大切に育てていたペットが天国へ

相談者名
さくら
はじめまして。
昨日、不慮の事故で、大切に育てていた子猫が天国へ行ってしまいました。
生まれたばかりで目もまだ見えないウチ捨てられていた子猫ですが、縁があって我が家にやってきました。
たった5ヶ月間の短い命でしたが、夫婦二人でたくさんの愛情をかけてあげることができました。
その子猫からもたくさんの幸せをたくさんもらいました。
ただ、お風呂場での不慮の事故、それがあっという間の出来事だったので(ほんの1,2分のこと)、まだその現実を受け入れることが出来ないでいます。
いなくなってしまった寂しさを口に出してしまうと、さらにいない寂しさが強まってしまうようで、、でも思い出の話もしない状態だと、そのまま大切な子猫のことを忘れてしまうのではないかと思い。。。
なんでもない毎日が、実は幸せを形作っていることに気がつきました。
ペット装も行い、天国へ行く道を作ってあげることは出来たかなぁと思っています。
この悲しみは、時間が解決してくれるでしょうか?
カウンセラー
木村祥典
さくらさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

大切に大切に育てていた子猫を失ってしまったのですね。
たくさんの愛情をかけていた分だけ、子猫がいなくなってしまって心にぽっか
り穴が空いてしまって、そこに悲しみや寂しさが入り込んでしまったようですね。
僕も昔ペットを飼っていて死んでしまった経験があるので、僕なりにですが、
その辛さは理解できます。

ご相談をいただいた前日に亡くなったのですよね。
その現実を受け入れることができないのは、当然と言えば当然だと思います。
なぜなら、さくらさんは、それだけ深くて大きな愛情で子猫を愛していたわけ
ですから。
辛いことですが、愛情が大きな分だけ、悲しみも大きくなってしまい、それは
受け入れ難いものになってしまいます。

だから、今、さくらさんの心が感じていること、今のさくらさんの心の状態を
否定せずに、そのままの状態であることや、感じていることであることに許可
を出してあげてもらいたいなと思います。
それが難しくても、うまくできなくてもかまいません。

どうしてこのようなことを書かせていただいているかというと、子猫は不慮の
事故で亡くなってしまったということですが、そのことに関してさくらさんが
自分自身をとてもひどく責めてしまっているような感じがするからなのです。
極端に言うと、まるで自分が手を掛けて殺してしまったかのように…

だけど、それは真実ではありません。

真実でないことで苦しむ必要はまったくありません。

悲しくないわけでもありませんし、辛くないわけでもないのですが、自分を責
めてしまう事で、さくらさんだけではなく、さくらさんのまわりも辛くなって
しまいます。

ちょっとまわりを見回してみていただけませんか?

ご主人さんは、子猫を失ってどんな様子ですか?
さくらさんと同じように、喪失感や悲しみや寂しさを感じて辛そうではありま
せんか?
そのご主人さんを見て、さくらさんはどんな気持ちになりますか?
さくらさんの中にある辛さが大きくなってしまうような感じがしませんか?

それと同じように、さくらさんのまわりにいる人達も、さくらさんを見てその
ように感じてしまいます。
それは、天国に行ってしまった子猫も同じなのではないかと思います。

もし、天国に行ってしまった子猫が、雲の上から今のさくらさんを見ていたと
すると、子猫は何を感じるでしょうか?

「私がお風呂場に行っちゃったために、さくらさんがこんなにも苦しんでいる…」
そんなふうに、子猫が自分自身を責めてしまっていたとすると、それは、さく
らさんの望んでいることではないと思います。

子猫が安心してさくらさんのことを空の上から見守ることができるようになる
には、どんなさくらさんになればよいでしょうか?

それに正解はありませんのでどんなものでもいいのですが、参考まで一つ提案
させていただきますね。

さくらさんが子猫と過ごした5ヶ月の間でその子猫からもらったもの、愛する
ことの喜び、なんでもない毎日でも幸せを感じられること… それを受け取っ
て味わって楽しむ姿を見せてあげるというのはいかがでしょうか。

さくらさんが子猫以外の動物や草花や人などにそれを感じることができて、幸
せで喜びあふれる日々を送る、そんな目標を持つことで、時間が解決してくれ
るのを待つよりも能動的に乗り越えることができます。

心にぽっかり空いてしまった穴に、そういった喜びや幸せ、子猫に対する感謝
といった気持ちを入れることができるといいですよね。
子猫が5ヶ月の命を懸けてさくらさんにもたせしてくれたもの、大切に出来る
といいですよね。

そうした心の整理のお手伝いが必要でしたら、私達カウンセラーは喜んでお手
伝いさせていただきますので、よかったらご相談くださいね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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