執着の心理~失恋編~

頭で解っていてもどうしても手放すことができず、持ち続けてしまうようなそんな心理を今回はご紹介します。

執着というのは、しがみついてしまうことです。
頭で解っていてもどうしても手放すことができず、持ち続けてしまうような
そんな心理を今回はご紹介します。

◆失恋での執着◆

失恋してお別れがあった場合、振られた側に多いんですがお別れした相手の
ことを忘れられなくいつまでも思い続けてしまったり、相手が嫌がっていて
もやり直したいという思いになります。
これを執着といいます。

執着してしまうことのデメリットは、次の恋の到来が遅れてしまったり、
好きになってくれる人がでてきても魅力的に思えなくなってしまったり、
次のパートナー候補が現われても執着していると元彼(元彼女)に心の目は
奪われてますから見落としてしまうということです。
なにより、執着している時は苦しい思いになってしまいますね。

●失恋での執着 其の1 お別れの理由に執着する●

振られた側は別れの理由に関して執着してしまうことがあります。
お別れの理由がわからない時には、
私のどこが駄目だったんだろう?
なんで嫌われちゃったんだろう?
納得できなかったり、わからない理由にを求めることに執着してしまいます。

人によっては、元彼(元彼女)がきっちりとお別れの理由を説明してくれてい
ても、『いやいや、本当の理由はそんな理由じゃないでしょう』と相手を
疑ってしまいきっちりとお別れの理由を説明してくれたにもかかわらず別れの
理由を探そうとします。

これには無価値感の心理が隠れていることが多いです。

振られた理由について一人で考え続けてしまうことが多く、自分を振った
元彼(元彼女)に理由を聞くわけでないのでいつまでたっても答えが出ず、
答えが出ないのでこの理由に執着してしまいます。

振られた理由を考えることは、次の恋愛に同じ失敗をしない為に大切なことで
なのですが、次の進むためではなく執着になってしまうと、
結果的に振られた理由を探すということを使って、前に進すまないことを選ん
でいることになってしまいます。

前に進むためには、自分は前に進むために振られた理由を探しているのか、
執着しているということかと見極めることが大事です。
そして執着しているならば、執着するか、前に進むかの選択があります。

●失恋での執着 其の2 駄目な私に執着する●

失恋があるということは、多くは元彼や、元彼女に、
「あなたのこんなところが私にとって嫌いだ」とか
「あなたのここが駄目なのよ」と
駄目印をつけられてしまいます。

駄目印をつけられて嬉しい人はいませんから、もちろん傷ついてしまいます。
そうすると、
「彼が私のことを、お前のようなやさしさの無い女は最低だっって言ったのよ」
「彼女が僕のことを弱い男は最低だって言って去っていった」(泣)
ということになります。
すごく傷ついてしまいますし、このダメージから回復するのに時間もかかります。

しかし、2年たっても3年たっても元彼(元彼女)が私を傷つけた言葉に対してしがみついてしまう時があります。

「彼が私のことを、お前のようなやさしさの無い女は最低だって言ったのよ」
だから私みたいな最低な人間はきっと誰からも愛されないのよ。

「彼女が僕のことを弱い男は最低だって言って去っていった」
だからきっと本当の僕をしるとみんな去っていく。

この痛みにしがみつくことがあります。
これは、傷ついていることも確なんですが、この痛みにしがみついてしまうと、元彼や元彼女とのお別れが学びになれなくなってしまいます。
こうなると駄目な私にしがみついたまま、私は変わりませんと言っているのと同じになってしまいます。

「彼が私のことを、お前のようなやさしさの無い女は最低だって言ったのよ」
だったら、優しくできるような自分になろう とか、

「彼女が僕のことを弱い男は最低だって言って去っていった」
だったら、もっと強い男になってみよう。

という次の恋愛の為の学びや課題にできなくなってしまいます。
駄目な私にしがみついているなと気づいたら次に同じことで失敗しない為にも学びや、課題にステップアップすることを選択することをお勧めします。

●失恋での執着 其の3 手に入れられない私に執着する●

「彼のこと手放して、次の恋に向かったほうがいいってお友達はみんな言うけど彼じゃなきゃだめなの」

というお話しで「なんで?」という理由を探していくと、
あんなに好きになることは、もう死ぬまでないと思うし、
彼とじゃなきゃもうあんなに優しくしてあげる私にはなれないと思うし、
SEXの相性だって今までで一番良かったし、
食べ物の趣味や、価値観もあうし、こんな人彼しかいないという
答えが多くかえってきます。

これは、私にはもう手にはいらないという心理があるので、
過去に手に入ったものにしがみついてしまうんですね。
私にはもう手にはいらないという心理の下には、
無価値感があり、こんな私には手に入れられないという心理が働いています。

これは、
もう私にはあの時のようなすばらしいものは手に入らないし、
もう私にはあの時のようなすばらしい自分にはなる気はない、
という自分に対して執着していることになります。

この場合は、
もっとすばらしいものが手に入る可能性もあるし、
もっとすばらしいものを手に入れようと思う権利もあるし、
もっとすばらしい自分になることもできるということに気づくことが大切です。
そして、手に入れるためには握り締めているものを一旦手放さないと、
手の中がいっぱいで、新しいものがつかめないということに気づくことも大切
です。

気づくことができたら、
もっとすばらしいものを手に入れるようになろう、受け取れるようになろう
もっとすばらしい自分になろうという
目標を作ったり、選択ができますね。

◆最後に◆

失恋での執着は、
新しいものを恋愛を手に入れることができなくなったり、
次の幸せのチャンスを逃したり、
失恋を通して成長するのをはばむだけではなく、

あなたを振った人からの評価をどんどん落とすことにもなります。
例えばあなたが嫌いになって振った相手から毎晩
「捨てないでくれ~やりなおそう」
と電話がかかってくるとどう思うでしょうか?
うんざりしてしまうし、ますます嫌いになりますよね。

執着すればするほど、どんどんあなたの評価がさがってしまいます。

元彼(元彼女)とのセカンドチャンスを望むなら、
これ以上、評価をさげないことが大切です。
評価が下がれば下がるほどセカンドチャンスの確率がさがりますから。

評価をこれ以上下げない為にもいった執着を手放す必要があります。

そして、今のあなたでは駄目だと言われてお別れになったのですから、
失恋の学びを活かしてもっと魅力的なあなたになっていくことも大切です。

執着を手放すことで、彼とのセカンドチャンスの確率も、
新しいパートナーが手に入る確率も、執着しているときの何倍にもなるでしょう。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪・福岡の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。