●妻子ある人を好きになる。又は結婚後不倫する。

「まさか自分が不倫するとは思わなかった・・・。」
私が初めて妻子ある人を好きになり、それを自分で自覚して、その思いを止められなかったときに思ったことです。
不倫なんてどろどろしてて汚いと思っていました。
だから本当に驚きましたね。けど好きになってしまいました。
これは独身の頃のこと。そして一度目の結婚後。同じことをしてしまいました。
今度は結婚している私に好きな人が出来たんです。
「私何やってんだろう・・・」
何度も思いました。
独身時代、妻子ある人を好きになり、
一度目の結婚後妻子ある人を好きになり、
それでは満足出来ず、独身の人をも好きになりました。
不倫パターン総なめですね・・・“r(^^;)
「愛されたい」
そういう思いが私に強すぎたのだと今は思っています。
誰に??
それは父親にでした。
私が日頃から思っていたのは
「お父さんのような、大きくて優しくて包容力のある男性に、両手で包まれるような愛され方をしたい。」
だったんですよね。父は私と大喧嘩た数日後、お酒の飲みすぎによる肝硬変で亡くなりました。
父親らしい父ではありませんでした。
いつも酔っ払って、いつも怒鳴ってて。だから私はずっと父を求めていたんだとおもいます。
それが独身時代。
結婚したらしたで、
「愛して、優しくして、抱きしめて、理解して。」
自分自身の父に愛されなかった思いを、相手にとことんぶつけました。
「なんで、・・・してくれないの!?」
夫は疲れたと思います。
してして攻撃が毎日ですから。そんな攻撃を続けていた私は、
「彼をきちんと見ていなかった」し、
「彼を自分から愛して、優しくして、抱きしめて、理解しよう」とはしていませんでした。
自分がしてないのに、相手に要求だけしていました。
彼が疲れても当然かもしれません。だけどそんな自分の傷を彼にうちあけることも怖くて、ただ愛してくれる人を探し続けました。
時には妻子ある男性。時には独身の男性。
時には年上、時には年下。
気がつくと、私は3人の男性と、そして夫と同時につきあう生活を送っていたんです。
でもね。楽しくないんですよ。
未来への希望がないから。
自分は結婚しているし、独身や既婚者相手にいつまでもこんな状態が続くわけないってことも分かってましたから。だけど彼らに愛されている今、それを断ち切ってしまうことも怖かったんです。
だって、残ってしまうのは、私を愛していないと私が感じている夫だけですから。だからひとりになるくらいなら、続けてる方がマシだって思ってしまったんです。
相手の男性にもとても失礼なことですよね。
気づいて「やめよう!!」と思えたのは、7年ほど経ってからです。
誰にも相談出来ないことでもあるから、本当に苦しかったです。
あのとき誰かひとりでも、どれだけ間違っていることであっても私の味方でいてくれる人がいたら、私はもっと楽になれたかもしれません。
少しでも楽になれたら元気や勇気が出て、
「この状況からなんとかして出よう! 抜け出すんだ!」
という気持ちにもっと早くなれたかもしれません。
そうなったら動けますからね。
今たくさんの方がこんな思いを持ってると思います。
カウンセリングの現場でも、妻子ある男性を好きになった、自分自身が不倫してしまったというお話はよくお聞きします。
本当に苦しくて辛くてたまらない恋愛ですよね。皆さんご自分でわかっていらっしゃると思います。
この状態って自分を苦しめるだけなんだと。だけど、どうすることも出来ない。だからますます苦しいんだと思います。
だけど、それでもその苦しみから逃れたいと感じているならば、私たちカウンセラーにお話していただけませんか? こういうお話は皆さん自分を責めますし、ほとんどの方が誰にも話すことはないと思います。
私もそうでした。
誰かに言いたかったけど悪いことをしていると分かっている分、孤独でした。
だからこそ、思い切ってカウンセラーに爆発させてくださいませんか? もうひとりで抱えるのはやめませんか?
小川 のりこ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。