私の癒しキャラクター

最近、私の職場に新しい派遣社員さんがやってきました。
まだ20代半ばのとても初々しい女性です。
私の隣に座っていて、私の仕事をよく手伝ってもらっていることが多いのですが、忙しいこともあって仕事以外のことはまだあまり話したことがありませんでした。
 
彼女が慣れない仕事で緊張しているのはわかるので、もう少し打ち解けたいなあと思いつつ、私とは年齢差もあるので何を話題にしていいかもわからずにいました。
 
先日、彼女が自分の机の引き出しを開けた時、キティちゃん柄のペンケースがチラッと見えました。
 「あ、キティが好きなのかな」と思った途端に思わず、
「キティちゃん、好きなの?」と聞いていました。
 彼女は、「ハイ、子どもの頃から好きなんです」と答えてくれました。
実は、私もキティ好き。親近感が倍増です。
 なんだかちょっと距離が近くなった気がしました。
「私は大人になってから、キティちゃんが好きなんだけど、キティちゃんて何を着せても似合うと思わない?」とついつい熱く話してしまいました。
キティちゃんって、今は世界中で人気があり、どこの国に行ってもキティグッズはありますよね。
ご当地キティやある航空会社のキャラクターとしてなど、キティちゃんは色んな衣装を着たものがあります。
私はそれを見るたびに「ホント、何を着てもさまになるよね」と密かに思い、キティを見るだけでも、気持ちが少し緩んでいくように感じていました。
そんな話をしながら、思いだしたことがありました。
「あのキティの時計、どうしたっけ?」
私がキティ好きになったのは、かなり大人になってからで30代になる頃だったでしょうか。子どもの頃は、どちらかと言えば「キティなんか・・・」という気持ちに近かったような気がします。
そんなことに興味ないわ、って感じでした。
(興味を持たないようにしてた??) なので、キティ好きとは言っても、何でもかんでもキティグッズを集めたわけではないのですが、大人になってから、かなり凝っていたのは間違いないようです。
なぜなら、ある時、実家に帰ると母が嬉しそうに私に時計をプレゼントしてくれました。
 箱を開けてみると、ちょっとオシャレなキティちゃんのブレスレット時計です。
 
母曰く、「百貨店の限定販売と広告で見て、あんたが好きだと思って朝から買いに行って来たのよ」と。
私は「30も半ばの、しかも結婚(当時)している娘(私)にキティの腕時計をわざわざ買ってくる親ってどうよ」、と少し呆れもしたのですが、そんなにも私がキティを好きに見えたんだ、なあと
ちょっとビックリしたのでした。
今で言うなら、百貨店とメーカーのコラボでしょうか。 さすがに有名百貨店で大人向けに販売するだけあって、色も落ち着いた薄紫の文字盤にキティがいます。
一目で気にいってしまいました。
もちろん、お気に入りの時計となり、よく身に付けていたのを覚えています。
だけど、ベルト(リング)の部分が壊れたこともあり、いつのまにか使わなくなってしまいました。
そして、その時計をどこかにしまい込んだのか、捨ててしまったのか記憶はあいまいです。
 
今回、隣の席の彼女と話をするまで、そんな時計を持ってたことすら忘れていたのです。
あんなにお気に入りだったのになあ、と覚えていないことが残念だったり、ちょっぴり悲しかったりです。
こうして思い出してみると、なつかしいような気持ちとともに、またキティに興味を持ってみようかなという気分になってきました。
 以前から職場の机の上には、何かの景品でもらったキティちゃんマスコット(ねずみをかぶったキティです)がずっと置いてあるのに、今は目にも入っていない状態で、それを見てなごむことすらありません。
だけど、また「キティってかわいい! 好きだなあ」という気持ちが少し出てきて、そう思って見ると「やっぱり見ているだけで癒されるわ」と感じています。
 
癒しキャラクターがいろいろある昨今、ふなっしーやくまもんにも癒されるけど、やっぱり私にとっての一番はキティちゃんかな。 「○○が好き!」という気持ちがあるからこそ、癒されんでしょうね。
みなさんも、癒しキャラクターや癒しグッズを見つけてくださいね。 
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。