NOを言ってみる

お誘いを受けた時、友人に頼みごとをされた時、
せっかく買った商品やサービスに納得がいかない時、
みなさんは、前向きに断ったり気持ちを伝えたりすることができますか?
苦手!!という方が圧倒的に多いと思います。
誰だって“NOを言う”のは気持ちのいいことではないですよね。
せっかく誘ってくれたんだから。
よかれと思って言ってくれてるんだから。
相手を傷つけてしまわないかな…。
一言断るだけでも、一杯気を遣ってしまうものです。
でも、このNOを言ったらいけないんじゃないか、という考えは、
いろんな悪循環を作り出してしまいます。
「なんて断ろう…」と考えてる間に、返って連絡しにくくなってしまったり、
嫌〜な気持ちがくすぶったまま悶々と日々を過ごしてしまったり、
ひきこもってしまったり。
「悪いなぁ」と思うからこそ、思いきって言わないと伝えられなくて
ついついキツイ言い方になってしまうということもあります。
NOが言えないために抱えてしまうストレスはとても大きいものです。
もちろん、何でも否定しましょう、クレームをどんどんしましょうということ
ではないです。時と場合にもよるし、伝え方もいろいろあるかもしれません。
でも、どうしても自分の心が苦しがっている時、今の現状に納得いかない時は
NOも言ってみる勇気をもってみてください。
コツは、まず相手を信頼してみること。
これが大切です。(一番難しいところかもしれませんね。)
その事についてNOと言っても、決して伝える相手を否定している訳では
ないですよね。だから、こちら側もそう思って、相手を心配するよりも
信頼してあげる必要があります。
そして、誰かを傷つけたり悪くいうことではなくて、お互いのために、
よりよい関係をつくっていくために、という目的意識をもってみましょう。
実際にNOを言うことで、その時はお互い良い気分はしなくても、
結果として相手のためになるということはよくあることです。
NOと言うことは、相手を拒絶することではないんですね。
むしろ、前向きに相手と関わっていく姿勢のひとつでもあるんです。
『責任』という言葉は、
英語でresponsi(反応)bility(〜できる、可能)と書きます。
そう、責任=反応できること、なんですね。
YESを言うだけでなくて、NOを言えるのも反応できること、
ひとつの立派な関わりなんです。
NOを言える人は、何故かYESというのも上手いものです。
これ大好き!て心から求めることができます。
だから欲しいものを手にする確立も高いんですよ。
いつも遠慮してないかなぁ?いつも伝えることを諦めてないかなぁ?て
ちょっとチェックしてみてくださいね。
そして、たまにはNOも言ってみる、そんな選択肢も取り入れてみて下さい。
きっとあなたらしいエネルギーが外にでてくると思いますよ。
from 塩田 純子 / Counseling Service
 

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