わかりやすさは愛されやすさ

こんにちは。
社長の平です。

恋愛に慣れていなかったり、自信がなかったりする人は、気に入った異性の前に行くと、その人がどんな考え方やパターンをもっているかということに注目するよりも、自分のことばかり見てしまうことが多いようです。

その結果、せっかくいっしょにいるのに空気が読めなかったりして、コミュニケーションがうまくいかないということも起こりがちです。

心理的な状況でいうと、自分を隠さなければいけないような気分であるわけです。

自分のいいところをアピールするのではなく、自分のアラを隠そうとしたり、背伸びしなくちゃと無理したりするばかり‥‥。

そして、自分がちゃんとしているかということばかりに目がいってしまうために、相手の話を聞いていなかったり、反応してあげたりすることができなくなってしまうわけです。

当然、会話は弾みません。おたがい沈黙してしまったり、気まずくなってしまったりすることさえあります。

それがさらなる苦手意識を作り、次の機会にはますます自分ばかりを見るという悪循環をつくってしまうというわけです。

心理学で“警戒仮説”というのですが、わかりにくいものや正体不明のものは人間の心を不安にします。

つまり、その人がどんな人であれ、わかりやすければ、まわりの人も「あの人は、あんな人だから」と受け容れやすいのです。ところが、自分を隠し続けていると、相手から見たあなたは「よくわからない人」となり、相手に不安な気持ちを与えてしまいます。

すると、あなたの好感度は下がることはあっても、上がることはありません。たとえば、「あいつ、よくわからないよな」という言葉は、けっしてよい表現とはいえませんよね。

あなたがウブであれ、デブであれ、それを隠さず上手に表現することができれば、人はあなたをとても簡単に受け容れてくれるのです。

しかし、私たち人間はどうも、自分のことを嫌い、「あの人のような体型だったら‥‥」とか「もっとお金持ちの家に生まれていれば‥‥」などと考えてしまいがちです。

そして、自分自身のことや自分のおかれた環境を人と比べたり、人をねたんだりするほど、自己価値も下がっていき、人も自分のその部分を評価してくれないに違いないと思います。

しかし、あなたの評価が下がるとしたら、それはあなたが「わかりにくい人」であるからであって、あなたがどんな人であっても、あなたが「わかりやすい人」であれば、人は簡単にあなたを受け容れることができるのです。

しかしながら、このことはなかなか理解してもらえないようです。「こんな自分ではダメ」などと自己否定してしまうと、人もあなたを否定するように感じてしまうのですね。しかし、そんなことはけっしてありません。

とくにあなたを知ってもらうために大事なことは、あなたが「なにを感じているのか」ということです。あなたが感じている感情を表現することができれば、人はあなたのことがより理解しやすくなるようです。

逆説的なのですが、あなたが隠したいと思っていることをよく見てみると、じつはそれはあなたが感じている「感情」だったりすることがよくあります。

彼の前で、ほんとうなものすごく緊張しているのだけど、あなたが隠したいのはこの「緊張している」という状況だったりします。

それに伴う感情を隠そうとしすると、ポーカーフェイスになり、あなたの顔からはいきいきとした表情が消えてしまいますよね。

子どもは喜怒哀楽がはっきりしているものですが、それは感情に正直なしるし。なにを感じているのかが非常にわかりやすいので、だれにでも愛されるのです。

もしも、人生を変化させてみたいと思うなら、自分を隠すということをやめてみるのも一つの方法です。

「どんなことであれ、自分が感じていることを表現してみよう」。ここから始めてみませんか。

では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

平 準司

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。