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Lecture.795

対人関係を楽にする「自己価値」という視点〜天然キャラの才能と魅力に気づく〜

講師:池尾昌紀

人から天然キャラで空気が読めないと言われる。
そのことで、人を不快にさせていると思うと、とても辛くなります。
そう思うと私たちは自分のキャラクターを抑えて表に出さないようにしようと思います。
しかしながら、この方法はうまくいきません。なぜなら、自分のキャラクターを消すことは、自分らしさを消すことになり、結局、心が窮屈になってしまうからです。
こうした悩みの解決方法は、対人関係における自分の中に新しい視点を持つこと。
「自己価値」を持つということがポイントになります。
自分のキャラクターが人に迷惑をかけていると感じるのは、必要以上の自分の思い込みであることも多いのです。
その理由は自己価値が低いから。
必要以上に自分が悪い、と受け止めてしまうことが私たちは本当に多いのです。
自分の価値、魅力を知ることで、その思いを減らすことができ、本来持っている才能や魅力を発揮しやすくなります。

Keywords
対人関係 自己価値 自己肯定感 天然 魅力 

◎リクエストを頂きました◎
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私は、もう中年の年齢なのですが、空気が読めなくて困っています。
知り合いに自分のことを「不思議ちゃんというか、天然というか・・」
と影で言われていることを知りました。多分、彼女に何か嫌な思いをさせてしまったのかな?と思ってとても気になっています。
その人とは、お互いの子どもの学年が同じで、道で会って会話をする程度です。

私は人見知りですし無口なほうで会話が苦手です。無表情かもしれません。
(笑顔を心掛けてはいます)
そんなのではいけないと思って 会話を弾ませなきゃとか、相手の会話のスピードについていかなければ!と緊張しすぎて、相手の言葉を聞きちがえてしまったりすることも多いです。

PTAでも、友達との付き合いでも、自分でやれる仕事をやっているつもりですが、他人の目には 私の言動が何かおかしいのかもしれません。

若い子なら、天然でも可愛いと思いますが、もう中年です。
不思議ちゃんなんて言われてつらいです。

ひとを不快にさせないようにするために、私はどうすればいいのでしょうか?
(一部、頂いた内容を編集させていただきました)
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人を不快にさせたくない。誰でもそう思うものです。
自分の言動に対して、誰かが冷たい態度を取ったり、敬遠されたりすれば、とても嫌な気持ちになります。
そこには、自分が傷つきたくない、という思いと、誰かを傷つけたくないという二つの思いがあります。
だから苦しいのですね。
また、その原因が、自分が天然で空気が読めないと感じている場合、それをなくそう、減らそうと思って苦しむことになります。

しかしながら、この方法はうまくいきません。なぜなら、自分のキャラクターを消すことは、自分らしさを消すことになり、結局、心が窮屈になってしまうからです。

こうした時は、自分の中に新しい視点を持つことで、苦しい思いを減らすことができます。

1.人は私が思うほどは、私に注目していない、という視点
誰かが自分のことをよく思っていない、という話を耳にしたら、誰だって嫌な気持ちになります。
しかしながら、実際は発言ほど不快に思っていない場合も多いのです。
こうした話は、噂が大きくなっていたり、発言ほど嫌な気持ちを思っていなかったりする場合もあります。
実際に本人に確認してみたら、発言したことを覚えていない、なんてこともあります。
私たちが人からの評価を気にするのは自然なことですが、人は自分が思うほど興味を持っていない場合も多いのです。
ただ、受け止める自分が、それをどう感じるか、がポイント。
必要以上に自分が悪い、と受け止めてしまうことが私たちは本当に多いのです。

はっきり迷惑をかけたりしていることがわかれば謝ればいいし、そうでなければ、自分が傷つつく必要はない、と思ってあげましょう。

2.すべての人に好かれる必要はないという視点
私たちは学校で集団生活をしていく中で、また、社会の中で協調性が大切と学びます。
確かにそれは大切なことですが、すべての人に好かれることには無理があります
誰だって相性はありますし、しがらみや仕事などで関わり合いを持たないといけない場合も多いですが、人によって距離の取り方を変えることの方がうまくいきます。
すべての人に好かれる必要はないのです。
自分が一緒にいて心地いい人とは親しくなり、合わない人とは距離を置いて付き合う。

この視点を持つことで楽になれます。

3.自分の価値を知るという視点

私、池尾昌紀は昭和42年生まれで結構な年ですが、天然で、不思議キャラで、空気が読めないと今も言われます。

そのことが幼い時から劣等感で、それを隠すために、きちんとしなければと自分を律してきました。そのためずっと生るのが苦しく、自分らしさというものがわからないままでした。

しかし、心理学やカウンセリングを学ぶ中で、このキャラには価値がある、と学んでからは、考え方が変わりました。

自分を抑えて、自分らしくないキャラクターを演じる方が、周りの人は違和感を持ちます。

それより、自分はこういうタイプの人間だからよろしくね、と自ら発信して、表現した方が、周りの人は受け止めてくれます。

このキャラを苦手に思う人とは一定の距離を取り、喜んでくれる人とは親しくなる。

そういうやり方を続けていたら「面白い」「何でも話せる」「雰囲気が明るくなる」と言われるようになりました。

それどころか、自分では嫌いなキャラも、羨ましがっている人がいる、ということも多いのです。
人は自分にない魅力を羨ましいと思うもの。

きちんとしている人ほど、ふわっとした天然さを羨ましく思います。

天然キャラとは「天真爛漫」「純粋さ」です。

それを活かすには、苦手なことはしなくていい、ということを受け入れることなんです。

人は誰でも得意なこと、不得意なことがあります。
会話を例にとれば、会話が苦手な人は、このジャンルでは自分の力を発揮できませんが、他に自分の力を発揮する場所があります。
例えば、雰囲気作りや人の話を聴いてあげること。
これは、話し上手な人ほど苦手は場合もあります。
ただ聴いてあげることって、とても難しいし、相手に安心感を与えてあげないと、話す気持ちにもなれません。
ふわっとした雰囲気で安心感や話しやすさを与えてあげられる才能に使えることもあるのです。

天真爛漫さを持った女性はとても魅力的です。年を重ねても可愛らしいというのは魅力なんですね。

ただ、こうした才能や魅力は、自分の価値を低くしていると使えません。
自分では自覚しにくいけれど、価値があるらしい。

そういつも自分に言ってあげることが才能と魅力を発揮しやすくなります。

自ら話をしなくても、ただ、いるだけで周りの人は癒されるかもしれない。

そして、苦手なことは頼んでやってもらえばいい。

そう思うことで、人前にいることが楽になれます。

◎最後に.こうした悩みを持つ自分の優しさに気づくこと
最大のあなたの価値は「優しさ」「愛情」です。
人を不快にさせたくない、という思いはとても優しい心の持ち主という証拠。

こんなに苦しんでいるのに自分のことは置いておいて、誰かのことを大切にしたいと思うということは「優しさ」以外の何物でもありません。

そのことを是非、感じてみてあげてください。

(完)


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