◇『弟従兄弟』

先日、石原慎太郎氏原作のドラマ『弟』を見ていました。
最終話では、弟が亡くなったときに、過去の出来事を回想するシーンがあり
ました。
なんとなく、私も弟との子供時代などを思い出してみました。
そして、母方の従兄弟とも仲が良かったので、タイトルもくっつけて新しい
単語にしてみました(笑)
いったい、どう読むのでしょう。。。。(^^;
思春期を迎える以前の私たち姉弟は近所でも評判の?仲の良い兄弟でした。
年子であることもそうですが、引越しが多かったことや、友達の家と少し
離れていることなどもあり、二人で遊ぶことが多かったからかもしれません。
弟のあまりのパワフルさに、私の体力がもたない事もしばしばでしたが…
(――)
彼はまさに疲れ知らずなのです。
彼は夢中になって遊んでいるのに、私はすっかり疲れきってしまい、
母が呼びにくるのが待ち遠しいこともありました。
そんな私たち姉弟も例外では無いようで、思春期の気配がする頃には
少しずつ距離が出来始めていました。
そんな頃の印象的な出来事です。
私が小学校6年の時に東京に引っ越したのですが、その直後の習字の時間に
事は起こりました。
以前の学校では墨汁をそのまま使用していたのですが、新しい学校では、
墨を摺るように指導していたようで、前の机の男の子と言い争いになりま
した。
しかし、子供の頃の私はとても口下手でどちらかというと口の代わりに手
が出る方でした。
口げんかでは必ず弟に負けていたんですよね。
当然、その男の子にも口では敵うはずもなく、力の争いに発展の後、どう
終了したのかは覚えていませんが、感情を表現できず、怒りだけがたまっ
て悔しくて泣いてしまいました。
休み時間に弟がその話を聞きつけたらしく
「大丈夫か?」
と飛んできてくれたのです。
弟がそんな風に飛んできてくれたことがとても意外でした。
あまり口をきかなくてもちゃんと心配してくれてるんだな、と嬉しかった
です(^^)
小学生ながら実に男らしい弟です(^^)ゞ
そんな私たち姉弟が従兄弟に影響を及ぼしたことがあります。
彼らは普段はとても少食なんですね。
ところが私たちが泊まりに行くと、私たちの食欲(というか、がっつき
具合?)に影響されて、彼らの食も進むようで(何か鬼気迫るものを感
じたのでしょうか^^;)たくさん食べるようになり、叔母がいたく感
心していました。
やはり、渡辺家は豪食な一族なのでしょうか・・・
いえいえ、きっと4人で遊んで楽しかったんでしょうね。
弟は茶目っ気があるというか、ユーモアがあるというか、そういう楽し
さをたくさんの人に分けてあげることに関しては、ものすごく才能があ
るんですよね。
人は楽しいときには、食も進むものです。
大人になってしまってからは、
そんな風に遊んだ風景はあまり思い出すこともなかったのですが、とて
もいい機会になりました。
子供の頃の楽しい思い出というのは、
どこかおかしく、あたたかい気持ちを呼び起こしてくれますね。
皆さんはどんな思い出を思い出すのでしょうか。。。。
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