人はいつでも恋してる?

ここのところ、連続して女性のホルモンバランスの話題を耳にしました。
なんでも、最近のアラサー女子の中には、男性のようにヒゲが生える人がいるとか。仕事中心で男性型の生活パターンになっていると、体まで男性化してしまうことがある、ということらしいです。
ホルモンのバランスが変わってしまうということなのでしょう。
それから既婚女性の場合、出産後、「とにかくこの子をしっかり育てなくちゃ」という思いが強くなるあまり、「しばらくはオンナを捨ててがんばるわ!」というようなモードになってしまうと、女性ホルモンが低下してしまうことがあるようです。
そうすると、それこそ太いすね毛が生えてきたり、痛風など男性に多い病気にかかってしまったりする、なんてことも実際あるみたいです。
そして身近でもこんなことが。
親しい友人が2年前に出産し、すでに仕事にも復帰しているのですが、このごろ体調がすぐれず、産婦人科で「ホルモンバランスが乱れているのでは」と言われたそうです。
彼女はとても責任感が強い人なのですが、産休明けにはがんばりすぎないようにペース配分を考えながら仕事をしていたようです。
でも仕事復帰から1年近く経って年度も切り替わったので、「そろそろエンジンかけて仕事もがんばろう!」と思い始めたところでの体調不良、精神的にも少々がっくりしていました。
そんな彼女とお茶しつつあれこれ話しているうちに、「そういえば、一般的にも恋愛感情とホルモン分泌って関係があるって言われているよね」みたいな話になりました。
そして彼女いわく、
「確かに子どものことばかりになってたと思う。
しかも夫は子育てのことでは何かしてくれてもイマイチやり方とか考え方がズレていて、何だかがっかりして、子どもがいればそれでいいや、みたいな感覚になってたかも。
夫のことも、テレビでみる俳優さんとかでも、男には失望、って目で見てて、ここしばらくは恋愛的な感覚なんかまったく感じてなかったわ。
考えてみれば、ものごころついてから後は、好きな人が誰もいないなんてことはなかったのに・・・」
なるほどなるほどと思いつつ聞きながらも、意外だったのは、「ある程度の年齢になってからは好きな人がいない時期なんかなかった」ということでした。
子どもの時から(彼女とは長い付き合いです)見た目ボーイッシュだったけど、内面的にはけっこうちゃんと女の子してたんだ!
いや待てよ、自分を振り返ってみると、6歳での初恋以来、私も絶えず誰かにときめいていたな。「誰にもときめいていないフリ」をしていた時期はあったけど、本当のところ、気になる人がいないスキマ期間なんて、なかった!人間って、案外いつも恋しているものなのかも!
と思い至ったのでした。
男性はどうなんでしょうね。女性はけっこう知らず知らず「トキメキ」は持っていて、それがホルモン分泌にも影響し、女性の体を健康に、そして美しく保つことに役だっている、という側面がありそうです。
きっと男性も、同じようなところはあるのではないでしょうか。でも微妙な違いはあるでしょうし、面白そうです。
これは私の今後の探求課題になるかもしれません(笑)。
友人は、「夫との関係を見直すことも考えなくちゃいけないとは思うけど、まずは恋愛映画とか見て、自分の恋する本能を刺激してみるわ~」なんて言っていました。
私は今はおかげさまで夫とはそれなりに仲良くしていますが、それだけでは飽き足らず(!?)、ふと気がつけばドラマやら映画やら書籍やらで、絶えずキャーキャー言ってます。
あまり意識していなかったのですが、これってけっこうホルモンバランスにはいい影響を与えているのかも知れません。
でもいろいろと不安や悩みが多い時には、トキメキがあってもそれを心置きなく楽しめる気分にはなれないと思います。
私にももちろんそういう時はありますし、産後の2~3年は、やはり「子どもだけ」に気持ちが傾いていた時期はあったと思います。
また、「幸せ」を自分に許可できない場合、自分の中で実は起こっている「トキメキ」を感じる許可を出せないこともあります。
そうすると、「いつもちょっといいなとは思うけど、本当に好きなのかと言われるとよくわからない」みたいな状態になり、恋愛関係にまで進めない、というような状況も生まれると思います。
いつも恋してる、いつも、小さくても「トキメキ」は心の中にある、というのは、人として実はごく自然な状態なのかもしれません。私たちの体は、それでバランスがとれるようにできているのだとしたら、自分の中の「トキメキ」は大切にしてあげたほうがよさそうです。
外を歩くと、いまどきの若者はオシャレでかっこよくしているし、自分の年齢が上がるにつれ、おじさんの「オトコマエ」の良さもわかってくるし、私は本当に絶えずときめいているかもしれません・・・、うわ~、少々恥ずかしさを感じてしまいます(汗)。ま、ここまでいかなくてもいいと思いますが、みなさんも「小さなトキメキ」を積極的に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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