◇忘れられないこと 〜一緒に乗り越えて行きませんか?〜

「この人のこの一言が、ずっと忘れられない!」
「この思い出が常に私を支配している!!」
ということはありますでしょうか。
これがいい意味で残っているのならば問題はありませんが、自分にとって
消してしまいたいことであったり、出来ることならあの頃に戻ってやりなおし
たいと思う出来事であるならば、今現在でもとても引きずってしまう部分
でもあるでしょうし、思い出すと辛くて辛くてたまらないでしょうね。
私は最近妊娠したことで、嬉しい部分が大半を占めていますが、それで
も時にイライラし、それを一番身近な主人にぶつけてしまうことがあります。
私の主人は頭痛もちなので、頭が痛くなるととたんに無口になってしまう
のですが、それを私に伝えるのに申し訳ない気持ちがあるらしく、こそっと
薬を飲み痛みを隠そうとし、その痛みに一人で耐えることが多く、それを
イライラしてしまっている私が見ると、
「話を聞いていない。」
「無関心でいる。」
「無視している。」
と勘違いしてしまうんですよね。
最近では、立会い出産をお願いした話をしたときに、彼の返事の対応
があまりに鈍いと感じて、事細かく話し続けたにも関わらずどうも反応が
悪いと私がとても怒ってしまったんです。
そして言ってはいけない言葉を
次々と私が吐き出してしまいました。
「所詮産むのは女だし、痛い思いをするのも苦しい思いをするのも私だ
から、あなたにはその感覚や不安はいくら伝えたって分からないよね!!」
例の頭痛で苦しんでいたことを私は知らずにひどい話ですよね。
私はもともと依存的な自分いじめの得意な子でした(今でもその部分は
あります)から、一度そういう状態に自分がなってしまうと、彼を責める責
める・・・。そしてそんな自分のことも嫌になって、傷ついている主人のこと
も充分分かっていながら止められず・・・という悪循環に陥ってしまいます。
主人と付き合ってまだ間もない頃。
私がカウンセリングというものも全く知らず多くの傷を抱えて彼と付き合って
た頃に、この彼を責め続け、自分の痛みを分からせてやるという方法を何
度もしたことがあります。
そのたびに彼は黙って聞いてくれていました。
責めた私は、自分の言葉に彼が傷ついているのも充分分かっているし、そ
れを蒸し返して思い出して欲しくはないですから、責めた次の日には平気
な顔で彼と会っているんですよね。だけど私が思っているほど男性は鈍感
じゃありませんし、繊細な方も多いです。
彼もそうでしたから、私に言われた
ことを随分気にしており、その様子にただならぬものを感じた私は覚悟を決
めて彼に聞いてみました。
はじめはなかなか話し出しませんでしたが、私が
しつこく聞くものだからようやく話してくれたんです。
「俺が思っている以上にのりちゃんの昔の傷って深いなって思った。すごく苦
しそうに思ったけど、ああやって責められるたびに俺は自分が情けなくてたま
らなくなる。俺のような器の男がこれからのりちゃんを受け入れていくことは
出来るのか。君の苦しさを理解出来ず、ああやって泣かせることしか出来な
い状態が続くのなら、俺は君の傍にい続ける自信はない・・。」
ものすごくショックでしたね。
これほどに優しくて徹底して私を受け止めてくれて、初めて自分の傷をまる
まま見せることが出来た男性でしたから、その相手にここまで言わせた自分
はよっぽどの悪魔だと思いました。
そして瞬時にこの人にも離れられたら私は
本当におしまいだとも思いました。
この経験は私が自分の傷を乗り越えて、癒していきたいというきっかけにもな
りましたので、大事な経験でもありますが、自分がキーっと怒りが込み上げて

今主人に当り散らしてしまう時、この彼の言葉が頭をよぎります。
「ああやって泣かせることしか出来ないなら、俺は君の傍にい続ける自信が
ない・・・。」
こんな思いを二度とさせたくないし、第一私が二度と聞きたくない。
この言葉を自分が彼を責めるたびに思い出し、私自身とても苦しくなるんで
す。彼を一度でもそう思わせた。。。この人がここまで私に対して思ってしま

たんだと・・・。
あれ以降彼がこう言うことはありませんが、今でも忘れられません。喧嘩にな
って自分を最低だと感じたとき、いつもいつも思い出し、出来ることならあの

に戻ってそんな自分の態度を改めたいとも思ってしまうほどです。
たった一言の相手の言葉や行動。
自分が悪い悪くないに関わらず、彼、彼女、友人、家族、姉妹姉妹、知り合
い・・。そんな誰かの一言や行動が忘れられず、どんなに昔のことであれ、思
い出すと苦しくて苦しくて、涙が出てしまうほど苦しくて、相手を憎んでしま
ったり、
自分を憎く思ってしまったり、そんな経験をお持ちの人はたくさんおられると
思い
ます。
私はカウンセラーでありながらも、やっぱり自分のことはてんで駄目で
すから、
そういうことがなかなか消えないでいます。
だけど消えないのはそういうこと
を言わ
せた自分を許せていないから。許せるほどの器の広い人間になれる自分を信じ
ていないからだと思っています。
同じような体験を持っておられる方、小川と一緒に乗り越えて行きませんか?
 
私もこれからもっと主人を自分を幸せにしたいし、産まれてくる赤ちゃんにも
大き
な幸せを伝えてあげたいから、積極的にこれからも自分に向き合って行きたい

思います。
それは一人でやるのではなく、多分大半は主人に、そして友人や家
族に助けてもらいながら・・・。
小川とは経験も年齢も立場も環境も違う方も大勢おられるでしょうが、同じよ
うな苦しみを今も抱えている方がおられるならば、私と一緒に頑張っていきま

か?
そんな方たちを応援しながらも、自分自身頑張って行きたいと思っています。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

小川 のりこ

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。