「期待の心理学」(4)~期待は手放し癒やすもの~

もしあなたが今、毎日強いストレスを感じたり、やる気の出ない感覚にさらされていたり。

努力しているけれどなかなか自信が感じられない。やるべきことに追われて自分の生き方を十分楽しめていない。

そういった状況が増えているなら、あなたの中にある「期待」について少しチェックしてみても良いかもしれません。あなたのやり方・発想を一度手放し、「別のアイデア」をとりいれることで、ストレス軽減・不満感からの解放・努力した分だけの自信を感じられる・・・そういった上手な心のコンディショニングが実践できるようにもなっていきます。

誰かをアテにしないと生きられない依存時代から、誰かではない、私の方法で生きる自立へ向かう時、必ずやってくる「期待」の時期。

もしあなたが今、

・毎日強いストレスを感じたり、やる気の出ない感覚にさらされている。
・努力しているけれどなかなか自信が感じられない。
・やるべきことに追われて自分の生き方を十分楽しめていない。
・大切な人や友人・職場の人間関係で、人との衝突が多い・他人・異性に対する幻滅ばかり感じてしまう。

そういった状況が増えているなら、このあなたの「期待」について少しチェックし、あなたのやり方・発想を一度手放し、「別のアイデア」をとりいれることで、ストレス軽減・不満感からの解放・努力した分だけの自信を感じられる・・・そういった上手な心のコンディショニングが実践できるようにもなっていきます。

今回はその考え方についてご紹介したいと思います。

 

手放し

あなたがもし「こうすれば成功するはず」といった期待があるなら、この「期待を手放し」て別の方法を考えてみることです。

例えば、幸せな結婚がしたい!だから婚活する!と期待したとして、婚活に専念したけれどなかなかうまくいかないとしたら・・・。

そんな時、あなたの努力は素晴らしいのです。が、なにか期待通りに物事が進まないので自信を失いかけたり、異性や恋愛に対してネガティヴなイメージを持ってしまう・・・つまり期待はずれ感を感じてしまうことってありえるのかな?と思うんです。

しかし、幸せへの結婚の道は一つではありません。婚活パーティーだけが選択肢ではないですよね。別ルートで人脈を増やしたり、友だちの紹介、職場やプライベートでの楽しみの中での交流・・・いろんなキッカケがあると思うんです。その方法をあなたなりに検討して実践する、といった感じですね。

仕事も対人関係も同じ。自分がこだわっているやり方を否定するのではなく、手放してちょっと考えてみる。そして他の方法がないか?を見つめて取り入れていくのです。

 

目標設定とフォーカスする

期待は時に空想が伴うことが多いもの。もしあなたが「あれもこれもしなきゃ・・・」とたくさんの期待を自分にかけ、本来達成すべき目的が達成できなければ、あなたの努力が無駄になってしまう恐れもありますね。その時感じる幻滅や自己否定感はかなり強くなってしまいます。

だからこそ、今、私が「実現したいこと」という目標をしっかり設定し、そこに向かって「今できることをする」方が、天井知らずな大きな期待や空想で、人の目や批判に対する恐れなどを回避していくことができます。

人が生きるために同時にできることなんてある程度限られているもの。だからこそ、一つ一つ丁寧に向き合ったほうが、期待の罠にハマらず目標実現に近づくでしょう。

特にある程度年令を重ね、社会の中で経験を積み、自信も実力も身についてきた時期にも、この発想はとても有効です。実はある程度自信も実力も見についているからこそ、更に「あれもこれも・・・」と自分に期待をかけ、物事を背負っていく方も少なくないのです。

特に危険なのは「できて当たり前」という発想。もし自分自身に対してそんな期待を向けているなら、「できたことが素晴らしい」と意味を感じていきましょう。そしてもう一度目標設定して丁寧に課題に向き合っていく。

この方が自信がつきやすいですし、気分もスッキリ「よし、がんばろう」と前を向きやすくなります。

 

心を癒やす

第一回目のテキストで、「そもそも期待のイメージは、私たちが子供時代(依存時代)に学びとった自己防衛策の一つ」とご紹介しました。

であるならば、期待のあるところには、どこか心の痛み・未完了の感情や記憶が眠っている可能性があるとも考えられます。

例えば、子供時代にご両親が厳しく「アレもコレも・・・」と期待をかけられた経験がある方、早い時期から自立を促された方の中には、「親の期待に応えることで安全な居場所が確保できる」「親から認められる」であるといった経験をされた方ほど、「人に期待をかけられる」ことに葛藤やストレスを感じつつも、「誰にも期待されない」ことにひどく傷ついたりもします。

また普段から、自分に期待をかけ続けて「あれもこれも・・・」と走り続けないと不安で仕方ないという方もいます。

逆に「親の期待に応えられず、随分親を傷つけた、親に叱られた・・・」といった経験をされている方の場合、どこか人に期待をかけられることを嫌い、「どうせ失敗するんだから・・・」と、本来自分が望む生き方を自ら放棄してしまう結果、充実感も自信も感じにくくなり、「何のために生きているんだろう」と諦めを感じる方もいらっしゃるようです。

そんな過去の経験で感じた心の痛み、未完了の感情は、ある意味その方の中の「未熟さ」として感覚的に残る場合があり、これがあなたが自身を感じていくプロセスでの大きなブロックになっていることも少なくないんですね。

そこで、そういった痛み・感情を解放し癒やすことで、自分や人の「期待」にとらわれることなく、自分の中の未熟さから解放され、前を向けるようになっていくこともあります。

 

繰り返しになりますが、期待は失望の母・・・であれば、あなたが期待を手放せた分だけ、自分自身の意志と行動で未来を創る事が可能になっていくということ。あなたが「もう失望しない生き方」を見つめる際の参考にしていただければと思います。

 

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。