受け取り上手になる

人生が上手くいく秘訣のひとつに“受け取れる”というのがあります。
HPの心理学講座やエッセイでも度々でてくる言葉で
耳にされることも多いかもしれません。
では、“受け取る”てどういうことでしょう?
相手の想いを大切にしてあげること。
喜んで反応してあげること。
自分の痛みよりも、相手の気持ちを尊重してあげること。
言葉で説明するのは、なかなか難しいですね。
例えば、恋人・友人・家族から、とても自分では買えないような
高価なプレゼントをもらったとしたら、あなたはどんな気分がしますか?
 「わぁ、嬉しい!!」
 「(遠慮気味に)…ありがとぅ。」
 「なんか悪いなぁ。。いいの?」
人によって反応はさまざまです。
自分の好きな人からもらったら嬉しいけれど、喧嘩した後や、
苦手な家族から貰うのはなんかなぁ、という人もいるかもしれません。
でも、もしあなたがプレゼントを与える側だとしたら、
上の三つの反応はどのように感じるでしょうか?
もちろん、「嬉しい!」て素直に喜んでもらえるのが一番嬉しいですよね。
自分の気持ちを受け取ってもらえるような気がしませんか?
それだけ喜んでくれるなら、またしてあげたいな、て思うものです。
こちらも与えやすくなりますよね。
でも、二番目三番目の反応はどうでしょう?
相手が遠慮して受け取ってもらえないと
何かこちらも悪いことをしたような気分になってしまいます。
すごく相手のことが遠く感じてしまいますよね。
私達は、痛んでいる時、ひどく自分を責めている時、
「受け取る」というのがとても怖くなってしまいます。
本当は相手を傷つけたいわけではないんですよね。
でも、自分自身を責めることに一杯で、周りの人が与えてくれ
る小さな想いを見落としてしまったりします。
でも、今日はちょっと顔を上げて、
誰かの想いを受け取ってみましょう。
勇気を出して「ありがとう。」ていってみましよう。
誰かがあなたのことを誉めてくれた時、
「そんなんじゃないから…」て遠慮していませんか?
大好きな人が「好き」といってくれた時、恥ずかしくなって
上手にそらしてしまいませんか?
なかなか忙しくて会えない彼と久しぶりにデートできる時、
いつもの不満がでてきて、せっかくの彼との貴重な時間を
楽しむこと忘れていませんか?
「そうそう、受け取ってもらえないんだよね。」て思う時、
あなた自身も、与えるばかりで、自分の価値を受け入れること
忘れていませんか?
いつも自分のことをちっぽけに扱っていませんか?
完璧じゃない!て思う時、すべてを否定してしませんか?
それはあなたにとって100%ではないかもしれないけれど、
でもほんの数%でも受け入れることができたら、
人生は必ず動いていきます。
受け取ること。
それは、あなたが愛されるだけではなくて、
周りの人を愛してあげられる力にもなります。
あなたも受け取り上手を目指してみて下さいね。
from 塩田 純子 / Counseling Service
 

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