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Lecture.831

パートナーにわかってほしい〜女性として成長するチャンスにしよう〜

講師:みずがきひろみ

パートナーには何でも理解してほしいと思います。なので、わかってもらえないととても悲しく寂しい気持ちになります。ところが、女性は「(気持ち)をわかる」のは得意ですが、男性は「わかる」ことよりも、どうしたらいいかにフォーカスしがちです。そんなとき、「わかってもらえない」悲しみや寂しさを乗り越えるために女性としてもう一段成長したいと意欲をもてるといいですね。実際には、解決策を言う男性はあなたを助けたいと思っている、ことをまず「わかる」ことにリーダーシップをとります。そして、頑張っているから「ダメ出し」するのではなく「大丈夫」と励ましてほしいとお願いしてみましょう。あなたが自立した女性として成長するほどに彼はあなたの気持ちをわかってくれるようになります。最初の心細い気持ちは、カウンセリングでお手伝いできますので、よろしければお役立てくださいね。

Keywords
自立 依存 女性性 理解 責任 

◎リクエストを頂きました◎
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私には長年おつきあいしている彼がいます。すごくわかりあえているはずなのですが、私が一番わかってほしいところはわかってもらえないように思えて悲しくなるときがあります。私は、子供の頃から父が母を怒鳴り、物に当たるのを見て育ちました。私自身も、何度か怒鳴られました。そのせいか、親に対して複雑な気持ちを抱えていてなかなかコミュニケーションがとれません。何度話しても、それは彼には理解してもらえません。パートナーに一番理解してほしいところをわかってもらえないことが寂しいのですが、これはあきらめなければならないことなのでしょうか?
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リクエストをありがとうございます。パートナーには何でも理解してほしい、って思います。ですから、わかってもらえないと感じるととても悲しく寂しい気持ちになるものです。今日は、パートナーをどう理解したらいいのか、二人の間に橋を架けるためにできること、という視点でお話しします。

○ パートナーシップは「異文化間交流」

友人の話ですが、ご主人が「ねぎの味噌汁が食べたい」と言うので、具のないお味噌汁にパラっと小口に刻んだねぎをまいて出したら、「俺をバカにしているのか!」と怒られたと笑っておられました。関東出身のご主人にとって「ねぎの味噌汁」は太いねぎを大ぶりに切って煮たもので、棒ねぎの甘みを楽しみたかったのでしょう。関西出身の奥様は、薬味のねぎしか思い浮かばなかったそうで、「変なものを食べたがるな」と思われたそうです。

こんな思い込みの違いは、パートナーシップを持つと至るところに出てきますね。そもそもパートナーシップは「異文化間交流」なのです。親が違うということは、育った家庭の文化が違うので、ものの感じ方、考え方、価値観は当然違います。そして「ねぎの味噌汁」ではありませんが、食べたことのないもの(経験がない)は理解できないし、思いつかない、説明してもわからない、ということが多々あります。それが、自分にとってとても大切な気持ちだとしたら、わかってもらえないのはすごく残念ですし、悲しいし、寂しいです。

ご両親に対してわだかまりの少ない「彼」にしてみれば、「もっと近づけば問題は解決するのになぜそうしないんだろう?」「本当はもっと仲良くしたいんだろうからすればいいのに」と見えているのかもしれませんね。「できない」という感覚を経験されていなければ、「したいのだったらやれば?」になりがちです。

さらにもう一つ、「男性」と「女性」との間の異文化間交流という課題もここにはあります。男性は、自分の感情を理屈でコントロールすることに慣れていますから、「自分ならそう考えてやるけれど」と思い、ポーンと解決策を投げてくることが多いですね。女性は「気持ちをわかる」ことが愛情だと思っていますが、男性は「解決策を提案する」ことが「助ける」こと、そして「助ける」ことが「愛情」だと思っていますから、ここでもかみ合いません。

「できない」ことを「わかってほしい」時に「解決策」を言われると、女性は、「できない」劣等感と「わかってもらえない」寂しさばかり感じてしまいますが、ここに女性の成長課題もあります。

「違う」文化を持つ二人が一緒に生きることで、価値感に広がりが出てくることこそパートナーシップの醍醐味です。パートナーシップを豊かなものにできるかどうかは、女性が鍵を握っていることが圧倒的に多いです。「わかってもらえないと諦める」のではなく、「成長することで超える」という意欲をもちましょう。結果として、もっと深くお互いを理解し、信頼し合うことができるようになります。


○ 男性(性)の課題、女性(性)の課題

「(気持ちを)わかる」のは女性(性)の得意技です。一方、男性(性)は「理性を使って考えて決める」のが得意です。ここであえて(性)と入れたのは、あくまでも性質で、男性の中でも女性(性)の高い方もいらっしゃいますし、女性にも男性(性)が強い方はおいでです。良し悪しではなく「違い」なのです。

男性(性)の強い人の課題は、「わかる」ようになることですし、女性(性)の課題は、決断力やヴィジョンに向かって、前に進む力をつけることとも言えます。それぞれに課題を乗り越えることで二人ともが成長して、違いを超えて絆を育むことができます。


○ リーダーシップは「わかる」女性から

そんなパートナーシップの豊かさを受け取るためには、まず女性が成長することが大事です。女性が「わかってほしい」気持ちを「わかる」力に変えられたとき、二人の間に太い絆ができてきます。

この場合で言えば、彼があなたをとても助けたがっていることが「わかる」ほど、愛を受け取る力を高められるといいですね。あなたがご両親との関係性をよくすることができる、怖がらなくてももっと自信をもって社会と関わる力がある、と彼は見ています。あなたの成長の可能性を知っているのです。ですから、「あなたが、私がそうなれたらいいね、と思ってくれているのは『わかる』し、嬉しい。でも私は怖がりだし、自信がないからなかなかできない。頑張るから隣で背中をなでながら、『あなたなら大丈夫』と言い続けてね」とお願いしてみてください。頑張るあなたをきっと一生懸命に応援してくれると思いますよ。もちろん、そんなあなたになるためにカウンセリングもお役に立てると思います。

(完)


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134.パートナーシップの自立と依存〜バランス調整をしよう〜
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