選択に責任を持ってみよう

私たちは、「責任」という言葉を聞くと、嫌な気持ちになってしまうことも
少なくはないようです。
プレッシャーが、かかってしまったり、重い荷物をまた一つ増やした感じが
したりとしまいストレスがかかりやすくなるようです。
もちろん、子供ができてパパとして、ママとして責任ができた感じがする、
だから頑張ろうとモチベーションになる場合もあります。
しかし、仕事でお給料は増えないないのに責任ばかり増えていくとか、
「責任を取ってくださいね。」と誰かから責められたりなどの嫌な経験があ
ると、その時の嫌な感覚と責任という言葉が心の中で結びついてしまい、
責任=嫌な感じ と心の中で出来上がってしまうことがあります。
そうすると責任という言葉を聞いただけで、嫌〜な感じがしてしまうのです。
そんなストレスを感じやすい言葉にとらわれがちな責任という言葉ですが、
逆にこの責任という考え方を積極的に取り入れることで、ストレスを減らす
こともできます。
それは、自分の選択に責任を持つという考え方です。
あの人がいるせいで会社に行くのが嫌になったから、会社を辞めることに
なった。
あの人があの時に私を傷つけるようなことを言わなければ、今頃別れては
いなかった、別れて苦しいのはあの人のせいよ。
というように私たちは、物事の結果を人のせいにしてしまいがちです。
確かに他人のせいという要素もあると思います。
しかし、この考え方ではストレスが溜まる一方になることがあります。
その時はこう考えてみて下さい。
会社を辞めると決めたのは私の選択なんだ。
別れを決めたのは私の選択なんだ。別れを承諾したのは私の選択なんだ。
というように物事の結果は自分の選択が絡んでいることを意識してみてく
ださい。
私たちは無意識にいろんな選択をしています。
小さな無数の分岐点に立ち、その度に選択をしてきて、その小さな選択が
つながり続けて今の自分がいます。今の結果があります。
だから、自分で選んだ選択に責任を持とうと思ってみてください。
この考え方を取り入れることができれば、ストレスを軽減できる局面が増え
てきます。
後悔という気持ちや、相手を責めたいような気持ちが出てくることが減って
いきストレスが溜まりにくくなります。
お試しください。
from 原 裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。