愛を選択する(4)~妻に支えられた夫、コミットの力に支えられた妻~

夫を支える為に愛の選択をした女性!

悩み苦しい思いをしたご主人さんを数ヶ月かけてその愛で支えました。
数ヶ月もの間支えていた彼女もほうも感情的に大変だったのではないか?というのは、数ヶ月という長い時間を考えると容易に想像できます。その感情の安定にコミットが役にたったようです。

●妻に支えられた夫、コミットの力に支えられた妻●

前回の“愛を選択する(3)~夫を支える愛になろと選択した女性の話~”の話の続きです。

それから奥さんはそれだけ笑顔で普通にしていようと努めました。
「お帰りー。ご飯食べるぅ?」
「今日も暑いわねぇー。お風呂にする?」
そういうふうに笑顔でいることを努めるとご主人さんの顔にも笑顔が戻り、家の雰囲気が明るくなる・・・かというとそうではありませんでした。

「ああ」と暗い顔での返事が返ってくるくらいだったんです。
ご主人さんを悩ましている商売が上手くいっていないという問題は消えていませんでしたのでご主人さんは暗いままだったんですね。

主人を支えようと思って頑張っているのにご主人さんには笑顔が戻らず暗いままというのは支えている奥さんにとっては無力感を感じます。

しかしこの奥さんがすばらしかったのは『こんなに頑張っているのに役に立たないなんて・・・』と無力感に入りそうになった時に、『私は夫に私の頑張りを報いてもらう反応がほしくってやっているわけじゃないんだ!苦しんでいる夫を少しでも支えるためやっているんだ。夫が罪悪感を抱えないためにも私は笑顔で普通にし続けよう』と思い直していったところでした。

これは自分の無力感の中にはいっていきそうになった時に、一旦立ち止まり夫への愛につながっていこうと選択していったと言い換えれます。

これができたのは自分の苦しみに意識を向けるのではなく、主人を支えよう、助けよう、その為に笑顔でいよう、夫を支える愛に意識を向けていようとコミットしていたからが大きかったようです。
普段からコミットしていたので、心が弱り自分の無力感におちいりそうになった時にでも、気持ちを切り替えやすくなっていたのでした。

数ヶ月してご主人さんの商売がうまく回り始めました。
ご主人さんの不安のもとが好転しはじめたのです。

そしてご主人さんがポツリと奥さんに「お前のおかげで救われてたんだ」と言ったそうです。
「どんなに俺が落ち込んでいても、どんなにふさぎ込んでいてもお前は俺に笑顔で接してくれていた。それによって俺は救われていたと思う」と言われたそうです。

奥さまはご主人さんがそんなことを感じてたなんてこれっぽっちも思っていませんでしたので、『こんなことを思ってたなんて!』と驚かれたそうです。
そして今までのことが報われた気持ちがしたそうです。

奥さんはご主人さんを苦しめていた商売が好転するように問題の解消に向けての助けをしてあげれてたわけではありませんでした。しかし奥さんの愛がご主人さんを支えてたんですね。

この奥さんのすばらしいところを更にあげると、この状況がいつ終わるのか、自分のやっていることは本当に夫の役にたっているのかが見えない状況の中、それでも私ができる夫への愛として、笑顔で普通に接することを与え続けようと何ヶ月もし続けたことでした。

いつ終わるのか、役にたっているのがわからない中にし続けるというのは難しいものだと思うのです。
後に奥さんにインタビューすると、これができたのもコミットしていたことが大きかったようです。

あなたも愛の選択をコミッットしてみませんか?

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。