◇誕生日に想う

こんにちは。塩田です。
今日、このコラムを書いている日は私の誕生日です。
コラムの〆切を伸ばしてもらったものの、丸一日のんびりしようと思っていた
誕生日にまで突入してしまいました。
(笑)
何あれ、Happy Birthday to Me !! です。
今日で私も……34歳…(^^)v、になりました!
34になったなんて、去年までは年齢のことは全くといっていい程気にしなかっ
たのですが、なんだかすごく重みを感じてしまいます。
年齢を重ねるごとにどんどん素敵になっていく人が私の周りには多いので、
歳をとること自体はそんなに嫌ではないのですが、ふと我に返って今の自分と
昔思っていた34歳のイメージを思い浮かべてみると、あまりのギャップに驚い
てしまいます。
小さい頃は、34歳はすっご〜〜〜く大人!に思えたのですが、いざ自分がなっ
てみると、ほんとに34ー??と疑いたくなる位子供っぽい自分がいたり、世間
ズレ?
している自分がいるような気がします。
(あくまで私が思う一般的な、という
イメージだと思うのですが。)
34だったら、結婚して旦那さんともすっかり落ち着き、子供も二人位はいて
さぞかし安定した生活をしているんだろうなぁとなんとなく思っていたもの
の、落ち着くどころか、今だに夫婦で喧嘩はするし、夫も決してジーっとし
ている人ではなく、ましてやカウンセラーなんて変わった仕事をしていると
は!
というか、カウンセラーという職業があること自体大人になるまで知らなか
ったんですよね。それ位、自分には縁も興味もないものだったんです。
子供の頃によく「将来何になりたい?」と聞かれますよね。でも、私はその時
何と答えていたか全然覚えていません。
それだけじゃなく、子供の頃自分が何を望んでいたかというはっきりした記
憶がほとんどなく、ただよく泣く子供で、恥ずかしがり屋で、でも、親には
いつもつっぱっていたなぁという記憶だけがあります。
そうそう、「〜になりたい!」というのはなくても、「〜は嫌だ!」というの
は沢山あったんですよね。
一番よく覚えているのが「学校の先生だけにはなりたくない!」でした。
それが、カウンセラーという仕事をやっているのですから、全く同じではな
いにしろ、人生て怖いですよね。。(苦笑)
でも、思えば、私が節目節目で何かを決める時は、いつも「‘〜は嫌だから
’〜しよう。」が動機づけだったような気がします。
学校の進路を決める時も、大きくなってから何かを決断する時も。
だから、頑張ってやっても思うような結果にならなかったり、スムーズに事
が運ぶことがなかったんだろうと思います。
たとえば、表面的には、理系の方が得意だからこっちの分野に進もうと思っ
ても、実際はそういうお仕事とは縁ができず、何故か人が苦手なのに、人と
関わる仕事ばかりすることになったり。。
当時は、「どうして望むものは手に入らないんだろう?」と思っていたけれ
ど、根っこがそういう部分からきているので、本当に自分が望むもの、自分
が好きなものをよくわかっていなかっただけなんだなぁと今は思います。
本当に自分が好きで心から楽しめることなら、上手く流れていくんですよね。
でも、つっぱったり何かに抵抗しながら頑張っていると、流れが滞ってしま
う。
まるで神様が自分を見失っている私に、「それは違うよー!目を覚まして!」
と一生懸命訴えかけてくれるかのように。。
そういうからくりがわかってきただけでも、少しは大人になったかな?と思い
たいところです。
(笑)
最近子供の頃のことを思い出しながら、私は何が好きだったのかなー?と想う
ことがよくあります。
つっぱっていた頃は、あれがしたい!これがしたい!と、それこそ大きな夢と
いうより志みたいなものをもっていたけれど、どれも一過性のもので長続き
しないものばかりだったんですね。
まれに達成したことでも、達成した途端疲れてしまったり。要は、どこか無
理して自分を追い込んでいたから、全然楽しんでいなかったんです。
さらにそんな時代を遡って振り返ってみると、何てことない日常の、家族が
みんな笑っている姿だったり、みんなで一緒にテレビを見ていることだった
り、そういうことが一番楽しかったなぁと思います。
大家族で育ち、家族がいがみ合うことも多かったので、余計に人のそういう
何気ないぬくもりが好きだったのかもれません。
自分の部屋を着飾ったり、整理したり、小物をつくったりお菓子をつくった
り、そんな女らしいことも好きでよくやっていましたね。
思春期や反抗期の思いが強すぎて、そういう女らしい、細かいことはどちら
かといえば苦手だと思いこんでいたのですが、本当はそう見られることが恥
ずかしくて、必死に隠しているうちに、それが本当の自分のようになってし
まっただけなのかもしれないと思います。
最近、本屋で手にとる雑誌をみても、明からに自分の趣向が変わってきてい
るのを感じていて、人って変わるものだなぁと思っていたのですが、実は、
本来自分にあったものをひとつひとつ開いていっているだけなのかもしれな
いなぁとも思います。
歳をとる、大人になっていくというのは、余計なものがとれてどんどん自分
らしくシンプルになっていくことなのかもしれませんね。
頑張って何かを追い求めてきた時代もいい部分は沢山あったけれど、これか
らは、もっと楽にもっと自然に肩の力を抜いて、流れに身を任せていきたい
なぁと思います。
もちろん、ただ落ち着くということではなくて、新しいことにもチャレンジ
して!
そうやって変化しながら歳を重ねていきたいものです。
そして、周りの友人達のように、歳をとるごとにパワーアップして、毎日楽
しく笑っていられたら、最高!ですね。(^-^)
そんなことを想った一日でした。
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