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Lecture.693-2

私たちの人生を決める潜在意識のストーリー(2)〜潜在意識下のストーリーと出会う〜

講師:根本裕幸

物心つくまでの私たちはあらゆる情報をそのまま飲み込んできました。だから、意識したわけではないけれど「越後屋」と聞くと、何か悪い人のように感じてしまうのです。
三つ子の魂百までと言われますが、幼少期の家庭環境やテレビ、物語を通じて接していたものは自分自身が潜在的に持っているストーリーを想起させるもの。いろいろな事例を通じて、学んでいきます。

Keywords
潜在意識 幼少期 テレビ 両親 物語

●潜在意識下のストーリーと出会う。

例えば、潜在意識の例えでこんなお話をよくします。

「みなさん、“越後屋”って聞いてどんなイメージを持ちますか?」

何となく、悪いイメージ、ありませんか?
でも、みなさん、越後屋さんに会ったこと、あります?
ほとんどの方はないですよね。
でも、なんかイメージが悪い・・・どうしてなのでしょう?

そう、お分かりですよね。子ども時代、お父さんやおじいちゃんが見ていた時代劇を一緒に観ていた結果、悪役として描かれることの多い越後屋さんにそんなイメージを持ってしまったのです。

「代官様、黄金色のお菓子でございます」と賄賂を差し出し、「越後屋、そちも、悪よのぉ」と言われているセリフ。
耳に蘇るのではないでしょうか?

意識的に取り組んでいたわけではないイメージが私たちの心の中にはしっかりと存在しているのです。

他にもテレビや身近な人の影響はたくさん受けています。
「お金持ちは何か悪いことをしていそうな気がする」
「苦労しなければ成功しない」
「成功するには気合と根性が大事だ」
「世の中は悪い人がいっぱいいる」
「東京(大阪)は怖い街だ」

そういう知らず知らずのうちに身に着けたストーリーを私たちは本当にたくさん持っているのです。

また、一見「いい話」の中からも自分を縛る観念を見出すことができます。

小さい頃、私は「3匹の子豚」という童話が好きで、毎晩のように母親にせがんで読んでもらっていました。

木や藁で簡単に作った家はオオカミにあっという間に壊されてしまうけれど、手間や時間をかけて、上のきょうだいからバカにされても丁寧に作った煉瓦造りの家はオオカミが何をしようがびくともせず、命が守られた、という話。

子豚の3兄弟が末っ子の作った煉瓦で無事、ことなきを得られました・・・というハッピーストーリーなんですが、同時に、この物語は私の潜在意識に明確なストーリーを残しているのです。

 時間はかかっても堅実に、コツコツとやれば成功する。
手を抜いて遊んでいたり、サボっていたら失敗する。

そのせいかどうか分かりませんが、仕事にしても、人間関係にしても、きちんとすること、堅実であることを美徳にしてしまう私がいるんですよね。
それは長所になりうる一方で、新しい世界に飛び出す勇気を持ちづらく、また、遊んだり、手を抜くことに罪悪感を抱くようになってしまいました。

その一方で、私が太りやすい体質なのも、もしかしたら「子豚」に憧れたから・・・とは思いたくないですけれど(笑)

この童話がいいの悪いの、という議論をしたいのではありません。
長所はすべからく短所になり、短所は裏を返せば長所になりますから、どっちでもいいのです。
しかし、この物語は確実に私の生き方に影響を与えているのです。

こうした潜在意識に刷り込まれたのは童話やテレビだけではありません。
あなたのお父さんやお母さん、一緒に生活していた人たちの考え方、価値観、生き方、感じ方、そのすべてが成長と共にあなたの意識の中にあるでしょう。

関西人は「ボケたら突っこむ」というストーリーを幼少期から描いてきてる人が多いですから、初めて大阪に移り住んだ頃は、そのやり取りに苦労したんですよね。
静岡県民である私の潜在意識に「ボケる」「ツッコむ」という情報はほとんど入っていなかったものですから。

また、うちの母親は「ひろちゃんは可愛いわね」とか「ひろちゃんはすごいねえ」と口癖のように言っていたので、真偽のほどはともかく「自分はかわいくて、すごい人間なんだ」と思い込むようになりました。
それが私のお坊ちゃんみたいな態度や、偉そうな言動になっているのと同時に、あまり物怖じしない性格を作ってくれています。

これも潜在意識に刷り込まれたストーリーです。

だから、みなさんが幼少期(特に物心がつく6歳くらいまでが肝心なのですが)に、家族がどのような関係だったのか(それを自分がどう捉えたのか?)、子ども時代に好きだった物語、テレビ番組は何か?お父さん、お母さんの口癖や価値観は何だったか?というのを掘り下げていくと、あなたが潜在意識に描いたストーリーに出会いやすくなります。

子ども時代のアルバムがある方は是非取り出して眺めてみてください。
そこに写っている自分は笑顔でしょうか?
その自分は何を感じていたでしょうか?

その時代、お父さんのこと、どう思っていました?
お母さんのことは?
お母さんはお父さんのことをどんな風に言ってました?
他の家族とはどんな関係だったでしょう?

もし、アルバムが手元に無い方は、子ども時代を思い出させてくれるものに触れてみましょう。
ネットでその時代に流行ったアニメやドラマを検索してみてもいいですし、子ども時代に育った街の写真を検索してみてもいいですし、もし、近所であれば小学校への通学路をもう一度歩いてみるのも効果的。

その時代、あなたがどんな風に過ごしたのかを感覚的に取り戻すことで、あなたの潜在的なストーリーを見付けることもできるのです。

もちろん、今起きた問題と直結するストーリーが見つかるかどうかは分かりません。
場合によってはカウンセラーの手を借りた方が早く見つかるかもしれませんが、ただ、子ども時代の自分との出会いは色々な面で今にいい効果を与えます。
ぜひ、一度、時間を取って向き合ってみませんか?

では、次回からはその癒しの事例を一つ、紹介させて頂こうと思います。

>>『私たちの人生を決める潜在意識のストーリー(3)〜潜在意識のストーリーを癒す1〜』につづく

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122.心の仕組み〜あたまでわかっているのにできない時〜
143.心の中の子供を助けてあげる〜インナーチャイルド2〜
191.潜在意識・無意識からのメッセージ〜analysis of the selfのヒント〜

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