心を開くのが怖い

相談者名
ネコ丸
もうすぐ30になる女性です。心を開くのが怖くてうまく人と話せません。

開くのが怖いと思ったのは小さい頃からです。男兄弟が多く、戦闘物が好きで遊んでたら親戚や親に、「女らしくない!止めろ!」と言われました。後々、人形で遊ぶようになったら、また同じ人達に「気持ち悪い!」と言われてしまいました。

小学校に上がり、ずっと自分を抑えてきました。抑えてた感情が爆発し、思春期にいじめられた時、親に助けを求めましたが、「そんな性格してるからいじめられるんだ。先生にも言いふらしてやる!」と助けどころか脅され、その後いい子を演じ、ようやく好かれるようになりました。当時シャワーを浴びながら音を誤魔化し声を殺して、素の自分が出せない苦痛さに泣いてたのをよく覚えています。

20代もその影響はありました。嫌だと拒否しても強引に押してきたり、病気持ちで転職を繰り返す時期があった時に相談したら、仕事なめてるとか言いふらされて攻められることがあり、5人位友達の連絡を自ら途絶えて、縁を切りました。

その事をカウンセリングでも多く話してきましたが、貴方に問題がある、貴方が悪いとか言われた事もありショックを受けました。

相性もあると思うので色んな意見があるのは承知してます。でも「どうせ…」と思うようになり、話してると疲れてきました。悩みは勿論、プライベートな事は攻撃対象となってしまいそうで話したくないんです。
折角仲良くして声をかけてくれる仲間がいても、警戒してしまい、距離が遠のく一方です。

他人がオープンに話してると「そんな事言えちゃうの!?」と思う事も度々あります。人は人、私は私と割り切っているので、私からは攻撃しようとかそういうつもりはないですし、むしろ羨ましく思います。
もっと自然にお話ができるようになりたいです。

カウンセラー
三好成子
ネコ丸様、初めまして。
今回担当させていただきます三好成子(みよししげこ)と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

ネコ丸さんは、戦闘ものが好きだったのですね。
戦闘ものというより、兄弟と遊ぶのが楽しくて仕方なかったのでしょうね。
それなのに、「女らしくないやめろ!」と言われてしまい、自分は兄弟とは違うのだろうか?
じゃあ、私はどこに所属するのだろう?
「あぁそうか、私はお母さんと同じ《女の子》に属しているのだわ」とお人形遊びを始めたのでしょうか。
でもそこでもひどい言葉で否定されてしまったら、
自分がどこに属しているのか…わからなくなってしまいますよね。
なんだかそこでひとりぼっちのような「私は誰?何者なの?」という感じにさ迷ってしまったように思えます。
幼子がどこに帰って良いかわからない、迷っている状態、寂しくて、悲しくて、不安で、
でも誰にもわかってもらえないと思ってしまった情景を思い浮かべるだけで胸が締め付けられるような思いになります。
迷子になった子供が、迷っている時はあまりの不安に無表情、無感情になってしまうのと同じようにあまりにも辛いと感情を押さえ込んでしまうと言われます。
でも、それにも限界がありますよね?
ガス抜きという表現を使われますが、溜まりにたまったガスはどうにかして抜きたいと思います。
だってあまりにも苦しいですものね。
そんなときに、そのガス抜きに協力するかのような人や物事が現れます。
『私』を怒らせるような人のことです。
本当は少しずつ少しずつたまったものを出していきたいのですが
押さえ込んでいたので自分ではコントロールできないくらいの感情が爆発したのでしょうね。
特に思春期は、ただでさえ自分というものがわからなくなって、人と自分を比べる時期です。
目立って叩かれるのを恐れて自分を隠し、それぞれが自分を押さえはじめるので、皆がそれぞれにストレスを抱えているのです。
言い換えれば、皆がいっぱいいっぱいの時期でもありますね。
ただでさえ迷い子のように一人で頑張っていたネコ丸さんにとって安らぐことのできる家や親がネコ丸さんの弱さや寂しさと言ったネガティブな感情を丸ごと受け止めてくれる場所ではなかったとなると、もう、誰にも頼らない、誰にもわかってもらえないという思いが強くなってしまったように思います。

その後いい子を演じ、ようやく好かれるようになっていかれたと言うことですが常にいい子を続けていくのは気を使うことがあまりにも多くてとても疲れてしまいます。
人に合わせようとして人に振り回されてしまうこともあるでしょう。
シャワーを浴びながら素の自分が出せない苦痛に泣かずにはいられなかったのだと思います。
そうやって、一人で頑張ってこられたのですね。
幼い頃に否定され続けてきたとなれば、
人が何をしてほしいのか、何を求めているのかが分からなくなってしまいますものね。
そういう時は、もう、誰がどう思おうとネコ丸さん自身が良いと思える事をしていくことが一番だと思います。
そんなことをしたら機嫌が悪くなる人がいる…と怖くなるかも知れませんが、
何もしなくても機嫌悪くなる人は現れます。
それも、その人の都合でということが多いと思います。
そうなんです、みんな自分の都合であれこれ言うことも多いのだと、私は思います。
そうすると、幼い頃に否定され続けたあの出来事も、
ネコ丸さんには問題がなかったと思えませんか?。
今となっては事実は分かりませんがその時々のその人の都合だったのかも知れません。
ネコ丸さんがこれから先、誰かを愛して、信頼して、仲間に囲まれてありのままのネコ丸さんでいられるために「人は人、私は私」というあなたと私の住み分けと
「その時々のその人の都合」というものも想像してみるというのが良いかなぁ?と思います。
それをやっていくと、『あの人にも何かの都合、そうなる理由があったのかも知れないなぁ?』
と、思えるようになるかもしれません。
『理解』という方法で自分の中にある固まった心をほぐしていく方法です。
「私からは攻撃しようとかそういうつもりはないですし、むしろ羨ましく思います。」
とおっしゃるネコ丸さんは、とても素直で優しく、愛したい人のようですね♪

また、個々の詳しいお話しも伺わせてくださいね。
そうなるにはそうなるだけの、そう感じるにはそう感じる理由が必ずあります。
一緒に探し、理解し癒しを進めていくお手伝いをさせていただければ嬉しいです。

今回はご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

「近ずぎてウザい・遠すぎてさみしい」 自身の経験から、人との心の距離感や対人関係の悩みには親子の距離感が大きく関係している事に着目。【母子癒着】といわれるくっつきすぎた心を見ていくことで、人との距離感を整えていくカウンセリングを得意とする。 誰にも言えない気持ちに寄り添ってくれると好評。