2005年2月 9日

○人間関係を成功させる秘訣〜「信頼」と「心配」という心の作用のちがいについて〜

今日は、ちょっとした意識の持ちようで、人間関係が変化していく簡単なコ
ツについて、お話ししてみようと思います。今回のテーマは、「信頼」と
「心配」という心の作用のちがいについてです。このメルマガを読んで、
この意識の違いに気付くだけで、不思議と物事の見方や感じ方が変わって来
るのではないでしょうか。

それでは、ちょっとこの二つの違いについて、考えてみてほしいと思います。
この二つは、私達が人間関係を築いていくための心の中の作用として使ってい
ます。そして、この二つは、人を想う時に、特に良く使われる作用です。

例えば、「Aさん、今日は試験って言ってたなー。あの試験、ちょっと難し
いらしいけど、大丈夫かな?」というふうに、人を想う事ってありませんか?
実は、これは、「心配」の働きの方が強い時に出てくる心理です。
「心配」の心理には、法則のように、考えの最後に、「大丈夫かな?」がつき
ますよ。そして、「心配」の心理で考えていると、次の行動がスムースに出て
きにくくなります。それは、結果を案じたり、相手に対してどう対応していい
のかわからず自分の中で悩んでしまったり、そのうち、めんどくさくなって放
っておきたくなることまで出てきます。この態度は、男性にありがちですが、
この態度が、さらに女性を遠ざけてしまうという事は、多くあります。
男性のみなさん、心当たりはありませんか?

では、「信頼」という心持ちでいると、どうなるでしょう?
「Aさん、今日は試験って言ってたなー。あの試験難しいらしいな。Aさん、
今頃どんな調子かな?後で連絡してみよう。今はベストを尽くせるように、祈
っておこう。」パンパン、はい終わり…自分も早く次の事しよう、と動き始め
ます。これは、相手が今、どんな調子でいるのかわからないという事が明確な
ので、その時点で、自分の中で、どうすればいいかということなどは考えなく
なります。実際に、後で連絡してみる事を忘れずにされると、なお人間関係は
円滑になり、親密な関係を持てるようになるでしょう。特にこのワザは、男女
関係では、有効ですよ!!

人間関係を成功させるコツは、実は、こんなにシンプルなのです。あれやこれ
や考えてしまう癖の事を、私は考えすぎ症候群と言っています。心配性ともい
うかもしれませんね。考えるより、行動したり、コミュニケーションを始めた
方が、良いって知っているのに動けずにるあなた、この罠にご注意下さいね。
そして、こうしてちょっとした違いによる心の作用は、その後の関係性にも、
多いに全く違う影響を及ぼしているのです。

◎ 「信頼」について
こちらは、人間関係をとても円滑に進める事になります。「信頼」とは、人に
心から全面的に委ねる事ができる状態です。
例えば、何か達成したい物事があるとすれば、それが成功した際には、大きな
喜びを分かち合う事ができ、相手に対して『感謝』の気持ちが高まり、より成
功の流れへと向かうでしょう。また、相手を「信頼」した自分に対しても、さ
らなる自愛が芽生えるでしょう。

もしも、結果が、望んでいた状況でなかったとしても、その事に対して、残念
な気持ちは出てくるでしょうが、委ねた相手や、その事を選択した自分に対し
ても、全く責める気持ちは出てきません。むしろ、ネガティブに見える状況で
も、次に向かう大きな決断となり、より人間関係を高める事にも繋がります。

◎ 「心配」について
こちらは、「信頼」とは、全く違う方向性へ向かいやすいです。
なのに、私達は、「心配」ということをよくやっています。
「心配」とは、未来への恐れや不安からやってきます。
この原因は、過去の失敗や未経験などによるものです。

何か、目前に初めての事や過去に失敗した経験があること、または過去に成功
したとしても、その事に対して自信が持てるまでの期間など、「心配」とい
う心の作用が働きがちです。そして、その事を誰かに相談したり、伝えたりす
るでしょう。相談する変わりに、お酒やタバコなどで気持ちを紛らわす人もい
ます。

自分で「心配」の作用が心の中で働いているという事に気付いていると、結果
の捉えようも違ってきます。もし、失敗したとしても、立ち直る速度が速くな
ります。また、普段よりは、お酒やタバコの量が多くなるかもしれませんが、
ある程度の所で「これぐらいで止めておこう」という意志が出てくるでしょう。

でも、この作用に気付いていないと、不思議な事に、「心配」通りの結果を連
鎖して招く事があります。この作用が続き出すと、もっと不思議な事に、この
事に慣れっこになってしまう無意識的な意識が働きます。そして、「心配」し
て一番最悪な結果を想定しておく事で、結果が、「そこまで最悪でなくて良か
った」という事で、安心感を得ようとするというサイクルにはまりがちです。
ただ、このサイクルでは、安心感は得ても、ひどく疲れます。さらには、いつ
までたっても、自信を持てないし、人からの「信頼」も得られず、人間関係が
上手く行きません。

◎ 「心配」は『愛』だという勘違い
「心配してくれてたのね。すごく嬉しい」と、人に言ったり思ったりした経験
はありませんでしょうか?これは、「心配」して貰ってる事を発見した時に、
人に自分の事を「気にかけて貰っていた」という事に喜びを感じるようです。
相手は、「心配」していたのか「信頼」していたのかということよりも、
自分に関心を持ってくれていたという事に興味を持ちがちのようです。

また反対に、「あの人、大丈夫かしら?」と「心配」した事はありませんか?
故マザーテレサは、『愛』の反対語は『無関心』であるという言葉を残されま
した。確かに、関心を持って貰う事は嬉しい事ですね。

◎ もし自分を「信頼」できないと思ったら
自信のない分野では、どうしても「心配」が出てくるのではないでしょうか?
この場合は、自分自身に過剰なプレッシャーをかけず、達成しやすい小さな目
標作りをし、少しづつ自信をつけることにしましょう。

また、人間関係において、人が「信頼」できないという事もよく耳にします。
この場合は、「信頼」出来ないと感じる自分を無視しないで下さい。
ですが、「信頼」出来ない人の過去の過ちについて過剰に責めたり、あるいは、
人を「信頼」出来ない自分を責める事もできる限り止めましょう。責める変
わりに、その時間を、どうして「信頼」できないかということについて、人
に話して相談してみましょう。きっと「信頼」するという事に関して、意識
が高まる事でしょう。

◎ 人間関係の成功の秘訣
私達は、知らず知らずにこうすることが『愛』だと誤解して、やっている事が
たくさんあります。
もし、誰かがチャレンジを必要とされている事に巡り合う事があれば、
「信頼」の目で見てあげたり、声をかけてあげる事を意識されると、相手との
関係性が全く違ってくるでしょう。
ぜひ、「心配」でなく、「信頼」という人間関係のサイクルに自分が入り、
そこに人も招いてあげましょう。特に子育てには、目に見えて効果が上がると
思いますよ。ぜひぜひお試し下さいませ。

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