研究室での環境について

相談者名
ギフト
体質の問題により研究室を移りましたがなじめません。

私の発表資料を作成していて、アドバイスをいただきましたが自分なりのポリシー(理由)を話すと逆らっていると言われたり、落ち着きがないけど障害者か、と言われたりしました。知らぬ内に飲み会の日程変更がなされたり、その飲み会の席で、私が喋っていても、私の会話相手の隣の人が途中から話しかけてそっちで盛り上がったりします。

研究のやり方について聞いても、マニュアルみろとしか言われなく、専門用語が多すぎて理解できてません。聞いても自分で調べるものと諭されます。教授にも簡単なことは聞かないほうがいいと言われて八方塞がりでした。

私の所属している研究室では自分で探してきた英語論文の発表を行います。ビギナーの私にとって検索した論文はとても難しいもので、締切を一週間延ばして頂きましたが締切に間に合いませんでした。教授から研究室に来てほしいと言ってるわけではないと言われました。周りからは、ここが分からないと相談していたにもかかわらず、回答でなく、余計な茶々を入れられたりしました。そして、この内容は自分で調べるもので理解してるのかと言われたり、勉強の意味を理解してる?など言われました。確かに自分で調べるのは正しいと思いますが、あまりその研究の基礎力がない私にはつらいものでした。最終的に締切を守れなかったことについて、嘘つきか?と言われたり、あいつ全然理解してないと言われたりしました。いろいろ言われた後に、私が訳していた論文を教授に見せると「君なら一か月以上ずっと調べ続けても理解できないくらい難しいやつだよ、もっと簡単なのを選びなよ」と言われました。

英語ゼミが数分行われるのですが、私はそのゼミで怒られることを繰り返していました。数か月経ち、ゼミに行くと心拍数が上昇するのを感じ、何かを突っ込まれると口の中が異様に乾燥するということを繰り返してました。次第に突っ込まれると喋れなくなり、泣いてしまいそうになる自分に気づいていましたが、遂に泣きました。

周りの人に不信感が募っていってます。

恥ずかしい話ですが私は変に緊張する毎日のゼミや普段の授業によるストレスのためか研究を全くしていません。これから就活が始まりますが心配です。

こんな私はどうしたらよいのでしょうか。

カウンセラー
なかつまともみ
はじめまして、ギフトさん。
今回担当させていただきます、なかつまともみと申します。
どうぞよろしくお願いいたしますね。

研究室で辛い目に会われているとのこと。
とても悲しくて怖い目に会われているのですね。
どうぞ、まずは誰も攻撃してこない、安全な場所で
ゆっくりと深呼吸をしてくださいね。

ギフトさん、大丈夫です。
誰もギフトさんを傷つけることは出来ないのですよ。

少しでも落ち着かれましたでしょうか?
しっかりお腹の底から深呼吸して、
落ち着いたと感じられたなら、続きを読んでくださいね。

さて、ギフトさんの悩みのうち、
「研究が進まないこと」と「これからの就活のこと」は
きっと「研究室に馴染めないこと」が大本になっていると思います。
ですので、これが解決してしまえば
特に問題にもならないですよね。
一つひとつ落ち着いて片付けて行きましょうね。

幾つか質問させてくださいね。
>体質の問題により研究室を移りました
とありますが、
この移った先はギフトさんの本当にやりたい事(研究したかった事)と
外れてはいなかったですか?

人は「本当にしたい事」でないと、
なかなかモチベーションが上がりません。
上がっても、その状態を一定期間保つことは難しいと思います。
なおかつ、あまり周りの助けがもらえる環境でなければ、
その研究が「難易度:ベリーハード」になっても
仕方がないと思います。
今一度、ギフトさんの心の奥底に
「今取り掛かっている研究は本当にしたかったことか、
もし、本当に研究したかったことが別にあるのなら、それは何か」と
問い合わせてみてくださいね。

次に、その研究は、
本当にその研究室でしか出来ないものなのでしょうか?
詳しい研究内容について書かれていませんので、明言はできませんが、
例えば他の研究室や、他の大学の研究室、
場所を大学に拘らず、企業の研究室などで出来たりしませんか?
さらにもっと視野を広げて、日本の大学ではなく、
海外の大学で出来たりしませんか?

世界は可能性で満ちています。
ギフトさんをイキイキと活かせる場所は沢山あります。
「馴染めない」と思って辛いというのは、
大抵「自分らしさ」を殺して、その場に自分を馴染ませようと
無理をしている事がほとんどです。
確かに、TPO…時と場所、場合に応じた振る舞いが必要なこともあります。
しかし、今のギフトさんに必要なことは
自分を殺してその場に馴染ませるのではなく、
自分が自分らしくいられて輝ける場所を探すことだと思います。
「自分らしくいられる場所は何処か」を
考えてみてくださいね。

さて、最後にお聞きしたいのですが、
ギフトさんの中に
「この研究室に馴染んで単位をもらい、卒業せねばならない。
そしてその卒業までに就職先を決めねばならない」といった
強い概念はありませんか?
確かにパッと見、それが「普通」で「みんなやっていること」に
思われるかもしれません。

しかし、実際この通りに進んでいる人って
どれだけいるのでしょう?
そして進んだ先で、幸せを感じている人って
どれだけいるのでしょうね。

「この方法しかない!」と思い込んでいる時、
八方塞がりのような感覚に陥りやすくなります。
問題に頭を突っ込んでいる時、
狭いダンボールに頭を突っ込んでいるみたいに
他の方法があることまで頭が回らないのはよくあることです。
焦った時程、ゆっくりと。
深呼吸を意識してみてください。
そして、他の方法があることを信頼してみてください。

そして、これが一番大事だなと思うことがあるのですが、
「一時撤退(もしくは中断)を良しとする」事です。
人生山あり谷あり。
体調を崩す時もあれば、
情緒的に不安定になる時もあります。
その時はちゃんとお休みすることを
ご自分に許可してくださいね。
一時撤退することで、道が開けることだってあるのです。

あと気になったのですが、ギフトさんに投げかけられた言葉で
幾つか、研究に関係ない、
人格を否定するような言葉が見受けられました。
これは決してギフトさんが享受すべき言葉ではありません。
そこはしっかり線引をし、
毅然とした態度をとれるようになっていきましょう。
このギフトさんの「自信の無さ」は、
もしかしたら大学生になるもっと前から
パターンとして来ているのかもしれませんね。
良かったらその辺りのことも含めて
初回無料など利用していただいて、
お話聞かせて頂ければと思います。

大学の研究室というのは、案外
封建的になりやすいと聞いたことがあります。
学生として経済的に厳しく、
定期的にカウンセリングを利用できないようでしたら、
ほとんどの大学には「学生相談室」があると思います。
そういった所を利用してみてくださいね。
実は私も、大学生の時は常に何かに悩んでおり、
「学生相談室」の常連さんだったんですよ☆

ギフトさんが今、悩んでいることは、
必ず、後のギフトさんの強みになります。
お名前の通り「ギフト(才能)」になります。

例えば、
誰かに物を教える時、何処でつまづきやすいかわかる、とか、
不安でいっぱいの人をどうやったらフォローできるか、とか、
研究室でいわれのないいじめを受けている人を
どうやってサポートするか、とか。
これはほんの一例です。
世界が可能性で満ちているように、
ギフトさんにも可能性が溢れているのです。

ギフトさんの目の前がもっともっと明るくなりますように、
そしてギフトさんの才能がドンドン開花されますよう
心からお祈り申し上げます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

この記事を書いたカウンセラー

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