占いってどうしてハマるの?

多くの女性は、女性に生まれた事が運命的と感じており、運命を垣間見る事が出来る占いが大好きです。

占いは、多くの場合不安や迷いがある時に使うので、望んでいる結果が出た場合には自信と元気を受け取る事が出来ます。また、望んでいない結果が出た場合でも、「やっぱりそうなのか」と執着の手放しを促進し、不安や迷いを解消してくれて結果的に元気にしてくれます。

占いにハマってしまうのは、不安や迷いが強くて誰かや何かから同意を得て安心したいという気持ちが強く働いているとき、自分でその事が決められない状況や心のパターンをつくっているときです。
占いをほどよく利用する方法は、占いの結果をただ結果として捉えて依存するのではなく、その結果を受け入れ、それと向き合って停滞している状況に流れを作るものと受け止める事です。

◎リクエストを頂きました◎
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こんにちは。最近、占いにはまりつつあります。以前はなぜみんな占いにお金を出して行くのだろうと思っていましたが、行ってみると、自分に自信が持てるような気がするのです。何か心理的な要素が関わっているのでしょうか?占いだけに頼るのはよくないと思いますが、占いをほどよく利用するにはどうしたらよいでしょうか?講座の中で取り上げてもらえると幸いです。
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占いには様々な種類がありますね。神社のおみくじから星座占い、血液型占い、四柱推命、タロット占い、スピリチュアル占いなどなど。
占いが当たる、当たらないはひとまず横に置いておいて、今日は一般的に占いと心の関係についてお話ししたいと思います。

○女性は占いが大好き!

テレビ番組などで人気の占い師さんが取り上げられていたりします。そこに並んでいるお客さんの殆どは女性ですね。
あるいは、占い関係のホームページをご覧いただいてもおわかりいただけると思うのですが、圧倒的に女性向けが多いですね。男性専用の占いページは未だお目にかかった事がありません。
占いが大好きなのは、女性の方が圧倒的に多いのですね。

ではなぜ、女性は占いが大好きなのでしょうか?
女性は、たとえば「白馬に乗った王子が私を迎えに来る」やシンデレラの物語のように「王子様の遣いの者がガラスの靴を持って私を探しに来る」というように、運命が私を左右するといった運命論的な気持ちが男性に比べて強いのです。

これは、小さい頃から女の子として教育を受けたという側面もありますが、深層心理では「男性にあるおちんちんを私は持っていない、だから私は不完全」と感じるエレクトラコンプレックスに由来しています。もちろん、女性が不完全だなんて、真実ではありません。でもそう感じて、そんな女性として生まれたのは私の運命なのだと思ってしまうのですね。ここから、女性の運命論が始まるのです。
運命とは自分で決めるものではなく与えられるものという考えになりますから、その結果は神のみぞ知るという事になりますね。それで、運命を知る方法として占いが大好きなのです。

○占いはビジョンを与え、執着を切る

占いでもしてみようかなぁという時には、多くの場合何かに迷っていたり、不安があったりする場合が多いのではないでしょうか。占いから何らかのヒントを得たいと思っている場合ですね。

もし「もう彼との仲は駄目なんじゃないか」と思っていて、どうなるのかと占いをしたとしましょう。
占いの結果「まだまだ大丈夫、うまくいくよ」とポジティブな結果が出たとしたら、とっても嬉しいですね。不安が軽くなって元気になります。自信がつきますね。
占いの結果「彼との仲はうまくいかない」とネガティブな結果が出たらとしたら、表面上は「そんなことない」と占いの結果を否定したくなるかもしれません。しかし、心の中では「やっぱり駄目か」とどこかでわかっていて、彼を諦める背中を押したりします。もともと占いが大好きな人は運命論者ですから、結果を受け入れやすいという側面もありますね。その結果、その彼に執着しにくくなって手放しやすくなり、早く元気になる事ができたりします。

このように占いは、どんな結果であってもその人にビジョンを与えるか、執着を切って自然な状態に戻してくれます。いずれも結果的に不安や迷いは解消されて、自信や元気を取り戻す事が出来るのです。

○占いにハマってしまうそのわけ

人間は、こうなって欲しいという事に自信が持てないと、誰かや何かから同意を得て安心したいという気持ちになります。
そして、それが手軽に実現できるのが占いなのですね。
神様が存在するかどうかは別にして、そんな存在からの同意を得たいと思います。
そして、何度も何度も納得のいく結果を求めて占いにハマリます。
また、例え占いで望んでいる結果が出たとしても、不安や迷いが強ければ強いほどその持続力は弱く、それがぶり返してきますから、また占いで安心感を得たいと思うのですね。

また、自分で決める事ができない事を誰かに決めてもらいたいと思う事もありますね。
自分で決められないときというのは、そのいずれもが満足のいく内容ではないという状況や自分で決めてその結果の責任を取る事が怖いとき、自分の選択を信頼していないときなどです。
このような状況や心のパターンがあると占いにハマってしまいます。

○占いをほどよく利用する方法

何度も何度も占いを繰り返していると、異なる結果が出ることもありますね。
そうすると、どう解釈していいのか混乱してしまいます。
先ずは占う前に、具体的に何を占いたいのか(例えば「彼の気持ち」であったとすると「彼の誰に対するいつの気持ち」など)をはっきりさせます。

そして、どれぐらいの間隔で占うかを予め決めてから占い、どんな結果であってもそれを受け入れます。
そしてその結果をどう感じるか、ゆっくりと自分自身と向き合ってみてください。
その占いの結果でどう感じるかは、あなたの感情です。
同じ結果でも、異なる感情を感じる人はたくさんいます。
なぜ私はこう感じるのだろうと見つめてみる事で、あなた自身が抱えている心のパターンや問題を形作っているものが見えてきます。

たとえば、自信のない私、人を信じていない私、依存的な私、愛されたい私、与えたい私、暖かさが欲しい私・・などなど。
そうすると、やがて今抱えている不安や迷いから脱却するためには何が必要なのかが見えてきます。また、それでなければならないのかが見えてきます。自分が楽になるための方向性が見えてくるのですね。
そうすると運命は与えられるものという占いが、運命は変えられるものに切り替わります。

このように、占いの結果を結果として捉え、それに依存するのではなく、占いの結果は停滞している状況に流れを作るものと受け止められると、ほどよく利用することが出来るようになるのではないでしょうか。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大谷 常緑

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。