恋愛の縁を取り戻す(3)~隙を無くしてしまう裏にあるものは~

遠慮をしすぎてしまう裏には、自立の心理が影響していることがあります。

負担になりたくない気持ちや、迷惑をかけたくない気持ちが、遠慮をさせてしまうようです。
また、甘えた経験や、頼った経験が少ないと、どう甘えたり、頼っていいか分からず、
結果的に、好意を受け取れなくなってしまうことがあるようです。
受け取ることを意識して練習をしてみるといいかもしれませんね

●隙をなくしてしまう心理

遠慮のしすぎで相手の好意を受け取れないと、相手が近づこうとする隙や、親
しくなろうとする隙、愛させる隙が無くなってしまいます。

隙を開けておくために、相手の好意を受け取ることは大切です。

自立心が強いと、知らない間に隙のなさを作ってしまことがあります。

自立心が強い方は、人の負担になると感じることや、人の迷惑になると感じる
ことが、とても嫌いです。

すると、『もしかしたら、相手に負担をかけてしまうかも?』と、負担になっ
たり、迷惑をかけてしまう可能性の臭いがすると、遠慮をしてしまうんですね。

この臭いには、とても敏感です。

その遠慮が相手の好意を受け取らないことに繋がってしまうことがあるんですね。

ですんで、私は人に負担をかけたくないとか、人に迷惑をかけたくない気持ち
が強い方だなと思う方は、意識的に受け取ることを心がけてみられるといいと
思います。

また、あまり甘えた経験がない方や、頼ったこと経験がない方からも、
どの程度甘えていいかわからなかったり、どう甘えていいかわからずに、
つい「大丈夫ですから」と言ってしまうというお話を聞かせていただきます。

あまり甘えたり、頼ったりする経験がないと、どうやっていいかわからなくな
るのは当然ですね。

私は、甘えるとか、頼るってホント難しいと思うほうなんです。
ですんで、おしゃってくださることは、僕なりですが分かります。

トレーニングのつもりで、普段から、甘えることや、頼ったりすることにチャ
レンジしておくといいかもしれません。

その練習が、好意を持ってくれた人の気持ちを受け取ることに役立つことがあ
りますから。

甘えるとか、頼るとかが苦手なのを克服するのに、
いきなり恋愛対象となる、気がある人に 甘えてみて克服しようというよりも、
まずは恋愛対象外の どうでもいい人との関係で、甘えてみたり、頼ってみる
練習をしてみたほうが、ぶっちゃけ楽だと思うんです(笑)

気がある人を対象にぶっつけ本場よりも、どの程度甘えてみてもいいかとか、
どんな言い方で頼ってみたらいいかとか、練習をしといたほうがリスクが少ない
と思うのです。

実際、練習しといて良かったという話も聞かせてもらいます。

受け取ることや、甘えてみること、頼ってみることが苦手な方は、
普段から意識して、練習をしておくといいかもしれませんね。

>>>『恋愛の縁を取り戻す(4)~遠慮を手放そう~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。