どこまで何を頑張れば幸せになれますか?

相談者名
レモン
なんでしょうか・・ものすごく虚しいです

正直、何か目標があってとか目標に向かって、がむしゃらに頑張るという経験がありません。
どこかで難しいことや嫌なことや苦手なことから逃げてきたことに最近気付きました。
社会人になってもうだいぶ経ちます。仕事は目の前の仕事はきっちり責任持ってやってきたし、効率やどうしたら仕事がしやすくなるだろうと考えたりマニュアルを作成したり・・でもそれって、大多数の人がやってることですよね?
だから私はうだつの上がらない立場(部下がいるわけでもなく、役職があるわけでもない)なんですかね。
やっぱり凄い人は、商品開発したりプレゼンしたり難しい勉強したり資料作成したりしてます。私みたいに目の前の業務を淡々とこなすだけでは、頑張ったことにはならないんですよね。
そうかと思うと、ズルく図々しく生きている人もいます。ある意味、不公平であり理不尽です。

会社の評価も自分とは違うものだし、何をどう頑張れば、頑張ったことになるのか、それなりの給料を貰えるのかが分かりません。
自分は頑張ってるつもりでも周りが頑張っているとうように思わなければ、頑張っていることにはなりませんよね。

究極のところ、頑張りたくないです。我慢や頑張ることなんてもう疲れました。でも頑張らないと生きていけない世の中です。子供のように親がずっと一緒にいて守ってくれるわけでもありません(親に守られる経験はほぼありませんでしたが)

そのくせ、良い人と出会って結婚したいとか能書きばかりは思います。

頭がおかしいのでしょうか?

カウンセラー
嶽きよみ
レモンさん はじめまして。今回担当させていただきます、嶽きよみと申します。
よろしくお願いいたします。虚しさ・・すごく 嫌な感覚ですよね。何をやっても 意味がないような、あきらめのような、先が見えないような、考えることさえめんどうなような、なんとも言い表すことが出来ないような 感じ・・。

レモンさんのメールを読ませていただいて、これまで やってきたこと、頑張ってきたことなどが、報われない、認められない、そんな悲しみや怒りを感じました。

>社会人になってもうだいぶ経ちます。仕事は目の前の仕事はきっちり責任持ってやってきたし、効率やどうしたら仕事がしやすくなるだろうと考えたりマニュアルを作成したり

レモンさんは、ご自分が しっかりと頑張ってこられたことを、本当はちゃんとわかっていらっしゃるんだと思います。

でも、その努力が、それに見合うほど 認められていない理不尽さに、こころのどこかで憤りを持っていらっしゃるのかもしれません。

そりゃそうです。目の前の仕事をきちんとやること、効率的に仕事が出来るように考えること、それらは 仕事として本当に素晴らしいことですし、実際はクリエイティブな人しか出来ないことです。

レモンさんは

>・・でもそれって、大多数の人がやってることですよね?

と書いてくださいましたが、それは おそらく違うと思います。
大多数の人には(やっているように見えても)実際には、なかなか 出来ないことだと思います。

つまり、レモンさんは、ご自分で思っていらっしゃるよりもずっと、創造的な仕事の才能がある方なのではないかと思いました。

>正直、何か目標があってとか目標に向かって、がむしゃらに頑張るという経験がありません。

がむしゃらに頑張る、ということが、レモンさんにとってどういうことかはわかりませんが、本来なら、レモンさんがやってこられた、「目の前の仕事を責任をもってきちんとやり続ける」こと自体も、がむしゃらに頑張る、というとでもあるのではないかと思います。

でも、レモンさんがそう思えないのだとしたら、レモンさんには もっとご自分の才能を発揮できる場が必要だということかもしれません。

それは、もしかしたら、職場だけではなく、別の場所にあるのかもしれません。

>究極のところ、頑張りたくないです。我慢や頑張ることなんてもう疲れました。

本当は頑張りたくない。
それは、レモンさんのこころの叫びではないですか?

つまり、レモンさんは、ご自分で思うよりもずっとずっと、これまで我慢したり頑張ったりしてこられた。
だからこそ、そこから出てくる言葉だと思います。

「がんばり」というのは、外からみると、たいした頑張りではないと見えることでも、その人の 心にとっては 相当の過酷な頑張りである場合もありますし、その逆に、すごく頑張っているように見えて、実は本人は楽しんでいるだけ、という場合もあります。

レモンさんは、そういう意味で、かなりの頑張りをご自分に強いて来られたのではないかと思います。

>でも頑張らないと生きていけない世の中です。

確かに、そういう側面もあるかもしれません。ただ、どうせ頑張らないと生きていけないのなら、レモンさんが頑張って楽しいと思えることを頑張る、という道もあるのではないでしょうか。

レモンさんのように、これまで きちんと仕事をしてこられた方なら、それだけでも大きな強みです。

>私みたいに目の前の業務を淡々とこなすだけでは、頑張ったことにはならないんですよね。

目の前の業務を淡々と出来ることは、それが出来ない人にとっては、大変すごいことです。
レモンさんは、努力によって、それが当たり前のように出来るようになられたので、ご自分でもあまり価値を感じられなくなってしまったのかもしれません。

もしかしたら、その価値をきちんと見ることが出来ない 周りの環境のせいもあったかもしれませんね。

だとしても、レモンさんは、もっとご自分の力や、まだ使っていない才能の部分をもっと見ていく必要があるかもしれません。

変な言い方かもしれませんが、今、レモンさんは「宝の持ち腐れ」のような状態になっていて、それが虚しさにつながっているのではないか、という気がしてなりません。

>そのくせ、良い人と出会って結婚したいとか能書きばかりは思います。

能書きではないと思います。
それも、ひとつの目標であり、レモンさんが幸せになるために、欲しいと思えるものではありませんか。
全然 頭がおかしくありません。至って 普通の、当たり前に欲していい目標です。

レモンさんが、これまでの我慢をやめ、もっと自分のしたいこと(したくないと思うことも含めて)や、喜びに、その才能を使えるように、目を向けていけることを応援したいです。

レモンさん自身に、もっともっとたくさんの自由を許してあげてください。
会社のため、まわりの人のために頑張ってきたそのスキルを、そろそろ自分のために使う時期が来たのではないかと感じました。

ご相談 ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。