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Lecture.334


真似をするのは悪いこと?

大谷常緑
講師:大谷常緑

カウンセリングサービス心理カウンセラー
(福岡地区担当)


真似をする事は果たして悪い事なのでしょうか?
真似をする事が嫌という気持ち元になっているのは、ズルイという気持ちや自立していない自分が駄目だという気持ちがあります。
また、誰かから教えられたり、自分自身の経験から真似をすることは駄目という観念やルールを持っている場合もあります。
ズルイという気持ちには競争が隠れており、自信のない自分がいます。
自立していない自分が駄目という気持ちには、依存を嫌っている自分がいます。
真似をされるのが嫌という気持ちは、多くの場合自分自身が真似をする事を禁止しているので、そのルールを破る人に対する不快感からきます。
真似する事は合法的であれば決して悪い事ではありません。むしろ、先輩達があれこれ工夫してくれた結果を利用して効率的にその次のものを形作っていくことができるのです。
我々の世界は真似をする事で成り立ち、広がっている世界なのです。

Keyword真似 競争 自立 自信 禁止

================= 私は真似されるのがイヤで、また、真似するのもイヤです。
どうしても「あ、なんで真似するのよ」とか「あ、あれは良い方法だけど、あの人のものだから絶対真似してはならない」と思ってしまいます。どうしても真似せざるを得ないときは相手に「ごめんね」と事情があれば事情も付け加えて相手を不快な気持ちにさせないようにしています。
正直言って、「真似するのがイヤ」という気持ちで随分自分は損をしてきたように思います。例えば、高校時代の勉強法とか・・・今思うと優秀なクラスメイトのマネをすればよかったと思いました。大学で同じ方法を使ってみたところ、良い結果が出たからです。
こういう気持ちの原因って一体何でしょう。
=================

最近は商品のライフサイクルが昔に比べてとても短くなりましたね。
あるメーカーが全く新しい製品を出してそれがヒットすると、違うメーカーが競うようにそれとよく似た商品を世の中に送り出し、市場の中でメーカーによる競争が始まります。
我々消費者は、多くのメーカーが機能や性能、サービスや価格などを競争してくれるので、よりよい製品やサービスをリーズナブルな価格で手に入れることができます。
知的財産権(特許権や意匠権など)を侵害してよく似た製品を作ることは違法行為であり認められるものではありませんが、違法性が無い範囲で真似ることは、我々消費者にとってもとてもメリットが大きいですね。
そして、実はメーカーも、市場全体のパイが広がるという点では、とても大きなメリットがあるのです。
とてもよく似た製品がより多く市場に出ることにより、消費者のその商品に対する認知度が高まり、結果的に多くの消費者がその商品を手に入れようとします。大きな市場に成長するわけです。
真似ではありませんがラーメンスタジアムのように、同じ業種が軒を並べて営業すると、ポツンとたった一軒で営業しているより多くの人が集まり、結果的に売り上げが伸びるようなものです。

このように、真似をすることは決して悪いことばかりではないのですが、リクエストを頂いたように、「真似をすることが嫌」「真似をされることが嫌」という気持ちが働く場合があります。
では、これらの気持ちはなぜ起こってくるのかを紐解いてみたいと思います。

1.真似ることで感じる罪悪感

「真似をするのが嫌」と感じるということは、真似ることがあたかも何か悪いことでもしているように感じるということですね。良いことをしていると感じて、嫌という気分にはなりませんね。
では、どうして「悪いこと」と感じるのでしょうか?
先ず一番多いケースとして考えられるのが「ズルイ」という感覚です。
「ズルイ」という感覚は、例えばゲームをしていて誰かが不正を行ったとき、じゃんけんの後出しなどもそうですが、そんな時に感じる感覚でもありますね。「正々堂々と勝負しろよ」と言いたくなります。
この「勝負しろよ」が実はミソなのですね。つまり、競争している状態なのです。
競争は、自分の力を試したかったり、証明したい時に行う行動ですね。
ではなぜ、自分の力を試したいと思うのでしょうか?証明したいと思うのでしょうか?
実は、競争するときというのは、自分自身で自分の力を信じていなかったり、認めていなかったりする気持ちが働いています。自信が無い状態です。
自分で自分が認められない状態ですから、そのままいると駄目な自分をずっと感じてへこんでしまいますね。そんな状態というのはとても辛い状態です。
だから、誰かや何かと競争することで、自分の力を証明して「自分には力があるんだ」と感じたいのです。あるいは、誰かに認めてもらう事で初めて自分の力や存在を認めることができるのです。
「真似することはズルイこと」と感じる気持ちの奥には、実は自信のなさが隠れている事になります。

真似することが悪いと感じる次の場合ですが、「一人立ちできてない自分(自立していない自分)」を感じ、そんな自分は悪いと感じている場合があります。
例えば、職場の先輩が「この方が楽だよ」と仕事のやり方を教えてくれたとしましょう。しかし、それには従わずに自分のやり方で仕事をやり続ける、などという例がそうですね(場合により競争していることもありますが)。
我々は子供の頃、親に依存していました。そして、早く大人になって自立して自分で何でもやれるようになりたいと思ったものです。そして、依存の状態を嫌って自立してきました。
だから、自立していない自分を感じることはまだまだ駄目な自分、悪い自分を感じることになります。

そのほかにも、例えば誰かから教えられた、あるいは自分自身で何かをきっかけにそう思ったというケースもあると思います。
これは、観念やルールという形で「真似することは悪いこと」と刷り込まれている場合になります。

2.真似される事が嫌な気持ち

では逆に、「真似されるのが嫌」と感じるのは何故でしょうか?
これは多くの場合、真似をするのが嫌という気持ちと連携しています。
真似をするのが嫌という人は、真似することをご自身で自分に禁止しています。
何事でもそうなのですが、自分で「やっては駄目」と自分に禁止していることを人がやると、腹がたちますよね。「だって、私は絶対にしないと“がまん”しているのに、どうしてそんな事するの」と思ってしまいます。
まるで、自分がダイエットでケーキを我慢しているのに、目の前でケーキをパクリと食べられているようなものです。

3.我々の世界は真似をすることで成り立っている

冒頭にも書きましたが、真似をする事は決して悪い事ではありません。合法的であれば、むしろ、先輩達があれこれ工夫してくれた結果を利用して効率的にその次のものを形作っていくことができるのです。
そもそも、我々が日本語を話せるのも、両親などの会話を真似した結果なのです。
そしてその日本語で本が出版され、ホームページが作られと、我々の世界は真似をする事の上に成り立ち、広がっているのです。



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