社会的罪悪感を抱えた自分が許せない

相談者名
プライド
初めまして。僕は昔、ある食品業界で現場作業してたものです。そこでは外国から輸入したものを、国産モノの箱に詰め替えてお客さんに出荷する仕事を担当してました。会社は「この業界どこでもやってるよ。ウチだけがやってることじゃない。当たり前のことじゃないか!!」と言って聞きませんでした。これって商品を信頼して買ってもらうお客さんに対する背任行為じゃないですか。今はその業界を辞めました。まるで天にツバをはくような、悪魔に魂を売るような感じがしてイヤになったからです。そこは立派な名も通ったカタギの会社ですよ。向井さんのブログやプロフィール・エクササイズも見たけど、こんな悪意ある反社会的行為をして生きてきた自分がイヤだし、許せません。罪悪感を抱えたまま一生重荷を背負ってお墓に入らなきゃいけないなんて、まるで裏仕事をして生きてきた人みたいで自分が汚らわしく感じます。どうしたらいいのかわかりません。僕の罪は許されるときが来るのでしょうか?
カウンセラー
向井康浩
プライドさん、はじめまして。
向井康浩と申します。

ブログやプロフィール・エクササイズ見ていただいてて光栄です。
どうもありがとうございます。

このジャンルを無料相談で伺う機会が少なかったので、自然と力が入ります。
よろしくお願いいたします。

もう御想像はつくと思いますが、私も昔ある食品業界で似たような経験をしたことがあります。

その後現場を離れて、その業界が同様の問題でトラブルを起こしたニュースが報道されたことがありました。

その時(4~5年くらい前かな)には、ニュースを見るだけで頭や胸をかきむしられるような思いをしたことがあります。

働いてるものとして、会社の業務命令には逆らえない、仕事だからやらなきゃいけないとわかってたとしても、、、。
「お客様を裏切った」感情は、互いに相反するものなので葛藤があったんじゃないでしょうか。

>天にツバをはくような、悪魔に魂を売るような感じ

プライドさんがおっしゃるこの罪悪感のイヤな感情は、かつての私の感情をも代弁してくださってます。

「一度手を汚したら、もう二度と引き返せない。」とか「人として最低の堕(お)ちる所まで堕ちてしまった。」とか。
「こんな目にあわせた勤め先を許せない。」とか。

同時にこうもお感じだったと思います。
「キレイごとだけではやっていけない。ならば、生きていくために避けられないなら現状を受け入れよう。」ともね。

開き直って、割り切りながら、業務を続けてきた。
でも、自分の気持ちにもうウソがつけなくなったのは、、、あなたも同じなのかもしれませんね。

>僕の罪は許されるときが来るのでしょうか?

そうですね、そのお勤め先をやめてどれくらいたったのかはわかりませんが、、、。
プライドさんは、もう十分苦しまれたんじゃないですか?

御自分をいっぱいいっぱい責められたんじゃないかな?

もうおひとりで抱え込もうとしないで下さい。

あなたが抱えたものを差し出してください。

とは言っても、世間体や人目もあるので、なかなかお話しにくい内容なのもこのジャンルだと思います。

勇気がわいてくるまで必要な場合もあるかもしれません。

その場合は、、、どうかあせらないで下さいね。

もし心の準備が出来たら、いつでもご連絡ください。

私共のお約束事に明記の通り、秘密は厳守しますので安心してお話くださいね。

これまでの御自身を悔い、過去の中に生きていかれるのも、確かにひとつの生き方かもしれません。

しかし、これからのプライドさんが未来に向けて生きていくエネルギーを傾けていけるように。
そんな応援をして差し上げられたらと思います。

それでは失礼いたします。

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