幸せなパートナーシップを手にする(2)~実家で培ったパターン~

知り合いの距離から始まり、関係性が深まっていくごとに友達の距離、恋人の距離、家族の距離と二人の距離が変わってきます。

この距離が縮まれば縮まるほど実家で培ったパターン(心の癖)が出やすいです。それが悪い訳ではありません。

ただパートナーと家族は別の人。人が変わり、環境が変わるわけですから、同じパターが上手く行くとは限らないです。もし、それが幸せにつながらないパターンの時は辞めていきましょう。

恋人の距離から家族の距離へ

お付き合いする最初の段階は知り合いになることですよね?

知り合いの距離から始まり、関係性が深まっていきお友達の距離に変わっていきます。

友達として話す、遊ぶ、ご飯をする等をしていき親密になっていくことでお付き合いが始まり恋人の距離になっていきます。

恋人として付き合っていき更に心の距離が近くなっていくと結婚という段階に移り家族の距離になっていきます。

家族の距離になると、実家で培った家族とのパターン(心の癖と思ってもらうといいです)がパートナーシップにでてきやすくなります。

 

家族でのパターンの一つの例

家族とのパターンの一つの例をあげたいと思います。

カウンセリングでよくあるケースでこういうケースがあります。

A子さんという人がいたとします。

A子さんには姑問題を抱えるお母さんがいたとします。

お婆ちゃんからお母さんがクドクド嫌みを言われるのです。

A子さんは要領が良かったので『お母さんこうすればお婆ちゃんに嫌みを言われないのに・・・』と思えることがたくさんあったとします。

お母さんのことを見かねたA子さんは、お婆ちゃんとお母さんが揉めないように、先回りして「お母さん先にこれ片付けといたほうがいいんじゃない」と助言したり、「お婆ちゃん〇〇の件もう終わったみたいだよ」と報告したりと家族の調整役をするのです。

面倒くさいな・・・と思いながらもお母さんと祖母に揉め事が起こらないように調整役として立ち回ったのです。

そんなA子さんもお年頃になり、ご結婚。

実家を出ることに。

結婚すると義父、義母ができます。

義父は少し偉そうなもの言いをするところがあり、旦那さんはそんな義父と度々揉めていたとします。

すると、嫁ぎ先のお家でどうなるとかというと義父と旦那が揉めないように立ち回ったりするのです。

ここでも調停役をするわけです。

でも、同じ事をしているという意識はしていなかったりするんです。

無自覚的にしてしまうのです。

このような形で実家で培った家族とのパターンがでてきたりするのです。

恋人の距離では家族とのパターンが出ないというわけではないのですが、友達の距離より恋人の距離のほうが、恋人の距離より家族との距離のほうが出やすいのです。

 

まずは気づくこと、そして選択すること。

家族で培ったパターンをパートナーシップにでること自体が悪いことではありません。

が、家族とパートナーとの関係では人も環境も違うわけですから同じパターンをやり続けることが幸せに繋がるとは限らないんです。

また、それをパターンとして無自覚的にしてしつづけるとしたら問題が生じる場合があります。

家族との関係ではそのパターンは有効だったけど、パートナーとの関係ではそのパターンは有効ではないということがあるのですね。

まずは家族とのパターンがパートナーシップでもでてないか考えてみて、気づくこと。

無自覚でやっているものはそのままやり続けてしまいます。

気づかない限り変えようがありませんからね。

逆に言うと、気づくと変えることができます。

気づいたら、そのパターンのままでいいか、そのパターンはもう辞めようと選択することができます。

特に実家で培ったものがしんどいものであれば、もう新しい関係であるパートナーシップではしんどい思いをしなくていいんです。

実家で培ったものがしんどいパターンであってもパターンは心の癖なわけですから、パートナーシップでも無自覚に癖としてやり続けてしまうことがあるんです。

でも、もうしんどい思いからは解放されましょう。

あなたは楽になっていいし、幸せになっていいんです。

幸せにつながらないパターンであれば全部辞めてしまいましょう。

例えば、上記の例の家族の調停役であれば、それが「面倒くさいな・・・」と心が疲れてしまうものであれば、『今まで家族との間では調停役をしていたしそれは必要だったかもしれないけど、もうこのパートナーとの関係では調停役をしてしんどい思いをしなくていいんだ。もう辞めよう』と選択していくわけです。

 

カウンセリングでも実家で培ったパターンを辞めていくことをテーマにしていくことがあります。

頭ではもう実家で培ったしんどいパターンは辞めていいと分かっているのですが、こびりついた癖が抜けないのでカウンセリングやセラピーを使ってほぐしていき辞められるようにしていくことがあります。

人によってはこびりつくという表現をするくらい、辞めていいと分かっているのですが『気づいたらまたやっていた!』というようにしつこく実家で培ったパターンがでてきて、なかなか辞められないことがあります。

人によっては、気づいて辞めようと思っても、なかなか癖が抜けないこともあるかもしれません。

それでも辞めようと選択し続けていくといつか辞められるようになりますから。

実家で培ったパターンに気づいて、それがもし幸せにならないパターンだとしたら辞めていきましょうね。

あなたは楽になっていいし、幸せになっていいのですから。

そして幸せになれますから。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。