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Lecture.569-4

傷ついた男性性かもたらすもの(4)〜女性性で癒す〜

講師:根本裕幸

傷ついた男性性を癒すために女性性を用いる方法をご紹介します。男性性と女性性はバランスなので、それぞれのバランス調整をすることで、より楽に幸せな人生を送ることができるのです。そこで心の壁を取り去り、もう一度心を開いてイキイキと感情を感じるアプローチと、リーダーをサポートすることにより権威から愛される存在になることの二つをご紹介。そうした女性性を生かしたアプローチにより、あなたはより自然体に、楽に、愛の導くままに生きることができるようになるのです。

Keywords
男性性 女性性 バランスの法則 オープンさ 愛


●男性性を癒す女性性のエネルギー

男性性のエネルギーは、ポジティブな意味での競争(切磋琢磨)や物事を達成するための持続力・継続力・忍耐力などのパワーに関するもの、冷静な判断力や分析力、視野の広さ、知識、老賢者が象徴する叡智、論理的な構成力、父性に包容力、優しさ、温かさ、懐の深さなどの様々なポジティブな要素を持つのですが、自立していくプロセスでは、その良さを十分に発揮することができず(または、その長所を発揮するにはまだ成熟度が足りず)、そのエネルギーがネガティブな方向に使われてしまうことも多いのです。

それがここまで紹介してきた、心の壁や正しさの争い、権威との葛藤などですが、これを癒していく鍵が“女性性”にあるというと、意外な感じがするでしょうか?
それとも、やっぱり・・・という感じでしょうか。

そもそも男性性と女性性はそれぞれがバランスを取り合う存在で、男性性が過多になってしまえば理性的になりすぎ、女性性に偏れば感情だけで突き進むようになってしまいます。

男性性の痛みには女性性がよく効く薬になるのです。

では、どんな風に女性性を取り入れていくのがいいのか?ちょっと抵抗を感じる向きもあるかもしれませんが、ひとつひとつ紹介していきましょう。
もちろん、女性性を取り入れるということが必ずしも「女性的になる」ということではありません。

また、男性性というと男性の問題のように感じるかもしれませんが、実は女性にもこの問題が強く出てくることも多いんですね。
仕事や社会的な立場に関する問題はもちろん、パートナーシップでも、正しさを主張するあまり関係性が壊れてしまったり、権威との葛藤により彼のプライドをずたずたにしてしまったり、と女性にも無縁な問題ではありません。

○感情にオープンになること、自分の気持ちに素直になること

心を壁を作るのも、正しさの争いに陥るのも、傷ついた心を封印し、守ろうとする行為に他なりません。

悲しみや寂しさなどの辛い感じるのが嫌だから、そこに蓋をし、強がって生きるのが傷ついた男性性がもたらす“自立”のプロセス。
でも、そのために壁を作り、自分を正当化し、権威と争ったとしても、そこには傷ついた勝者と敗者が残るだけです。
そして、争いが繰り返されれば、やがて戦意を喪失し、燃え尽きたようになっていきます。

そうしてたどり着いたデッドゾーンにおいては、心は何も感じず、死んだような状態になりますし、実際に死の誘惑も訪れたりします。

そこでもう一度、心を開き、その中に隠された感情と向き合っていくことが“生き返り”につながります。
すなわち、見えないように押入れに詰め込んだ“荷物”を整頓し、「相互依存」の世界に入っていくのです。

この感情をオープンにしたり、解放していくプロセスは女性性のエネルギーそのものです。
理性や論理的思考を一旦横において、ただ感情を感じる時間を作ってみたいものです。

感情を扱うセラピーを利用するのもそのひとつですし、映画・ドラマ・小説・舞台・ミュージカルといった感情を揺さぶるものに触れてみてもいいでしょう。

また、女性的な感性を持った人とのコミュニケーションもとても効果があります。

そうした経験を通じて、自分自身が何を感じているのか?何を思っているのか?を明らかにしていくと、感情的な“素直さ”を手に入れることができるのです。

強がることも、正しさを証明するために頑張ることも、権威と争いを繰り返す必要もなくなる、平和で穏やかな世界がそこに実現します。

どうあるべきか?に従うのではなく、素直な感情に沿って生きる時間が作れると、心がかなり解放され、肩の力が抜けた自然体のあなたをそこに見つけることができるでしょう。

○権威に愛される存在になる

傷ついた男性性は競争を生み出し、孤独の罠に陥ります。
そこでは戦いを生むことがあっても、つながりや仲間を作り出すことは難しくなっていきます。
特に権威との葛藤においては反逆児になりやすく、孤立無援の状態を作り出しやすいのです。

さて、そこで女性性を発揮し、リーダーの良き理解者であり、サポーターになることをお勧めしています。
これにはプライドに触ることもあり、また、惨めさや屈辱的な気持ちを味わう人もいます。

しかし、権威であるリーダーの素晴らしさを認め、そして、そのサポートに付くことで、あなたはより広い視野と可能性を手に入れることができるだけでなく、何よりも“権威から愛される存在”になることができます。
そこでは競争や葛藤を手放して、同じ目標を共有する仲間や同志になることができるのです。
そこでは孤独は癒され、つながりの元、自分自身の居場所や存在意義をはっきりと感じることができるでしょう。

もし、あなたが権威に愛される存在になれたとしたら、もうお分かりですよね?
これも「投影」されるわけですから、次のプロセスであなたがリーダー(権威)になった際、周りからの批判に怯えるのではなく、むしろ、多くの人がサポートを名乗り出てくれるように感じられるようになります。

それがあなたの本来の目標(生まれてきた目的、ミッション)を果たすのに一役買うと思いませんか?

本来のあなたは人を愛し、助け、救い、導きたいという欲求を持っています。それは生まれ持った使命で、深いレベルでは、正しさの争いや権威との葛藤によってその使命を果たしていないことで罪悪感を持って自分を罰し続けています。
そこで、権威に愛され、自分が権威を持つことに抵抗がなくなれば、あなたが本来したかったことを果たす準備が整うのです。
それにより、罪悪感が解放され、愛にしたがって生きることが可能となっていくのです。

だから、このチャレンジは勇気ある一歩と言えるのではないでしょうか。

傷ついた男性性は「自立」のシンボル。
それを手放して「相互依存」のステージへと進むヒントを大きく2つ、お送りしましたが、いかがでしたか?
自立を手放すのはカウンセリングでもよく出てくるテーマなのですが、心理的な抵抗も大きいものの、しかし、その人生に与える影響もまた大きく、多くの方が、成功や幸せに向かって踏み出されています。

そして、この自立を手放すプロセスは間違いなく、あなたの人間性を成熟させてくれる、とても素晴らしい道でもあるのです。
大人の男性/女性として、ますます自然体に、成熟した大人になることで、より自分らしい人生を幸せに送ることができると思うのです。

ぜひ、皆さんの幸せのために参考にしていただけましたら幸いです。

>>『傷ついた男性性かもたらすもの(4)〜女性性で癒す〜』につづく

関連する講座へのリンク集

7.私達の成長のプロセス〜Part 2 『自立』〜
14.投影とその活用方法〜人は心の鏡〜
50.私の中の男と女〜男性性と女性性〜
110.バランスの法則〜パートナーシップの見えない繋がり〜
165.キャリアの問題と権威との葛藤〜権威から愛される〜
451-4.欠点は直すものではなく受け入れるもの(4)〜欠点を受け入れてオープンになる〜
517-1.バランスの法則3(1)〜心はバランスを取りたがるもの〜

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