癒しの才能

音楽家とカウンセラーの共通点。
ライブに行った時に「ふっ」と思い浮かんだこと。
それは
「沢山の人を感動させたり、泣かせたり、癒したり、喜ばせたり」
できる職業だということ。
そういえば、好きなバンドの音楽から落ち込めば励ましてもらい、しんどい時は力をもらい、喜んでいる時はさらにハッピーにさせてもらったり。
そう思うとカウンセラーもクライアントさんを、沢山の言葉で励まし、力強く応援をして、喜びを一緒に分かち合い、
時には感動のあまり泣いたりして。
本当に共通点が多い職業。
そして後日、このことを友人に話すと意地悪な質問が返ってきました。
「確かに似てるかもしれんけど、音楽は沢山の人を同時に癒したり、感動させたりするのに、なるみのしてるカウンセリングの仕事は基本はクライアントとの1対1やろ。効率が悪いと思わへん?」
実は、僕も音楽家との共通点を思い浮かんだ時に一瞬同じようなことが浮かんだけど、同時にその考えが違うとも思いました。
そしてその思い浮かんだことを友人に言いました。
「カウンセリングはクライアントと1対1が基本やけど、そのクライアントの幸せを願っている人が沢山いるわけやん。
そしてクライアントが癒されて笑顔が増えていったら、幸せを願ってくれている人が喜んでくれて癒されていくねん。
その癒された人を見てまた別の人が癒されていくという繋がりがどんどん広がっていくから1対1のカウンセリングかもしれへんけど、本当はすごい人数を癒しているのと同じやと思うわ。」
それを聞いた友人は
「確かにそうかもね。うちの介護者の家族も私が一生懸命に介護してて、介護者が楽そうな顔をしてたら後で凄く感謝された経験があるわ。」
この友人は介護施設に勤めているので、あらためて振りかえった時に色々と思いあたる
ことがあり、お互いに、
「一人の人を癒すことは、沢山の人の癒しにもなる。」
とあらためて心に刻みこみました。
そして話を進めているとさらに気づいたことがありました。
「幸せな思いや気持ちにさせてくれる人はすべてカウンセラーや音楽家と同じかもしれない、だって恋人や友人や両親や赤ちゃんにも癒してもらえることがあるし、その中でも言葉が発せない赤ちゃんの笑顔が一番に癒してもらえることが多いから、誰にでも癒しの才能があって極端にいえば癒しの職業もいらんかもね(笑)」
と笑いながら話をしました。
そう考えると癒しの才能とは素敵な言葉や技術よりも生まれた時から誰にでも備わっている
「笑顔」
という2文字と言えるかもしれないですね。
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