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Lecture.567-4

パートナーから離婚を切り出されたら(4)〜自分を変える、というプロセス。そして選択。〜

講師:根本裕幸

前回、自分自身の中にも問題を引き起こすパターンがあることを紹介しました。今度は、そのパターンを癒し、自分を変えていくプロセスに取り組んでいきましょう。
あらゆる問題は「変化」を促すために起こるものですから、離婚問題にしても同じこと。
そこで今回はカウンセリングでもよく扱う二つの事例を紹介して、その取り組みについて具体的にお話したいと思います。

Keywords
離婚問題 自分を変える 問題解決 愛情にあぐらをかく セックスレス


●自分を変える、というプロセス。そして選択。

離婚問題はどんな形でも、あなた自身に変化が求められている証です。
特に別れを切り出される側だとすれば、今までの自分にNoを突きつけられていると思っていいでしょう(もちろん、正確にはお互いに、なんですけどね)

さて、別れを切り出された場合によく見受けられるいくつかの問題について少し掘り下げて考えてみたいと思います。

もちろん、相手が別れを切り出した理由が「愛情がなくなった」「他に好きな人ができた」「価値観が違ってこれ以上一緒にいられない」などであっても、あまり関係はありません。

それは相手の事情であって、自分自身には、前回ご紹介したように、それをヒントとして取り組むべき課題が与えられているからです。

○相手の愛情にあぐらをかいてしまっていた。
○相手を尊重せず支配(コントロール)していた。

自立側の立場において、自分が優位に関係性を進められるために、つい、相手の気持ちを考えずに行動してしまうことが少なくありません。
その結果、相手に我慢を強いるようになり、それが何年も熟成された挙句、浮気、離婚問題などに発展することが少なくありません。

この問題の厄介なところは、なかなか自覚しにくいところです。
相手を支配している感覚を持つ方ってあまりいないんですよね。
「彼がしっかりしていないから、私がしょうがなくリードしていた」
「彼は決められない人だから、結局私が全部決めなきゃいけなかった」
「彼は自分の意見が無い人だと思っていた」
「彼は私の言うことなら、何でも喜んで聞いてくれると思ってた」
「彼はとても優しい人で、私のことを一番に考えてくれてるはずだった」

少し受身のニュアンスで語られる方も少なくないんですよね。

特に女性は男性に比べて精神的に強いので、知らず知らずのうちに相手を感情的にコントロールしてしまうことも多いのです。

特に幼少期から自立して生きてきた方、感情的に相手を支配するタイプのお母さんを持つ方、男性不信が強い方、女性同士の社会で生きてきた方などは特にこの傾向が強いかもしれません。

ただ、この方の場合、同時に愛情深く、情熱的で、かつ、とても女性的な要素を持つものです。

このパターンを解決していくためには、自立を手放し、負けを認めること。
相手の価値観、考え方、行動を馬鹿にすることなく尊重すること。
女性ならば、内なる女性性を許し、男性を自分の中に受け入れるマインドを育てていくこと(競争ではなく、共存を選べるように)。
などを目標としてカウンセリングを進めていきます。

その効果としては、より肩の力を抜いた生き方ができると同時に、きらきらとした美しい女性性を発揮して面白おかしく生きることができるようになります。
例えるならば、汗でべたべたした体をシャワーですっきり洗い流した後の気分のようなイメージです。

○セックスレス、セックスの問題

セックスの問題が離婚に結びつくこともとても多いようです。
「セックスをしたかったが、相手に拒否されてずっと我慢を強いられてきた」
「無理やり相手が望むように応えてきたが、もう犠牲は続けられないと思った」
「セックスの相性が合わず、苦痛にしか感じられない」

これはそのまま“セクシャリティ”の問題を教えてくれています。

自分が今感じている感情や、セックスに関するイメージがどうであれ、あなたはよりセクシャリティを解放して、自分らしい人生を生きる分岐点に来ているのです。

セクシャリティって生命力でもありますから、セックスの問題が浮上するときは、生き方そのものに関するテーマとして捉えてもいいんですね。
ある意味、セックス/セクシャリティの問題ってそれくらい大きいんです。

だから、セックスをする/しない、するならどんなセックスをするのか?というのも大切な課題なのですが、まずは、その前に、自分自身のセクシャリティと向き合っていくことを提案しています。

自分の性について嫌悪していたり、抑圧している部分はないだろうか?
セクシャリティを解放することに抵抗を感じているところはないだろうか?
開放的なセックスをすることに恥ずかしさや恐れはないだろうか?
オーガズムに達することに抵抗や恐れはないだろうか?

性についての問題はとても繊細なテーマで、また、嫌悪感を伴うことも少なくないので、とても慎重に扱う必要があります。
また、自分で向き合おうにも、なかなかよく分からない領域の問題で、行き詰ってしまうことも少なくないですね。

しかし、セクシャリティを解放していくことは自分自身に大きな自由をもたらしてくれるものなんです。
まるで羽が生えて空を自由に飛びまわるような、そんな感覚が手に入るプロセスです。
性的な自由を獲得すればするほど、あなたはそんな自由を感じ、様々なインスピレーションを受け取ることができるので、これはパートナーシップのみならず、ビジネスの世界でも幅を広げさせてくれます。

今回は文字数の都合で2例のみのご紹介となってしまいましたが、それぞれの問題の影には才能や魅力があり、あなたがこの問題と向き合い、乗り越えることによって、多くのギフトを手に入れられる(すなわち、成長できる)のです。

離婚問題は人生に直結する問題だけに深刻になりがちなのですが、これも自分自身が、そして二人が成長するプロセスと捉え、できるだけ前向きに取り組んでいきたいものです。

そうして、自己成長を遂げたときに、自然と結婚生活を続けるのか、離婚を選ぶのかの選択がやってきます。

カウンセリングの始めの方に実はこのようなお話をします。
「この問題、今はパートナーが主導権を握っているように見えますが、最終的にはあなたも選択肢を持つんです。離婚するのか、しないのか。そのとき、離婚を回避する方にも、また、離婚する方にも明るい未来、ヴィジョンが見えています。だから、そこが一番の悩みどころになるんですよ。その日のために、一歩一歩前に進んでいきましょうね」

問題を通じて自分を見つめなおし、自分を変えたとき、以前よりも、一歩も二歩も成長して生まれ変わった自分がいます。

そこでは以前とは違う価値観を持ち、パートナーシップに対する考え方も、パートナーに対する思いも変化した新しい自分です。

その自分はこのまま結婚生活を続けるにせよ、離婚するにせよ、どちらにしても、ハッピーな未来が見えています。
だから、この選択はある意味ではとても難しく、ある意味ではプロセスの途中から答えが見え始めることも多いのです。

でも、皆さん、疑問に思うでしょう?
じゃあ、相手の選択は?

そうです。この領域では物事はとてもシンプルです。
自分の選択と、相手の選択が不思議と一致することが多いんです。
二人にとって最良の選択なわけですから、離婚をしないにせよ、するにせよ、お互い同意ができる結末に至るのです。

(完)

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