満身創痍

相談者名
レルル
私がひとりぼっちなのはわかってます。
孤独なのはわかってます。
孤立無援なのはわかってます。
そんなことは自分が一番良く理解しています。
なので「お前は誰にも相手にされてないんだよ」という奴を、
差し向けてくるのは、いいかげんやめてください。
余計に傷つきます。

私が精神障害者なのはわかってます。
精神が異常なのはわかってます。正常な精神をしてないのはわかってます。
「ちゃんとしろ」と暴言浴びせられますが。ちゃんとできるなら精神おかしくなりません。
なので、「みんなお前のことをアホと思ってる。」という奴を、
差し向けてくるのは、いい加減やめてください。
そんなに私を苦しめて楽しいですか?

私がぼんくらなのはわかっていあます。
なんのとりえもないダメ人間なのはわかっています。
なのでわざわざ、「のび太以下」などど、追い打ちをかけるのはやめてください。

私は幸せになっちゃいけないのはわかってます。
仮に不老不死になることがあっても、幸せには無援というのはわかってます。
なので「お前は幸せになる資格はないんだよ」と言う奴を、
差し向けてくるのは、いい加減やめてください。

私が醜い顔なのはわかってます。女にもてないのはわかってます。
恋愛はおろか、片思いすら許されないのはわかってます。
なので、「あの顔で女にもてると思ってる。アホや」という奴を、
差し向けてくるのは、いい加減やめてください。

私は弱い立場の人間です。ですので何かあればここぞとばかりに、
私に敵意を丸出しにし、責め立ててきます。

今、私が苦しんでいるのは、
これは神様が私が犯した過ちへの罰なのでしょうか?
罰を与えて私を幸せにはしてくれないのでしょうか?
ならばどうして、私を傷つけてたりバカにした人間は、幸せにするのでしょう。
何も罰を与えないのでしょう。
私を傷つけた事に対するご褒美なのでしょうか?

カウンセラー
なかつまともみ
はじめまして、レルルさん。
今回担当させていただきます、なかつまともみと申します。
どうぞよろしくお願いいたしますね。

レルルさん、今のお加減はいかがでしょうか?
心の流血は少しでも止まりましたか?
大掛かりな治療や手術をするには
それなりの基礎的な体力が必要だとお聞きします。
心もそうだと思います。
もし、まだ波風がきつく、
少しの刺激でも痛く感じるようなら
できるだけ刺激から離れて、
休息をとられることをオススメします。

大丈夫です。
焦ることはありません。
時間は誰にでも平等ですが、
その質は自分次第でいかようにもできます。
今すぐにレルルさんに必要なことは、
静かな環境と時間だと思います。
レルルさんの最善の時に、
最善の癒しや許しが来ることを信頼していてくださいね。

独りでいるということを恐れないでくださいね。
「孤独」「孤立」とは違います。
「独り」という時間は、
人と関わっている時間と同じぐらい、
自分という人間を理解するのに必要な時間です。
癒しは理解から始まります。
どうぞ疲れてしまった自分へ大事な時間を取ってください。

一息ついて心を鎮め、
攻撃や暴言を吐くうるさいエゴの声には耳を貸さず、
レルルさんの内側に眠っている
「叡智」や「愛」の声を聞く事に集中してみてください。

「叡智」や「愛」はどんな人の心の中にもあります。
ただ、自分の内側にあるといっても
めちゃくちゃ声が小さいので、聞き取るにもコツがあります。
聞き分け方は、
エゴはレルルさんの顔から笑顔を消してしまう事を言います。
愛はレルルさんの顔色に血色を取り戻させます。
「そんな馬鹿な!」と思うような提案をしてきますが、
それを想像すると、ワクワクしてくる…そんな声です。

もちろんレルルさんを攻撃してくる人の中にも
愛の声はありますが、
自分の内側の愛の声を聞くのも難しいのに、
他人の愛の声を聞くのは………もっと難しいと思いませんか?

どうもレルルさんの信仰している神様は
スパルタが過ぎるようです。
基本的に神様というものは、私達がその身に負える以上の
「愛という名の試練」は与えません。

しかし、レルルさんの神様は、レルルさんに
「いや、あんたやったら
この子の孤独がわかってあげられるやろう」とか
「この子に緩むことを教えてあげられるやろ」とか
「この子に背伸びすることを辞めさせたって~」とか
「この子に幸せを教えたって~な」とか
「この子に『真のイケメンとはこうだ!』
というのを教えたり!!」と
まぁ、次から次へと宿題を出しているわけです。

人間の私から見ても「ちょっと!神様それやり過ぎ」と
突っ込まずにはいられません。

しかしそれ、本当に「神様」なのでしょうか?

おかしくないですか?
ちょっとミスしたぐらいで神罰を下すなんて、
私なら「うっわ神様、心せまっ!」って思います。

過ちは正せばいいんです。
罰を受けなければならないなんて、大嘘です。

実際、レルルさんに攻撃を仕掛けた人たちが神罰を受けて、
レルルさん以上に不幸な状況になったと思ってみてください。
きっとレルルさんはこう思うに違いありません。
「私が願ったから、神罰が下ったんだ!
私はなんて恐ろしく傲慢な人間なんだろう!!」
レルルさんはご自分を責めてしまうでしょう。

レルルさんは人が抱える孤独を理解し、個性を尊重し、
過ちを許し、幸せを願える素晴らしい方なのでしょう。
平和を愛し、真の優しさを身につけている人なのでしょう。
だから、それを試すようなことばかり起こるともいえます。
しかし、満身創痍の今、
そんな試練ばかり起こる戦場にいることは危険です。

どうぞ一度身を引いて
「許されることを自分に許してください。」
「幸せになることを自分に許してください。」
勇気ある撤退も必要なのです。

レルルさんは
例え私に許されても、
敵対していた人たちに許されても、
神に許されても、満足なさらないと思います。

人は、一番、自分自身が許せないのです。

少しでもレルルさんの心の苦しみが癒され、
許しの道に進まれますよう、お祈りいたしております。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。

この記事を書いたカウンセラー

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