職場の人間関係 ~嫌なひとがいる職場で楽しみながらできること~

こんにちは、山下ちなみです。

社会にはいろいろなひとがいるものですよね。
特に、会社ではステレオタイプといいますか、どこにでも必ずといっていいほどこんなひとがいるようです。
すぐに頭ごなしに怒鳴りつける上司。
こちらが間違っていると、黙っておきながら(教えてくれずに)影で悪口をいいふらすお局様。
サボることばかり考えている後輩。
恋愛にしか興味のない同僚女子や、足をひっぱりたがる同僚男子。

もちろん、こんなひとばかりではありませんが、たったひとりでもいると、ときとして職場全体がふり回されてしまうこともありますよね。
彼らはなんでこんなことをするのだろう、性格かしら、と私たちは相手の気持ちをいろいろと考えてあの手この手を尽くしますが、結局は変わらないんですよね。
本人もどこかで問題意識を感じていることもありますが、がんばっても直らず、性格だから仕方ないと頑固になっていることが多いんです。
とはいえ、何を言ってもムダ、と様子を見ていると、いつしか職場はそのひとのペースに・・・。
この「ふり回される」感覚があると、自分本来のパワーを奪い取られる感じや、自分には状況を変える力がないと感じ、次第に無気力になってきてしまいます。

そんなとき、あなたが何とかするのは、上司でもお局さまでも、同僚でも部下でもありません。
被害(?)にあっているひとでもありません。
そんなときこそ、誰よりも自分のゴキゲンをとることが大切になってくるようです。

どんなことをしても相手は変わらないし、本当の気持も分からないのです。
ならば、ふり回されてあれこれと考えるのではなく、自分の中で都合よく変換してしまいませんか。
相手の不機嫌は、「○○のせいかも」「違うかも」、同じ「かも」なら、自分にとって都合のいい方を信頼してしまうのです。
具体的には、あなたのユーモアとクリエイティブな発想のチカラを借りましょう。

例えば、上司が不機嫌に怒鳴り散らしていたら。
「きっと、また奥さんに叱られたのねえ。お気の毒に」
とこころの中でつぶやいてみるのです。
ユーモアをもって。

他にも、
「娘さんに、パパの靴下と一緒に洗濯しないで、って言われたのかも」
「パパとお風呂に入らない、というXデーがきたのか?」

影でこそこそ悪口をいうお局さまには、
「パートナーシップがうまくいってないのかしら。痛いわ」
「自分に自信がないから、影で言うしかないんだろうな~」

食べ物やおしゃれにしか興味のない同僚女子には、
「人生に退屈しているから、刺激が欲しいのよね」

足を引っ張る同僚男子には、
「いつもこんなふうに虚勢を張って生きているのって、疲れるだろうな~」
「いつかはちゃんと自信をつけてよね」

サボることばかり考えている部下には、
「きっとうまくできる自信がないから、逃げたがるんだ」

などなど。
これは自分のこころのゴキゲンを保つのが目的ですから、そのためにあなたが納得できる「こじつけ」でもいいのです。
慣れてくると、だんだんユーモアを交えて考えるのが楽しくなってきますよ。
そうすることで、あんな嫌な相手に自分のゴキゲンをふり回されなくてすみますよね。
自分のパワーを取り戻すことができ、自分のペースでゴキゲンを保つことができるのです。

もちろん、これは周囲があなたに何をしても容認することでありません。
あなたはゴキゲンを保ちながら、嫌なことについては、きちんと「NO」を伝えていいのです。
むしろ、ちゃんと「NO」を伝えてくださいね。
ただ、「NO」を伝えるのに、不機嫌である必要はないということなんですよね。

また、あなたにとって最強の人物に対しては、こころの中で、ハゲヅラをかぶせて、眉をつなげて、鼻を赤~く塗って、数本おはぐろにして、鼻毛を出して、足を短くして・・・。
ね、ばかばかしくて笑えちゃいませんか?
でも、この軽さが大切なんですよね。

深刻な状況でも軽く笑い飛ばせるくらいのゆとりとユーモアがあるとき、全体の空気が動くのです。
あなたも、目に見えないはずの空気が、一瞬にして変化するのを見たことはないですか?
硬化している空気を換えるためには、いいものを信頼している誰かが必要なのです。

相手の悪いペースに全体を巻き込むことができるのなら、こちらのいいペースに全体を巻き込むこともできるはずですよね。
私たちは誰もが気分よくいるほうがいいと思いますから、いいペースに巻き込むほうが、実は簡単なんです。

空気を変えていくために、必要なこと。
まずはあなたがゴキゲンでいること。
ただただ、ふり回されずにゴキゲンでい続けること、それだけでいいんです。
職場の雰囲気をリードする、そんな気持ちで職場を見てみてくださいね。
あなたがリーダーシップをとって、素敵なスマイルでいることをこころがけてみましょう。

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