彼のために甘える

こんにちは。

社長の平です。

今回は、みなさんに初めに質問をしたいことがあるのですが、
みなさんは甘え上手な方ですか?
彼や彼女に何でも頼めますか?
お願いできますか?
欲しいものを欲しいといえますか?

先日、「彼に甘えられないんです、私・・・」というご相談をいただきました。
「私は背も高いし、可愛い女じゃないんです」そんなふうに言っていました。

まず、「パートナーに甘えることができない」という人はあなたがパートナーにして欲しいと思っていることを伝える意欲を持ってください。
あなたに限りませんが、男女関係の秘訣の一つは”いかに力を抜くのか”です。

”甘えることができない”というパターンがある人はコミュニケーションを大切にする必要があります。
なぜかというと、男女関係の一番大切なことは”楽なこと”だからです。
そうでないと、彼の前で気を遣えば遣うほど、あなたも疲れるし、彼も疲れます。
ですから、これはライフワークと考えていただきたいのですが、”いかに自分が感じている感情を相手に伝えるのか”というのがとても大切です。

これには本当に勇気がいります。
なぜかと言うと、私たちは大好きな人の前では「嫌われてしまう」という恐れを持ってしまうからです。
でも、あなたがそこでオープンになれる度合いだけ、彼にも許可を与えているんだということに気づいてください。
もし、あなたが”彼には甘えない”と決めているのに、彼があなたに甘えて来たとしたらどうなるでしょうか?
「私も甘えたいのに・・・」
「私も甘えられないのに・・・ズルイ・・・」
と思ってしまいますね。

これはあなたが「甘えちゃいけない!」と自分で禁止しているからなんです。
そして、あなたが禁止していることを目の前でされると、本当に腹が立ちます。

あなたがダイエットをしていて、大好きなケーキをずっとがまんしていると思ってください。
そんな時にあなたの友達が
「ケーキ持ってきたのよ。一緒に食べようよ」
「ダイエットしているから・・・」
「そうなの、だったら私一人で食べるわ」
そう言ってあなたの目の前でケーキを食べ始めたとしたら、どんな感じがするでしょうか?
腹が立ちますね。
「私はこんなにがまんしているのに・・・」
「私の視界から消えて!」
と叫びたくなってしまいます。

自分に禁止していることを目の前でされると、人間は誰だって腹が立ちます。
すると、あなたが自分に禁止しているものは、必然的にパートナーにも禁止してしまうのです。

みなさんは「甘えられない」人というのは、実は恥かしがり屋さんだということをご存知ですか?
「甘えられない」方の多くはとっても恥ずかしがり屋で引っ込み思案なんです。

この”恥ずかしい”という感情がどういう意味を持つかと言うと”自分に許可をしていない”ということを表しています。

私たちが子供から大人になる過程には、依存時代と自立時代があります。
依存時代には、私たちはまるで山を登るように、一つ一つ努力して、がんばって、ふんばって、がまんしていかなければいけません。
でも、ある程度上達して自立した後には、スキーで山をすべり降りるように”力を抜く”ということが大切になってきます。

「甘え下手」は、”一生懸命がんばってきた”人に多いです。
そして、一生懸命がんばるときに、私たちは”がまん”します。
子供時代は「どれだけがまんできるのか」がよい子の基準になります。
でも、大人になってからは、自分ががまんしてきたことをどれだけ崩していけるのか?ということが大切なのです。
依存時代とは全く逆になるんです。

がまんしてきたことを解放していった度合いだけあなたのパートナーの中にあるがまんを解放するお手伝いをしてあげることができます。
こんなことができる女性は男性からとっても気に入られます。
「お前といると、とっても楽になれるよ」
そう言われます。
現在は、ストレスがとても多い時代ですから、みんなどこかでほっと一息できる場所を求めているんです。

もしあなたが彼に甘えなかったとしたら、彼はあなたに甘えやすいでしょうか?甘えにくいでしょうか?
甘えにくいですよね。
そこを見てあげてください。
愛する人のために、あなたが自分に禁止してきたこと「甘える」「頼る」ことをしてあげてください。
「甘えちゃいけない」というルールを破ってください。
それをあなたの課題にすることです。

男女関係では、自分に対して当てはめているルールをパートナーにも当 てはめてしまいます。
彼のためにあなたが自分のルールを破ってことです。

では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。