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Lecture.543-4

キラキラ女子の男らしい生き方(4)〜男の子のハートを持つ理由と意味〜

講師:根本裕幸

女性でありながらも男らしい生き方をしてしまう原因について考えています。やはり、育った環境の影響は大きく、生まれたときから「跡取り」や「男の子」を期待をされたり、母子家庭で強い母親に育てられたり、父が弱く頼りにならなかったりした場合に顕著に現れます。また、女子校育ちで女性に意識を向ける癖が付いていたり、辛いことですが性的イタズラが自分が女性であることを否定させたりすることもあるのです。
しかし、そうした傷もセラピーを通じて癒していくと、素晴らしい変化があり、次のステップに進むことができるのです。

Keywords
跡継ぎ 自立した母 不在もしくは弱い父 トラウマ セラピー


●問題の原因は?そして、その解決は?

さて、サファイア姫のような“キラキラ自立している女子の男らしい生き方”の原因ってどこにあるのでしょうか?

本物のサファイア姫は男子しか跡取りになれない“国政の事情”により男の子として生きることになったわけですが、それと同じような背景を持つ方も実は少なくないのです。

一つは、親や周りの人が何らかの事情で男の子を望んでいた場合です。例えば、本家の跡取り問題で、分家のおじさんやおばさんから散々「あんたが男の子やったらなあ」と言われたり、息子をプロ野球選手にしたかったお父さんが「1人くらいは男の子がいたらよかったのに」と呟いていたり。そうすると、「女の子として生まれてきちゃいけなかったの?」と心に思うようになり、体は女の子だけれど、心は男性的な生き方に傾倒することがあるのです。
これは周りの期待に応えよう、周りの失望させないように、という優しさ、愛情、責任感、使命感などから生まれるもので、社会的にもとても信頼される人材に育つ可能性が高いですね。
しかし、その一方で、“女の凝らしさ”はタブーなものとして封印されてしまうのです。

また、小さい頃に両親が離婚するなどして母子家庭に育った場合、自らが“お父さん代わり”として名乗りを上げる場合もあります。
特にまた、お母さんが弱い人だったり、すごく女性的なタイプで、長女であるあなたが強くならなければいけなかったようなケースや、下に弟や妹がいて彼らの面倒をみなければいけなかったようなケースでは、夫、あるいは、父親代わりとして、その立場に立つことも少なくありません。
そうして、家族を守ろう、支えよう、と一生懸命頑張った結果、気がつけば、男の子のような生き方(長女というよりは、長男のような立ち位置)になったりするんです。

さらに、お父さんはいるけど立場が圧倒的に弱く、頼りない存在だったり、収入の面でお母さんに見劣りし、すっかり家の中では居場所がなくなっている場合などでは、幼くして男性に絶望を覚えてしまいます。
そうすると「女の子だけどちゃんと自力で生活していけるようにならなければ」とか「男に頼る生き方だけはしちゃいけない」などと強く思うようになり、顕著に“サファイア姫化”してしまうこともあります。
つまり、自立が強まりすぎるわけです。

そして、両親の仲が最悪で将来の結婚に何ら希望を持てなくなってしまう場合でも、女の子が1人でも生きていける環境(手に職を就ける、海外で生活するなど)を自然と選ぼうとします。夫婦に絶望した分だけ、自立して生きる道を選ぶのです。
「中学生くらいから、早く大人になって家を出たかった」
「手に職就けて、1人でも生きていけるようになりたかった」
そんな声をよく耳にします。
(私の印象では、看護師、薬剤師などの専門職の方や、大学時代から自費で海外に渡った方にその傾向が強いように感じるのですが・・・)

また、前回“タカラヅカ化”の部分で紹介した、いわゆる“女子校育ち”の女子の場合も例に漏れません。むしろ、サファイア姫の主力はこの女子校育ちにあると言ってもいいかもしれません。
女子に囲まれた環境の中で生活し、心の中の人口密度が“女子100%”に偏っていくと、自分の視野(人生)に男はいない、という感覚になっていきます。男性が目に入らないのです。

そして、外せない、けど、とても切ない、辛いケースもあります。それは幼少期の性的なイタズラの問題です。そのイタズラの結果、女性性が酷く傷つき、“もう普通の女の子としては生きられない”と感じてしまうのです。
「同級生が男の子の話で盛り上がっていたり、恋することに目が輝いているのを見ると、自分とは違うな、私はその世界にはいけないな、と強く思ったことを思い出しました。」
私、そう語る方とどれくらいお会いしたことでしょう・・・。
その傷が、自分が女性であることを幼くして否定させてしまうのです。

しかし、そうした過去のトラウマが問題の場合でも、その傷と向き合い、癒していくことはできると思っています。

子どもの頃の痛み(両親の離婚、不仲、否定、性的イタズラ等)には、当時の自分には理解し得なかった事情や、子ども時代にはそう解釈するほかなかった誤解、あるいは、自分の意志とは異なる無意識の働きから来る原因があります。

カウンセリングやセラピーでは、その辛くて、否定的な物語を、愛の物語に書き換えていくことを目指しています。
どんな辛い状況であったとしても、そこに愛を見出すことは可能で、また、その愛に気付くことによって、癒され、救われることは少なくないのです。

ここまでの紹介した原因のほとんど全てに当てはまる女性がこうおっしゃってくれたことがあります。
「私、今まで皆を助けてきたんですね。意識はしなかったけれど、お父さんやお母さん、知らないおじさんのことも、自分なりに一生懸命やってきたんですよね。もう、幸せになっていいんだ、て思いました。なんか、刑期を終えた囚人の気持ちが分かるような気がします。」

極端な例えをされましたが“放免”ということですね。

「幸せになっていいんですよ。もう、それだけ頑張ってきたんですから、その資格、十分ありますよね」

そう伝えることが、私には精一杯でした。

自分の人生を承認し、また、自分が幸せになることを選ぶことを許せるようになったとき、サファイア姫の人生を手放し、本来の女性としての生き方が選べると同時に、それまでの“男らしい”人生に意味を感じることもできるのです。

さて、そうした“再生のプロセス”においては、その作業が非常に難解に感じられることもあります。しかし、それまでの“男らしい”生き方が逆に効果を発し、癒しのペースを加速させてくれることもあるのです。

つまり、本意ではなかったものの、結果的に男らしい生き方をしてきたことで、あなたの中には前向きな気持ちや決断力、コミットメントといった男性性が持つ素晴らしい力が備わっています。
それが、自分を癒すことにコミットできたり、前向きに過去の出来事を捉えることができたりする点で、あながち、男らしい人生も無駄じゃなかったよね、というプロセスになるのです。

また、こうして過去の痛みを癒していくと、女性性がさらに解放されていきます。
キラキラにさらに拍車がかかり、大人の女性としてさらに魅力的な女性へと成長されるケースがほとんどなので、その変化を感じ始めると、自らを癒し解放するプロセスが本当に楽しくなるものです。
そのため、サファイア姫たちのカウンセリングは徐々に、自己実現や魅力アップなど、自分がより良く、魅力的になるテーマに移っていくことが多いのも特徴なんですね。

つまり、今までの男性性はそのままに、新たに成長した女性性の部分が加わり、とてもバランスの取れた、さらにキラキラ輝く女子、が誕生しているのです。

それだけではありません。
今まで男らしく生きてきた分、実は、男性の気持ちが驚くほどによく分かる存在になっているのです。
その効果がパートナーシップにおいて如何なく発揮されることは想像に難くないですよね?
あなたはビジネスにおいてはもちろん、パートナーシップにおいても成功を収めることができるのです。

より輝きを増す自分へ。そのための一歩を踏み出してみませんか?

皆様の参考になりましたら幸いです。

(完)

関連する講座へのリンク集

7.私達の成長のプロセス〜Part 2 『自立』〜
50.私の中の男と女〜男性性と女性性〜
118.自立の心理学〜自立によって引き起こされる問題〜
170.自立を手放す〜傷ついた女性性を癒すアプローチ〜
290.デッドゾーン理論
391-2.デッドゾーンの心理学(2)〜今までのやり方を変える〜

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