですが、逆にこれがあおいさんのご家族や、大事な友人だったらどうでしょうか?

もしも、あおいさんの一番大切なお友達が、会社の業績悪化のため副業や、また転職のための勉強などで毎日へとへとになっているとしたら、あおいさんはどうされますか?
「話を聴くだけしか出来ないけど、いつでも電話してね」とか、「私に出来ることがあったら何でも言ってね」とか、「こんな大変な時に遠慮なんてしないで、いくらでも甘えていいんだよ」とか、そんな風に言ってあげるのではないでしょうか?

何故って、人間ってね、自分のコンディションさえよければ、周囲には優しくしたい生き物なんです。
助けてあげたいし、愛してあげたいし、守ってあげたいし、そんな気持ちを本当はたくさんもっているんです。
逆に、目の前で大切な人が苦しんでいるのに何もできない、何もしてあげられない、人間にとってこんな地獄はありません。

ですから、あおいさんのご家族やご友人にとって、あおいさんの愚痴を聴いてあげたり、甘えさせてあげられることは負担でも迷惑でもなく、あおいさんのためにしてあげたいことなのだと思いますよ。
今は苦しい時期でもあるのですから、状況がもう少しよくなるまでは、周りに甘えて、助けてもらってもいいのじゃないでしょうか?

そして、あおいさんが転職に成功したり、収入がもっと多くなって楽になったら、その時にお返しをすればいいのだと、私は思います。
少なくとも、私があおいさんの友達だったり、親だったりしたら、そのほうがずっと嬉しいですよ。
無理をして身体を壊されたり、心を擦り減らせて病気になってしまったりするよりは、ずっとずっとそのほうが嬉しいです。

私にも、とても苦しんでいたのに助けられなかった家族がいましたから、特にそう思うのですけど、あんな思いはもう誰にもしてほしくないし、させたくありません。
ですからぜひ、ご自身にはもっともっと甘くしてあげてほしいなと、私は思うんです。

それからあとひとつ、あおいさんの書かれた言葉の中で、私が気になったことがあります。
それは「多くを望まず」という一言です。

あおいさんはどうして「多くを望まない」のでしょうか?
多くを望むのは「贅沢だから」でしょうか、「我が儘」だからでしょうか?
もしかしたら、「私には、分不相応だから」とか、「私にはそんな価値はない」などという感覚をお持ちなのではないでしょうか?

文面から感じられるのですが、あおいさんはとてもまじめで自分に厳しく、ストイックで責任感もある方だと思います。
心配をしてくれる友人やご家族もいらっしゃるし、いろんな人に甘えてしまっている、と書かれています。
それはつまり、たくさんの方があおいさんを気遣い、大事にしたいと思っていてくれているということだと思います。

愚痴を言ったり、甘えてしまうこと、それらは「周囲に迷惑をかけている」のではなく、「周囲から愛されている」ということです。
それだけあおいさんがご家族やご友人から愛されている、ということであり、そしてあおいさんはその愛に値する存在だということです。
もっと多くを望んでもいいし、是非それを手に入れて欲しいと、周りの方たちは思っているのではないでしょうか?

あおいさんには「愛される価値」があり、「愛されるにふさわしい存在」です。
ですから今は、それを素直に受け取って、ただ「ありがとう」と伝えるだけでいいのだと思いますよ。

もうひとりでは頑張れないのなら、どうか勇気を出して、誰かを頼って、甘えて下さい。
誰かに、あおいさんを助けさせてあげてください。
それを待っている人も、喜んでくれる人も必ずいるはずです。
そしてできるなら、時間を取ってご自身をゆっくりと休め、労わってあげてくださいね。

以上、少しでもお役にたてれば幸いです。

周りを頼ることにどうしても抵抗がある場合には、よろしければ、初回無料の電話カウンセリングをご利用下さいね。
時間でしたら、予約センターにご相談いただければ、ある程度は調整が利きます。

あおいさんが少しでも楽になり、ご自身の望む人生を手に入れられますよう、心よりお祈りしておりますね。
ご相談、ありがとうございました。

三枝 みき

この記事を書いたカウンセラー

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