招待状が教えてくれたこと

こんにちは。宮古島から五十嵐かおるです。
先日、友達の結婚式に行ってきました。
もちろん内地で。(ここでは沖縄より北の国土を「内地(ないち)」と呼ぶんです。

すっかり飛行機に慣れた私は、山手線の移動のように宮古島から羽田へ向かいます。
友達思いで優しい性格の新郎新婦。その2人の人柄に魅かれて集まった仲間からは「おめでとう!」「2人が幸せになって心から嬉しい!」という祝福の気持ちが会場いっぱいにあふれていて、素晴らしい1日でした。
出席できて本当によかった。招待してくれてありがとう。
結婚式の招待状といえば「参加・不参加」それと会場案内。
前もってお誘いを言われることがほとんどで、どちらかというと形式的な書面として見ていたのかもしれません。
今回はその招待状の大切な意味を教えてもらった気がします。
新婦である友人が結婚式を挙げる知らせの時に、気を使ってこんなふうに言ってくれました。
「かおるちゃん、遠いから来るのは無理ってわかってるんだけどね、招待状だけは送りたいんだ。新しい住所教えてくれる?」
そうかぁ~確かに行くのは難しいかも。仕事もあるし。長期休みはとったばかりだし。
でも招待状送ってくれるなんて嬉しいな♪
軽い気持ちで新しい住所を言って電話をきりました。
数日後、青い海を渡って真っ白なその招待状は私のもとへやってきました。
筆の文字で、私の宮古島の住所と名前がしっかり書いてある。
シンプルで可愛らしく、2人の式の案内が載っている。
彼と一緒になった新しい彼女の名字・・・
純白の舞台で眩しく踊るような文字たちを読んでいると、彼女が私にこれを送ってくれるまでの姿が浮かんできました。
私の住所を登録して、宛名をつくって切手を貼る。来るのは難しいとわかっていて招待者名簿の一人として載せてくれる。
彼と出会った時のこと、付き合い始めた報告、一緒に住み始めたこと、家族に紹介したこと。どんどん幸せになっていく彼女はよく嬉しそうに彼との生活を話してくれていた。
「・・・行くに決まってるじゃん。」
いつの間にか私の気持ちは固まっていました。
彼女の幸せになる日を見たい。私も直接お祝いがしたい。
急いで「参加」に○をつけてお祝いの言葉を書き添えポストに入れ、東京行のチケットとホテルの予約を済ませました。
「うっそぉ、来てくれるの!すっごい嬉しい」
私からの返事を知ると、彼女はとっても喜んでくれました。
私も嬉しいよ。すごくお祝いしたいよ。行こうと思えば休みだってチケットだってとれるんだ。なんだかもう彼女の気持ちに感動して感動して、出席の報告だけで私は泣いてしまいました。
もちろん当日は感激しっぱなしで、最高の式であったのは言うまでもありません。
彼と並んで座りながらもまわりの様子に細やかに気を使う彼女の笑顔は、今まででいちばん素敵でした。
きっとこれからも、彼の隣でもっと柔らかく輝いていくことと思います。
2人の幸せを心から願って。
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