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Lecture.531-4

ハードワークに嵌まる心理〜ハードワークを手放すには?〜

講師:根本裕幸

ハードワークを手放すために何をすればいいのでしょうか?今回は、カウンセリングの中でよくお伝えする2つのアプローチをご紹介しています。一つは、自分の中の愛に気付くこと、もう一つは、あなたを愛している人からの愛を受け取るということ。そうすることで、肩の力を抜き、自然体で再び仕事と向き合えるようになるのです。ハードワークを手放した方に共通する意識、それは意外かも知れませんが“仕事が効率的にできるようになった”ということなのです。ハードワーカーの皆様に是非、体験していただきたい世界です。

Keywords
ハードワーク 愛 再選択 手放し 受け取る


●ハードワークを解決していくには?

ハードワークというのは自分自身を追い詰め、疲弊させ、燃え尽き、そして、押しつぶすような結果を招くことが少なくありません。

1回目に触れたように、体調の問題として出てきたり、あるいは、ギャンブルやアルコール、セックスなどの問題へと連鎖するのであれば尚更、解決しておきたい問題ですね。
特に罪悪感が根っこにある場合、とても自己破壊的な欲求を持ちますから、あなたの大切な家族や仲間を傷つけ、失い兼ねません。

さて、そもそも仕事を一生懸命やる目的ってあなたにとっては何なのでしょうか?
これは非常に難しい質問ではありますが、一つに“自己実現”、一つに“大切な家族のため”であることが多いと思うのですが、いかがでしょうか?

「あなたはなかなか認めたくはないかもしれませんが、本当は家族のことをとても大切に思い、守りたいと思ってらっしゃいますよね?先ほどお話いただいたように、あなたの育った環境はとても辛いもので、お父さんが家庭を顧みなかったり、ご兄弟が問題を起こしたりして、本当に大変だったと思うのです。でも、そのとき、自分が作る新しい家族は温かく、また、笑顔の絶えないものにしたいと考えられたのではありませんか?そのために、仕事を頑張ってこられたんですよね。ご実家がお金がなくて苦労した分、今の家族にはそのような思いはさせたくないと頑張ってこられましたよね。でも、それはあまりにあなたの体を過酷に痛めつけてしまっていませんか?本末転倒になっていませんか?とても勇気のいる決断だと思います。でも、今、ご自身が本当に大切にしたいものを選択するチャンスではないでしょうか?あなたの愛したいものを愛するために、決断のときではないでしょうか?」

少々説教臭いと思われたかもしれませんが、ご夫婦でカウンセリングに来られた方に、こんなお話をさせていただいたことが何度かあります。

神妙にされる方、深く頷く方、そして、涙を流される方がいました。

家族を守ろう、愛そうとして、仕事を頑張ったんだと思います。
でも、なぜか、その仕事の刺激にはまってしまい、様々な問題を抱えることになってしまいました。
本末転倒ではないでしょうか?
だから、本来、あなたが愛したいものを素直に愛しませんか、ということを伝えたかったのです。

無価値感も罪悪感も、愛には勝てません。
愛のためにしていることが、実はそうではなかったことに気付いたとき、再選択することができるんですね。

そして、もう一つ。逆に周りの人の愛を受け取ることで、ハードワークに歯止めをかけることができます。

「家族や周りの人があなたをどれくらいいとおしく、大切に思っているか、分かるでしょうか?
ハードワークをしていると、その愛に気付けません。いや、むしろ、その愛が、期待にも、重圧にも思えてきてしまうものなんです。
あなたの奥さんは、仮にあなたが仕事を失ってもいいとおっしゃってますよ。体を壊したり、心を痛めるのであれば辛すぎるから、そのような仕事はいらない、と。お金は大切だけれど、きっとあなたは、何とかやっていけるだけの力を持っている、そう信じてる、って奥さんはおっしゃってました。とても信頼されてますよね。それは愛ですよね。その愛に、少し、甘えてみてもいいんじゃないでしょうか。その奥さんの信頼に少し委ねてみてはいかがでしょうか?あまりにも1人で頑張りすぎたのかもしれませんね。肩の荷を降ろして、奥さんと温泉にでも浸かりながら少しゆっくり考えてみてください。」

そんなお話をさせていただいたこともあります。
頭では分かるんですけどね。なかなか受け取ることができないのが、自立的に生きてきた人にとっての、大切な人からの愛です。

ハードワークは心理的に見ると、傷ついた男性性がもたらす罠なんですね。
だから、それを解くには“女性性”のエネルギーがとても必要かつ効果的なのです。

だから、女性的なもの。すなわち、女性そのものでも構いませんし、温泉や海、温かい布団、ゆっくりとした時間、柔らかいマットなど、女性性が豊かなもので、その自立を癒していくことが出来ます。

多くハードワークの問題は、自立の最後の方にやってきます。
だから、それを乗り越えると、相互依存という“天国”に入ることができるのですが、そのためには、ある種、とても“嫌なこと”をしなきゃいけなかったりするんです。

カウンセリングやセラピーでは、その“嫌なこと”をよく提案させて頂くんです。
「友だちにヘルプメッセージを送ってね」
「部下を信頼して、もっと仕事を任せてください」
「従業員を集めて、『俺を助けてくれ』と頭を下げてください」
「奥さんに、お前には負けたよ、と伝えてください」
「お父さんに、負けを認めて下さい。」(お父さんとの競争を手放すため)

ある人にとっては「なんだ、そんな簡単なこと?」なのですが、別の人にとっては「それだけはやめてください・・・」ということもあるのです。

ハードワーク。とてもしんどいことがたくさんあります。心身ともにダメージを受けますし、それどころか家族や仲間に影響を及ぼしてしまうこともあります。
でも、それをきっかけに愛を知り、受け取れたとしたら、それに勝る幸いはないでしょう。

ハードワークもまた愛を学ぶ手段と言えるのではないでしょうか。

さて、ハードワークを卒業するとどのような気分になると思いますか?
もちろん、開放感、楽さはたくさんあります。自由や余裕も感じられるでしょう。
でも、この道を通られた方がよくおっしゃるのは、このような言葉なんです。

「今まで無駄なことをたくさんしてきたな、と思うんです。エネルギーを注ぐところでは注がず、必要のないことろにたくさん注いできたのかもしれません。これからは、もっと必要ことだけすればいいって今は思えます。大事なもの(愛)も分かりましたしね」

こうした方々は、もちろん転職される方も少なくありませんが、仕事のやり方、取り組み方を変える方が多いんですね。
そうして、驚くほど効率的に仕事がこなせるようになった、という方が、実はほとんどなのです。

皆様の参考になりましたら幸いです。

(完)

関連する講座へのリンク集

164.許しと手放しの心理学
288.自立の人にとっての“受け取る”〜本当の意味で受け取る為に〜
456.自分の価値を認められない人たち 〜あなたが自分の偉大さを受け取るために〜
519-4.「自立の自立」と「自立の依存」〜自立を手放して相互依存の世界へ〜

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