働くことが怖い・自信がない

相談者名
リーチ
大学生で、就職活動をしていました。
過去形なのは、ある会社から内定を頂いたからです。
でも、『ここで良いのかなあ?』『不安だなあ』『もっと良いところがあるんじゃないか?』っていう思いがどんどん湧いてきています。
まる1年以上、就活めちゃめちゃ苦しかった。なのに、なんだかあっけなく内定を頂けてしまった気がして。嬉しいはずなのに、『こんなに頑張ったのに、何か報われた気がしない』という、妙な気持ちになることもあります。疲れたからいいや、なんて、そんなの逃げじゃないのか?
でも、そんな自分に鞭打ってまでしたいことなんて、あるのか?
だからと言って、妥協していいわけじゃないだろう?・・・こんな感じで、自分の中で二人の人間が喧嘩している感じ。
こういう「喧嘩」状態って、昔っからあったんです(なんかうまく言い表せていない気がするんですが)。
社会に出ること自体に、少し怖さを持っているのかもしれません。自信のなさとか。今は夏休みですし、軽作業のアルバイトをしています。会話のない職場、とりあえずお金を少し稼ぎたいな、って。でも、それが終わると、イライラしたり、不安になったり、そんな風にいらついて自信なくしている自分に愛想を尽かしたり、みたいな感じ。

何だろう、このもやもや感や自己嫌悪みたいな気分。
何かここから抜け出るすべを頂ければと思います。

(今までのように)これからも、こういう「喧嘩」みたいな感情とは、長くお付き合いすることになるんだろうな、って気がするので。今のうちにすべを身につけておかないと、働きだしてから仕事に愛想を尽かして、自分がどこかに放浪してしまいそうなので(笑)

何卒、宜しくお願いします。

カウンセラー
近藤あきとし
リーチさん はじめまして。
近藤あきとしと申します。
今回はご相談をお寄せくださいましてありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。苦しかった就職活動の中で内定を勝ち取ったのに、何故か満足な気持ちよりも
不安な感情が出てきてしまうのですね。
本来であれば、結果を出した自分を良く頑張ったなあと労ったり、
一息ついてホッと安心したりするところだと思うのですが、
それよりも、ホントにこれで良いのかなという不満感を心のどこかに感じながらでは、
せっかく手に入れた成果もちゃんと価値を感じられないでしょうし、
毎日がなんだか落ち着かなくなってしまいますよね。> まる1年以上、就活めちゃめちゃ苦しかった。なのに、なんだかあっけなく内定を頂けてしまった気
がして。嬉しいはずなのに、『こんなに頑張ったのに、何か報われた気がしない』という、妙な気持
ちになることもあります。
> 疲れたからいいや、なんて、そんなの逃げじゃないのか?
> でも、そんな自分に鞭打ってまでしたいことなんて、あるのか?
> だからと言って、妥協していいわけじゃないだろう?・・・

せっかく頑張ったのにそれが報われた気がしないというのは、
努力に見合うような満足感がなかったり、疲れただけだったなと思ってしまったり、
いったい今までのことは何だったんだと感じてしまいますよね。
リーチさんは今回のような気持ちになったのは始めてでしょうか?
それとも以前から持っていた感覚ですか?

> こんな感じで、自分の中で二人の人間が喧嘩している感じ。
> こういう「喧嘩」状態って、昔っからあったんです(なんかうまく言い表せていない気がするんで
すが)。

この自分の中の二人という感覚に気がついているというのは大きいと思いますよ。
何となく違和感としてこういうことを感じていても、それが自分の中の別々の感情の
引っ張り合いだと感じられる人はそう多くはいないものですからね。
それだけリーチさんは感受性の豊かな人だということが分かります。

さて、このリーチさんの感じる二人の自分についてですが、
私なりにこうなのかもしれないということをお話させていただくと、
リーチさんの中に周りの人たちに受け入れられる為に意識的に作ってきた自分と、
逆にこれを自分の外へ出したら嫌われたり変に思われるのではないかと思って
隠したり切り離そうと思ったあまり他人には見せたくはない自分という、
二つのマインドが同時に存在しているということなのではないかなと感じました。

分かりやすく「良い子」と「悪い子」と言っても良いかもしれません。
家族や友人に優しくしたり、気を使ったり、言う事を素直に聞いたりする「良い子」。
どうしてそうするかと言えば、その人たちに受け入れてもらったり愛情をかけて欲しいから
そうするわけです。その為に小さな頃から少しずつ周りに求められている自分として
生まれてきたマインドだと思ってください。

しかしそれはどこかで自分のやりたいことを我慢したり諦めたりして、
周りに従うような生き方になってしまうんですね。それが繰り返されて
習慣化されていくと、最後にはやりたかったことも見失い本当の自分から
遠ざかってしまったような感覚に陥ってしまいます。
これが本当の自分なんだろうか?という感覚ですね。

> 何だろう、このもやもや感や自己嫌悪みたいな気分。

リーチさんの感じる感覚が、その不自然さや違和感を表しているように思います。

隠そうとしてきた「悪い子」ですが、これは本当に悪いことをする自分ではなくて、
自由で奔放で、やりたいことを素直にやれる自分だったりもするわけです。
生き生きとしていて本当の自分を生きている自分がそこにはいるのです。

だからリーチさんは気付いているのだと思います。
今の自分は本当の自分の生き方ではないかもしれないということに。
それを今もやもや感や、不満や、自信の無さとして感じているのだと思いますよ。

> 社会に出ること自体に、少し怖さを持っているのかもしれません。自信のなさとか。今は夏休みで
すし、軽作業のアルバイトをしています。会話のない職場、とりあえずお金を少し稼ぎたいな、って
。でも、それが終わると、イライラしたり、不安になったり、そんな風にいらついて自信なくしてい
る自分に愛想を尽かしたり、みたいな感じ。

恐れという感情が強いのかもしれません。
社会に対してだけでなくて他人や周りからの評価など色々なモノに対しての
恐れをもともと感じていたのではないでしょうか。そしてそれが強い分だけ
人はより抑圧しようとしますから、我慢して抑え込むしかやり方なかったのならば、
それが先ほどの「悪い子」と一緒に心の底に沈んでいるのだと思います。

おそらくリーチさんの心の中にこれまで表現してこなかった恐れや不安・
不満・失望感といった感情がたくさん溜まっているのではないかと思います。
それらが心のスペースのかなりの割合をしめていて、それが今の余裕の無さにも
繋がっているでしょうから、先ずはそういった溜まっている感情と「悪い子」を
外へ解放してあげることをやっていったら良いと思いますよ。

自分て本当は何て感じてるんだろう?何て言いたかったんだろう?というように。
人って自分が何を感じているのかが分かると、とたんに安心したりするものなんですよね。
「そうだったんだ」って腑に落ちるんです。

そのちょっとした安心を積み重ねていくことはとても大切で、大丈夫なんだという感覚を
感じた分だけ気持ちも安定しますし、自信にもつながっていきますからね。
そうしたら本当はどうしたいんだろう?ということもいつのまにか手の中にあった、
既にその方向に進んでいたということも良くあるものです。

> (今までのように)これからも、こういう「喧嘩」みたいな感情とは、長くお付き合いすることに
なるんだろうな、って気がするので。今のうちにすべを身につけておかないと、働きだしてから仕事
に愛想を尽かして、自分がどこかに放浪してしまいそうなので(笑)

出来れば「喧嘩」よりは「仲良し」にしてあげてはどうですか?
二人の自分のどちらにも言い分はあるでしょうし、それを全部出しつくしてみても
良いと思いますよ。もうこれ以上は何も出ませんというところまで出して見てください。
お互い何が言いたかったのかじっくり聞いてみましょう。

そして二人をちょっとずつ近づけてみようと思ってください。
今まではそれぞれが遠く両端にいた関係だったかもしれませんが、
真中に近づいた分だけバランスの良い「ちょうど良い」リーチさんが感じられると思います。

「良い子」を手放して「悪い子」を解放したとしても悪い子になるわけではありませんからね。
ただ「普通の子」になるだけなんです。

どうすればいいか分からないと思ったら、どうぞカウンセラーに尋ねてください。
リーチさんが自分自身に本当に満足できる、そして未来に希望が感じられる人生を
手に入れられるようにサポートいたしますからね。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。