心理モデルは多重構造~心理学モデルを当てはめてみてみよう~

私たちは成長していく過程で、自分から感情を切り離してしまい、合理的に生きようとする段階があります。

これは自立の段階で起こりやすい問題ですが、仕事を義務や役割でこなして行くようになると、自分が本当に望んでいることや大切にしたいものがものが分からなくなってしまうことがあるんです。

そこで、今回はちょっと視点を変えて、ビジネスと心理学の結びつきや関連性を理解していただくために 簡単な心理モデルのご紹介と構造についてお届けしたいと思います。

●心理学の成長モデル

依存→自立→相互依存(共同創造)

これは私たちの心の成長段階を大きく3つのステージに分けて表したものです。

私たちは「オギャー!」と生まれて、食事から下の世話までしてもらわないと生きていくことのできない依存の時代から、やがて成長し、自分で自分のことができるようになる自立の段階を経験して行きます。

私たちの心の分野でも同じような成長プロセスというものがあり、依存から自立、そして自立した者同士が、それぞれの個性や才能を発揮しながら、より良いものを創り出す関係性を築けるようになる、というのが相互依存(共同創造)というステージです。

これら3つのステージでは、「こうだったら幸せ」という幸せに対する観点や体験が異なるため、ステージごとに固有の問題や課題が現れます。

それぞれのステージでの詳しい内容について今回は割愛しますが、個人でも企業でも心理モデルという観点からみると、それぞれのステージには同じような問題や心理的なワナと抜け道があります。

●個と社会との関係からみる

社会の成長

国の成長

企業の成長

個人の成長

私たちは、けっして一人きりでは生きられない生き物です。
家族や地域社会、組織や企業、国、あるいは地球という集合体やあらゆる関連性の中で暮らしていますよね。

つまり、心理モデルというのは多重構造になっていて、個人=企業=国=社会 とみることができるのです。

例えば、人が生まれ、成長していくプロセスの中には、家庭や学校、社会人としては会社といったように学びのステージが変化して行きますよね。

それを支える社会も、その時代、その時で変化をしながら、互いに影響しあっている関係がそこにあります。

個々の前提が変化していくプロセスの中では、国も必要に応じて法律を改正させていくように、互いに影響を受けあいながら変化しているんですね。

●社会の変化

社会という部分を見ても、私たち人類は歴史とともに、大きな変化を遂げてきました。
どのような進化(変化)が起こっているのか簡単におさらいすると下記のようになります。

狩猟採取→農耕→産業→情報・知識→知恵(感性)

狩猟時代は、大自然という中で私たち人類が互いに協力し合い、集団となって生活を営みはじめたころの生活様式です。

農耕社会は、一歩進んで、食料を安定供給するための仕組みづくりが始まった段階ですが、自然や大地、天候に依存しているので、この二つはどちらも依存の段階といえます。

産業社会では、天候や自然の恵みに期待するだけではなく、自らが生産し効率をあげ、物質的に豊かな社会を目指しました。これは自立の段階といえますよね。

近年の情報化社会になるとメディアや通信の革命とともにあらゆる知識の共有化がはじまりましたね。

そして今、私たちは、それら歴史基盤の上に築かれた人類として、高度に発達したコミュニケーション手段を用いながら、私たちの手で知恵を結集し、より自由や安心、やすらぎ、幸福感を創造する段階にまで進化してきたのです。

●すべてが繋がっている集合無意識という世界

21世紀は心の時代とも呼ばれていましたが、あらゆる情報は人間心理に深く影響を及ぼします。

もしかしたら、この記事も?どこかで誰かに何らかの影響を与えることになるかもしれません(笑)

私たちの意識の最も深い部分は、世の中のあらゆるものと繋がっているといわれています。それを心理学用語では集合無意識、世界の投影といいます。

自分では意識していなくても、心の中にある感情が社会の現象として起こっている。
気になるニュースや出来事というのは、自分の中にある感情やイメージがシンボライズされたものです。

だから人それぞれ、気になる部分が異なるんですね。

あなたが社会という鏡に自分の心を写しているとしたら、今、自分の生活の中でどんなことが気になっていますか?どんなことに関心が向いているでしょうか?

●自分の感情や思いをどう活かす?

心理学というアプローチで様々な繋がりや関連性についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

私たちが感情を切り離して自立的に生きる時、どこか、自分以外のものとの関連性や繋がりを切り離して物事を捉えがちです。
仕事とプライベートを自分の中で大きく切り離そうとしている時にも、同じことがいえるのかもしれません。

あまり自覚がなかったとしても、このような時は、分離感や孤独感を感じていることが多くなるのではないでしょうか。

仕事の中での感情の切り離しは、知らず知らずのうちに仕事へのモチベーションも低下させてしまいがち。

そこで、このような視点を取り入れてはいかがでしょうか。

世の中を見て、自分の人生で何をしたらよいかと考えるのではなく、「私は何に関心をもっているだろうか?」「何が私をワクワクさせるだろうか?」「私が人生で積極的に取り組んでいる問題はなんだろうか?」「私は何をすることに熱中しているだろうか?」と、まず自分の内側に尋ねてみるのです。

仕事の分野に限らず、自分が何に関心があり、親しみを感じているのか観察することで、普段何気なく考えたり、つながっているように感じたり、慣れ親しんでいたり、すでに取り組んでいることの中に自分の情熱と繋がるようなエッセンスがないかを探してみましょう。

そして、そこでみつけたエッセンスは自分のビジネスやライフワークに織り交ぜることができるのではないかと思います。

そのような感性を働かせながら、ビジネスを通じて、主体的に社会に関わる情熱の火を灯せるようになると、今を生きている感覚や自分を活かしている喜びを感じながら、社会に貢献することができるのではないかと思います。

あなたのビジネスライフの、何らかのヒントになるといいですね☆彡

この記事を書いたカウンセラー

About Author

熊谷 佐知恵

恋愛、夫婦関係、職場の人間関係、転職・キャリアほか、自己実現など幅広いジャンルに対応する。 わかりやすいレクチャーをモットーに、感覚やインスピレーションを活用するハートフルなセラピーとの両面で癒しのプロセスを後押しするのが強み。自分のペースで気づき、変化、成長できると好評である。