自分の性格はおかしいのでしょうか。

相談者名
にし
はじめまして。
最近、自分の性格を変えたい、もっともっと成長したいと思っているうちに自分を見失ったような気がしてなりません。
私は、一昨年の春から役所に就職しました。1年目はがむしゃらに頑張ってこれたのですが、2年目はいろいろ考えてしまい苦しいです。2年目で少し責任ある仕事を任されたのですが、時間が経つにつれてやりがいがなくなり始めました。大きな理由として、仕事のことについて教えてくれる方が産休で休職し、それに伴っていろいろな判断をしなければならなくなったことにより、その判断が正しいのかを事前事後に渡って考えるようになったことだと思います。
家でも仕事のことが頭から離れなくなり、家でも勉強したり、その時の対応を振り返ったりしました。お客様には絶対迷惑をかけたくはないので、的確に判断したいのですが、その判断に時間がかかってしまうこともあり、お客様の苦情をきくこともあります。お客様から感謝される仕事ではないので、その事もどこか心の奥で引っかかっているのだと思います。

休もうと思っても仕事のことが夢にも出てくるようになり、先輩等の視線も気になり始め、このことを誰にも相談できずにいます。

好きなスポーツをしていても、試合中にミスをすると先輩から注意され、仕事と同じように考えるようになりました。没頭できる趣味も無く、体を動かすことにも次第に使命感を感じるようになり、何もしたくなくなります。

いつまでも新人気分でいたくないので、この性格を直さなければと思っているのですが、ここ最近は家でも勉強する気分になれず、いつも以上に憂鬱になってしまったため、先生に相談してみようと思った次第です。

まずは自分のどこから直していくべきか、お教えいただけたらと思います。

カウンセラー
工藤絢子
ご相談拝見いたしました。
にしさんはとても一生懸命取り組む方であり、まじめで責任感もあるとても誠実な方だと思います。とっても頑張っていらっしゃると思います。性格は、決しておかしくないですよ。
ただ、今本当にいっぱいいっぱいの状態、ぎりぎりの状態で頑張ってるんだなぁということがひしひしと伝わってきます。
新入社員ではありませんが、それでもまだ2年目です。難しいことやスムーズにいかない事があっても当たり前だと思いますよ。
それに、判断を下すってとても難しいですよね。色々な条件や、お客様によって変わるのであれば、なおさらです。どこを直すべきかというご質問ですが、直すところはないと思います。ただ、気持ちの切り替えが苦手なんだろうと思います。
迷って時間をかけて考えて出した判断が、結果としてお客様の苦情を聞くことになったこともあるとのことですが、それはにしさんが悪いわけではありません。
にしさんなりに一生懸命お客様のことを考えて出した判断です。その時にできる最大のことをした結果です。わざと怒らしたわけではないんです。(もちろんスポーツでのミスもです)

ミスはもちろんしない方がいいですよね。でも、どんなに気を付けてもしてしまう時もあります。人間ですから当たり前なんです。頑張った結果、ミスをしてしまったとしても、それは悪いことではありません。ミスしたところは、気をつけるところだということだけ
なんです。
切り替えが苦手ではないかと書きました。文章で書くとこんな感じです。
「今の自分には精一杯のことをした。それで、ミス等があっても仕方ない、今更時間を戻せない。次は注意しながら精一杯しよう。」こんな感じでいいんですよ。

一生懸命してても、頑張ったところは見てもらえず、ダメだ ダメだ と叱られている状態が続けば、誰だって嫌になってしまいます。
何もしたくなくなるとありました。今のにしさんは、誰よりも頑張っているにもかかわらず、判断に時間がかかったりミスする事は、私は社会人として失格だ とばかりにずっとずっとご自分を責めている状態なんです。そんな状態であれば、何もしたくなくなって当たり前です。

会社でも先輩の視線が気になり、誰にも相談でないとありました。先輩が自分のことをどう思っている と考えていらっしゃるんでしょう? それは、にしさんがご自分をどう思っているか ということにほかなりません。

にしさんはずっと、人に親切にしなければ、人の気持ちを大切にしなければ と 人の気持ちばかり大切にされてきたのではないでしょうか?そして今までも苦しい時、今のように頑張ってこられたんではないでしょうか?今後はご自分のことを大切にしてください。

その一歩として、仕事の事が苦しいのであれば、今の状況を社内の上司や先輩に伝えることです。にしさん自身がこんなに追い詰められていて、苦しい状態で仕事をしていることを伝えることです。判断がどうしても難しい時に、一緒に考えてもらったり等、助けを求めることです。にしさんは、上司や先輩も忙しいから・・・等と考えたりしていませんか?そんなことは、にしさんが考える必要はないんですよ。
助けを求めることは、ダメなことでもありません。申し訳なく思うこともありません。助けてもらった時に感謝するだけでいいんです。

にしさんはどこを直すかではなく、ご自分の事を責めすぎている ということにまず気づいてください。そして、自分がどれだけ頑張っているか というところに目を向けてほしいと思います。

参考になりましたでしょうか。少しでもお役に立てれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

誠実にクライアントと向き合い、感じていることを代弁できる為、「話を聞いてもらうだけで『大丈夫』と思わせてくれる」「元気になれる」と好評である。自身の経験をもとに、仕事やパートナーシップ等で戦いがちな人間関係を、もっと自由に自分らしく楽になる為に、「今」できることを提案している。