だめんず(ダメ男)にハマってしまう心理(4)~デキる女の落とし穴~

自立的でキラキラ輝いていて何の問題もなさそうな女性が、周りからも「なぜ、彼?」と疑問を呈されるような“だめんず”と付き合い、離れたくても離れられなくなっているケースによく出会います。

よくよくその心理を見ていけば、「そういう恋愛をせざるをえない事情」が心の中にあるようなんです。すなわち、ダメな自分を抑圧している分だけ、ダメなことをしている人に怒りと安心感を感じたりするのです。手放し方も含め、人の深層心理を解き明かします。

3)優秀な女性ほどハマりやすい?抑圧した“ダメな私”を投影?

さて、3つ目のケースは、家族や友だち、周りの人から「何であんたが彼と?」と言われるパターンです。

自立的でバリバリ仕事をして、女性からの憧れも強く、不倫希望者の既婚者が行列を為し、きらきらと美しく輝いている彼女が、なぜ?彼と?というパターン。

優秀な彼女のことですから、頭では重々承知なんですね。
でも、なぜか、別れられず、放っておけず、むしろ、振り回されているんですね。
「彼と居るときの私は、ふだんの私じゃなくなってしまう」
そう感じている方も少なくないようです。

前回紹介したケースと心理的には共通することも多いのですが、切り口が違うので、3つ目のパターンとして紹介させていただくことにしました。

ビジネスや人間性でとても優秀な方、目標持ってバリバリ頑張ってる方、周りから賞賛されるくらいの業績を残される方等々、羨む人も少なくない方々の内面には、多く、表の世界では表現できないネガティブなマインドが抑圧されていることも少なくありません。

「リーダーなんだから弱音は吐けない。こんなところで負けてられない」
「怖いけれど、そんなこと言ってちゃダメ。勇気を出して前に出なきゃ」
「みんなの手前、恥ずかしいことはできない。シャンとするのよ、私!」

もしあなたがそういう風に思ったとしたら、奮い立った心の底に、それぞれ「弱い自分」「怖れ」「恥ずかしさ」は抑圧されるのです。

もちろん、1回きりならばそれほどの影響はありません。
でも、日々そういう風に生きてきたとしたら、抑圧された弱い感情はどんどん膨れ上がって行くのも想像できますよね。

だから、あなたは心の奥では「本当の私は弱い人間で、怖がりなんだ」と思っています。
しかし、「そんな自分を出したら、私が私でなくなってしまうし、周りの人を失望させてしまう。だから、そんな自分は隠しておかなければならない」と思うわけですね。

でも、それって本当は苦しいところですよね?
本音としては「そりゃあ、私だって時には誰かに甘えたいし、弱いところを思い切り出してよしよししてもらいたい」と思うけれど、できないんです。

そんなあなたの前に、弱くて情けない男性、すぐあなたに頼ってくるような甲斐性のない男性が現れたとしたらどうでしょう?

まず、むかつきます。(シャドウですから)
あなたが禁止してる分だけ、めっちゃむかつきます。

しかし、むかついた分だけ興味を持ってしまいます。気になるわけです。
すると、むかつくんだけど、何か羨ましい、という感情、すなわち、嫉妬に似た感覚を心の中に抱きます。
また、“だめんず”の中には純粋だったり、調子が良かったりする人もいますから、そうしたしがらみの無い生き方にすごく興味を持っていかれたりするんです。
すると、急速に惹かれます。信じられないくらい早く。

それは抑圧しているネガティブな感情が強ければ強いほど顕著です。

つまり、『自分ができないことをしている人に憧れを抱く』心理ですね。
彼に自分を重ね合わせ、彼が“だめんず”である分、自分のダメな部分が許され、認められ、それが、癒されるように感じられるのです。

すると、これはあなた自身のマインドを解放しない限り、ずっとそんな彼とお付き合いを続けなければいけなくなりますね。

だから、離れたいんだけど、離れられない、別れなきゃって分かってるのに、全然別れられない、恋愛になっていくんです。そうなると、離れたときの自分がどうなってしまうのか、すごく不安に感じられる方もいらっしゃるんです。

この辺の話を友人にすると「あんたらしくない。どうかしてるよ。周りが見えなくなってるんじゃない?」などのお小言を頂戴することもあるでしょう。
冷静な自分はそれも分かるんですけど、彼ナシではいられなくなるんです。

しかも、付き合いが長くなると、そんな風にあなたが抑圧している部分を見せてくれる彼に対してだけは、他の人には決して見せない自分を曝け出せるようにもなっていきます。
クールビューティな彼女が、彼の前では怒りをむき出しにしたり(そりゃあ、むかつくところは一杯ありますから)、常にアクティブに動いている彼女が、彼の前では引っ込み思案になって言いたいことが言えなくなったり。

つまり、彼を通じて、抑圧した感情を解放しようとしているようなものです。
不思議なことではありますが、心はそうした動き方をするんですね。

そうしてますます離れられない存在になってしまうのです。

では、どうしたらいいのでしょう?
その素直な気持ち、自分の中にある弱さ、情けなさをオープンにしていくことが、とっても大切ですね。
いわば、自立を手放す、というプロセスです。
あなたは人のためにたくさん頑張ってきて、そして、与えてきましたよね。
そのことには自信を持てるでしょう。
そこで、少し見方を変えて、あなたが今まで助けてきた人たち。彼らはどう感じていると思いますか?

チャンスがあれば、あなたに恩返しをしたい、あなたが困っているときには力になりたい、そう思ってる方、少なくないことが分かりますか?

つまり、あなたが与えてきた分だけ、あなたに与えたい人達がたくさんいるんです。
その存在に気付き、承認できたとき、もう一人で頑張る必要がないことが分かるでしょうし、そんな完璧な存在でいなくてもいいことも分かるでしょう。

ぜひ、あなたの近くにいる仲間を信じてください。
そして、自分の中の弱さや怖れ、不安をぜひ、シェアしてみてください。
全員とは言いませんが、あなたの真実の友だち、仲間の存在が見えてくるはずです。

以上、3つのケースを3回に分けてお届けしてきました。

“だめんず”にハマってしまう心理にも、ちゃんと意味があり、目的があり、役割があるんです。

そこに気付き、受け取っていくことで、彼らを手放すこともできますし、逆に、もっと愛してあげることもできますし、彼らの成長を促すこともできるようになっていきます。
(何も“だめんず”とは別れなさい!というつもりはありませんから)
お役立ていただけたら幸いです。

(完了)

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