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Lecture.30 お話をすることの大事さ

講師:原裕輝

あなたの本当に伝えたい事はなんでしょうか?素直な気持ちをコミュニケーションする、そんなヒントはいかが?
Keywords
コミュニケーション
伝える
恥かしさ
感情
ストレス

皆さんはお話をすることは好きなほうでしょうか?
「昨日、総務課の○○ちゃんと、営業部の××くんがデートしているの目撃した。」というお話もあれば
「わが営業部のチームワークを高めるために話がしたい。」というお話もあります。
お話をするということは、コミュニケーションが生まれます。
自分の気持ちや考えを伝える、そして相手の気持ちや考えを知る事ができます。
そうすることでお互いの理解が深まり、信頼関係が芽生え、友情や愛情が育っていきます。
大好きな人に自分の気持ちが解ってもらえたら、自分の気持ちが100%伝わったらどれだけすばらしいことでしょうか?
大好きな人から愛されているという気持ちが伝わればどれだけ嬉しいでしょうか?これらは言葉を使ってのコミュニケーションをとることで自分の気持ちを伝える、相手の気持ちを知るということが可能になります。
お話するってすばらしいですね。


● 言葉で言わなくちゃ解らない

私たちは、超能力者や霊媒師でもない限り相手の気持ちを読み取るというのは、難しいです。逆に自分の気持ちを伝えるというというのもインドの山奥で修行をしてテレパシー能力を開発しないかぎり難しいです。
しかし、僕たちは超能力者や霊媒師でもない限り、自分の気持ちを黙ったまま伝えるのは難しい、相手の気持ちを言葉をつかわず知ろうとするのは難しいと解っていてもついつい言葉で伝えることをさぼってしまいます。
自分の気持ちを言葉で伝えないまま相手の様子を伺っている内に、
「いつになったら気がつくの!」
「言った後じゃもう遅い!!!」
と怒ってしまった経験はないではないでしょうか?
なぜならば、私たちには、気づいてほしい、注目して欲しい、言わなくても解ってほしいという欲求があるのでこういう行動をとってしまいます。
又、言葉で伝えていないのに自分の気持ちが通じ時に愛されたと感じる人は、
愛されているということを感じたい為に、こういう行動をとりがちです。
逆に言葉で伝えていないので相手が自分の気持ちを解らなかった時は、愛されていないと怒ってしまうわけです。
もちろん怒りというのは感情の蓋ですから怒りの下には愛されていないと感じた時の寂しさや、悲しみが詰まっています。
しかし、残念なことに私たちの家族、友人、恋人のほとんどは超能力を持っていないので言葉で言わなくては伝わらないことが多いのです。

言葉を使ってのコミュニケーションが上手な人は、男性よりも女性の数のほうが多いのではないのでしょうか?
男性はどちらかというと言葉で伝えるのが苦手だったり、無口だったりするほうが多いような気がします。日本の文化の中で男は無口なほうがよいという美徳があるくらいですから、やはり無口な方は女性よりも多いと思います。
よく女性の方から
「私のパートナーはなにを考えているのか解らないわ。本当に私のことを愛しているのかしら?」
というお話をよく聞きます。
しかし、多くの男性の言い分はこうです。
「結婚式のときに、愛しているって言ったじゃないか。」
愛しているということは、きっちりと伝えていますよということを主張します。
苦手な言葉を使ってのコミュニケーションをがんばって行い、
はずかしさを乗り越えて、それよりもパートナーを大事にして気持ちを伝えた訳です。
しかし、その効力が何年も持つはずがありません、女性側としては今なにを考えているのか、今私のことをどう思っているのか知りたい訳です。
もちろん、この気持ちを伝えることの不足は、男性側だけではなく女性側にもあるかと思います。

私たちは、ある意味ケチなのかもしれません、減ることのない愛情や、気持ちを相手に伝える、与えるというのを制限してしまいます。
相手が喜ぶとわかっていてもケチってしまうのです。
相手が喜んでくれる、愛情や、自分の気持ちは、きまえよく伝えてあげることをお勧めします。そうすることがリレーションシップをよくしていくコツではないでしょうか。


● 気持ちを抑えてしまうことについて

私たちはお話しをしている時は、言葉というものに感情がくっついています。
例えば、ディズニーシーに行ったときのお話しに楽しい感情がくっついていたり、恋人との別れ話に悲しみの感情がくっついていたりします。
話すことにより自分の感情というものを表現しているのです。

家族、友人、恋人に言いたいことがあるが、言わずに我慢してしまう時は
感情をためこんでしまいストレス、不満などが溜まってきます。
溜め込むとしんどいですね。
こういう時はお話をすることで感情を開放していくとよいでしょう。
   
お話をすることで、感情を開放していくということは、ストレス、不満を相手
にぶつけるということではありません、そんなことをすると喧嘩になってしまいますね。
相手と解り合えるように、自分の気持ちを伝えていくことができるといいでしょう。例えば恋人にすごく腹を立てているとしたら、怒りをぶつけるのではなく、怒りの下に隠れている気持ちについて話しあうこともできます。

「私がこんなにも、あなたを愛しているというのがうまく伝わらなくてもどかしい、もどかしい時私はたまに腹を立ててしまうことがあるけど、本当の私の気持ちはあなたを愛していることを解ってほしいの」
と伝えることができれば喧嘩にならずに済みますし、本当にわかってほしいこ
とを解ってもらえれば満足できますから怒りも解消できます。

しかし、あまりにも腹が立つ時はうまくいえない時もあります。
喧嘩になると解っていても自分をコントロールできない時もあります。
それ以外でも、自分の気持ちをうまく表現できない時があります。
そんな時は、言いたいことをいえない相手にではなく、別のお友達や、家族、などに話を聞いてもらって感情を開放していくという方法もあります。
カウンセリングを利用するというのも感情を開放するという上手な方法です。
爆発寸前まで膨れ上がった風船に詰まっている感情というガスを誰かとお話しすることで抜いてあげると良いでしょう。
これは、自分の伝えたいことを本番でうまく伝える為の練習にもなります。
いきなり本番に行ってびびってしまわないように、予行練習をしておくというのは賢い方法のひとつだと思います。


● 本当に伝えたいことはなんでしょうか?

小さい子供が好きな子をいじめてしまうということがあります。
愛情表現のひとつなのですが、いじめられているほうは溜まったものではありません。
でも、私たちは大きく成長した今でも同じことしていないでしょうか?
愛して欲しいと言えずに怒ってみたり、寂しいといえずになんでもない振りをしていませんか?
本当の気持ちを言葉という道具を使って伝えられたら、知って欲しい気持ちが伝わりやすくなるでしょう。そうすることは伝えたほう、伝えられたほうお互いにとって満足いく結果に結びつきやすくなると思います。

 

関連する講座へのリンク集
lec.60.コミュニケーションの基本(その1)
lec.62.コミュニケーションの基本(その2)
lec.64.コミュニケーションの基本(最終回)

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