●運命の出会い

私が心理学に出会ったきっかけは、一冊の雑誌でした。
それは、仕事帰りに何気なく立ち寄った本屋さんで、何気なく手に取った「仕事と資格」という本でした。
大袈裟に言えばあの時が、私の人生を180度変える瞬間だったのでした。
その当時の私はそんな事とはつゆ知らず、一冊の雑誌を買って帰りました。
その頃の私はOLを経て、接客がしたいと思いアクセサリーの販売員をしていました。
アメリカに住む彼と5年に渡る遠距離恋愛をしている時で、そんなに遠くない将来その彼と結婚してアメリカに住む予定でした。
でもそんな彼との未来に正直、不安を覚えて悩んでいた時期でもありました。
彼は男気のある人で仕事もバリバリするタイプで、そういう彼が好きだったのですが、一方で、二人でたくさん話をしたり、趣味が合うという感じではありませんでした。
この人とずっと一緒に楽しんで生活をしていけるのだろうか?という不安がありました。
私の理想の結婚生活というのは、何でも話ができて何でも一緒に楽しめる、いわば仲の良い親友のような関係でした。
結婚後も彼はきっと仕事をバリバリするんだろうな。
で、私は?私のしたい事って何?という疑問がだいぶん前から、ずっーと頭の中にありました。
何か自分がイキイキできることをしたい。一生これをやりたい!というものを見つけたい。そんな思いから、その雑誌を手にしていたのでした。
雑誌を読みながら、ふと気付いた事がありました。
一体私は何がしたいのだろう?自分の好きなことって何?と思いながらページを繰っていたのですが、気が付けば私がめくっているページは「人」に関するページばかりなのです。
「そっかー。私は人ともっと関わりたいのかな?」などと思いながら目に留まったのが神戸メンタルサービスの記事だったのです。
始めは、自分の恋愛の不安や自分が持っている悩みを解決する為に講座などに通いだしたのですが、どんどん興味が湧いてきて、心理学に引き寄せられる自分がいました。
以前は飽き性だったこの私が、講座やグループセラピーに楽しくて楽しくて通いつめていました。
その後、私が大好きな心理学に興味や理解を示してくれなかった彼との恋愛がうまくいかなくなり、現在の夫と出会ったのです。
夫は元々カウンセラー志望だったので、一緒に学んでいくうちに「カウンセラーになれたらなぁ」から「カウンセラーになりたい」という思いに変わっていきました。
結婚後は、新たに夫婦でカウンセラー/セラピストをやっていきたい!という気持ちが、一層強まりました。
今からあの頃を振り返れば、何か不思議な縁のようなものを感じます。
私は何がしたいんだろう?という問いかけを常に自分にしていたからこそ、アンテナのようなものが私の中に出来ていて、あの一冊の雑誌を手にすることができたと思えるのです。
こういう経験をいくつかしてきたので、私は常に自分の望んでいることにアンテナを立てるようにしています。
そうすれば不思議なことにチャンスや情報が、思いもかけない所からやってくるのです。
今いる地点からはとうてい不可能に思えるようなことも、諦めなければ必ず到達できると信じています。
現在の私は運命や出会いも全て自分が引き寄せているように感じるのです。
これからも自分の中のアンテナを磨いて、数々の運命の出会いをしていきたいと思います。
 
根本理加

この記事を書いたカウンセラー

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