自分の居場所が見つからない

相談者名
やどかり
私は36歳女性独身で、オーストラリアで9年暮らしています。会社の倒産で1年前に職を失いましたが、積極的に職探しができず悶々とする日々をすごしております。

鬱と呼べる症状はありませんが、以前のように予定を立てたり、集中して何かを片付けることができません。肉体的にはのどの奥に何か詰まったような感覚、倦怠感があり、漢方薬を摂っています。

就職活動を始めると必ず過去の嫌な出来事が思い起こされ、それが邪魔をしてコンピューターの前に座っているのに、履歴書ひとつ完成しないという状況が続いています。
特に私が気にしている二つの事柄は何度も私の思考を邪魔します。

一つ目の悩みは周囲との深い絆を保つことができないことです。彼とは9年付き合っていますが、結婚には至らず、友人達とは3-4年は親友のような近い関係が続くのですが、次第に疎遠になってしまいます。基本的に相手を100%信頼できず、自分を良く見せようするが故、浅い関係をキープしてしますようです。

二つ目の悩みは英語でのコミュニケーションに自信が持てません。仕事レベルではさほど問題ないですが、宗教的な思想に関する話や、彼が子供を持たない生き方を主張するのに対し反論できない自分。職場で自分をアピールする場面での失敗が何度も頭をよぎります。日本では社交的で面接に対する不得意意識も無かったのですが、最近人嫌いになってしまいました。

今悩むことではないことはわかっていて、気分転換にエクササイズをしているときは心が穏やかなのですが、穏やかなままコトを起こせず、実生活が機能していません。

彼は3ヶ月前に仕事をやめ、同じ思想を持つ友人夫妻と農場経営するための土地探しを始めてしましました。私は都会で身の入らない就職活動を続けていますが、いずれはどこに住むのか決めなければなりません。脳をまずクリアにしたいのです。私の心と体の「居場所」はみつけたいのです。

良い選択をするためにも、恨んだり意地悪な思考回路を何とかストップする方法をご指導ください。よろしくおねがいします。

カウンセラー
吉村ひろえ
やどかりさん、こんにちは。
今回担当させていただく 吉村ひろえ と申します。
どうぞよろしくお願いします。やどかりさんのご相談内容を拝読して、とても寂しさ・孤独を感じていらっしゃるような気がしました。
やどかりさんが人とのつながりの感覚を取り戻すお手伝いが出来れば、と思います。

さて、やどかりさんの一つ目の悩み

> 周囲との深い絆を保つことができないことです。

そんな風に感じられたのはいつ頃からでしょうか?
オーストラリアで暮らすようになってからでしょうか。
それとも、子供の頃からでしょうか。

> 基本的に相手を100%信頼できず、自分を良く見せようとするが故、浅い関係をキープしてしまうようです。

自分を良く見せたい、ということは 「素のままの私は良くない」 と思っておられるようです。
「良くない私を見せると相手はガッカリして私を嫌うのではないか?」 と相手を信頼できない気持ちになっていらっしゃるのですね。
しかし、やどかりさんが相手をそんな風に信頼出来ない前に、ご自身を信頼しておられないようです。
「ダメな私、良くない私」 をやどかりさん自身がガッカリして嫌って否定しておられませんか?
人に対して不信感があるときは 「もう傷つきたくない」 と心を守っているときです。
恋愛やお友達関係でとても傷ついたことがありませんでしたか?
もしかしたら、子供の頃ご両親に愛された、という実感を持てなかったのかもしれません。

二つ目の悩み

> 英語でのコミュニケーションに自信が持てません。

9年間オーストラリアで暮らされ、仕事レベルで問題がないほどの英語力をお持ちだというだけで英語が苦手な私などは 「尊敬に値する」 と思うのですが^^;
”出来ない私・失敗した私” にばかり目がいってしまわれてるようです。
彼に反論出来たとしても幸せは手に入りませんし、職場での失敗も誰にでもあることです。
やどかりさんは完璧主義のところはないですか?
完璧主義の人というのは 「完璧にできないことは最初から手を付けない」 ということがよくあります。
就職活動が手につかないのも完璧主義ゆえに、ということが考えられます。
実は、一見完璧になんでもこなす器用な人は 「楽観的で自分を許すのが上手な人」 が多いです。
完璧に出来なくても ”ベストを尽くせばそれでいいのだ” とご自身に言い聞かせてあげてください。

> 良い選択をするためにも、恨んだり意地悪な思考回路を何とかストップする方法をご指導ください。

やどかりさんは、誰に恨みを感じますか?
意地悪な思考回路をストップさせたいのはなぜですか?
そのような気持ちを抱くのにはやどかりさんなりの事情があったのではないでしょうか。
そして、そんな自分にストップをかけたいと願うほど、人を恨むよりも感謝し愛したい、意地悪よりも人を理解し受け入れたい人ではないでしょうか。

> のどの奥に何か詰まったような感覚、倦怠感があり・・・

これは心理学的に見ると、”本当に言いたい事が言えていない” と見ることが出来ます。
やどかりさんは誰に、なにを言いたいですか。
どんな言葉でもノートなどに書き出してみてください。
自分でも意外な言葉が出てくるかもしれません。

> 何度も私の思考を邪魔します。
> 脳をまずクリアにしたいのです。

これまで”思考”で抑え込んできた”感情”が限界に達し気づいて欲しくて”思考”の邪魔をしているようです。
感情を抑え込むには、たくさんのパワーを要します。
なので、特に何かしたわけでもないのに疲れて何もできない、ということも起こります。
抑え込んできた感情は、とても嫌な感情だと思いますがそれらに気づいて認め、感じてあげると解放されてゆきます。
怒り・悲しみ・さみしさ・悔しさ、どんな感情でもO・Kです。
『こんなに自分の感情を抑え込んで来たのだ』 と気付いてください。
やどかりさんはとても努力家で忍耐強く、いろんなことをがんばってこられたのではないでしょうか。
『それほど、自分は一生懸命生きてきたのだ』 と受け入れ認めてあげてください。

自分を認めて受け入れられれば受け入れられるほど、やどかりさんの居場所がどんどん増えてゆきます。
そしてそれは、”居場所を見つける” というよりは ”思い出す” と言った方が適切かもしれません。

よければ、カウンセリングも利用なさってみてください。
よろこんでお手伝いさせていただきます。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。