あなたのパートナーはどのタイプ?(1)~高値の花~

パートナーには4つのタイプに分かれると捉えられます。

そのうちの1つめ、高嶺の花タイプについてご紹介します。このタイプのパートナーを得ると、まさに空にも昇るような気分になれる一方で、自分自身の無価値感、無力感が刺激されて、本当に自分でいいのか?いつか捨てられるのではないか?という不安に襲われるようになります。
だから、このタイプのパートナーを選ぶと自分本来の魅力に気づくことができるのです。

パートナーには4つのタイプがあると考えられます。

1つめ。憧れの人。尊敬できる人。こんなタイプの人と付き合えたらほんと空に昇るような気持ちでしょう。しかし、同時に「自分がパートナーでいいのか?」という不安もまた強くなりがちです。

2つめ。自分と似てる人。同じタイプの人。とても話も合うし、気も合うし、居心地のいい関係が築けそうです。でも、その一方で期待が膨らみ過ぎますし、また、自分の嫌なところも似てるから・・・ついケンカは激しくなりそうです。

3つめ。誰かに似てる人。お母さん(お父さん)に雰囲気が似てる。元彼・元カノに似てる。失った何かを求めているのでしょうか?暗雲立ち込める気配もしますね。「私はあなたのお母さんじゃないのよ!」って。

4つめ。シャドウ。苦手な人。嫌いな人。なんでこんな人と結婚するの?というと逃げられなかったから?いやいや、真実は「人生を思い切り楽しみたいから!」(笑)

実はこの4つのタイプは明確に分かれるのではなく、どんなパートナーもこの要素を必ず持っています。
時期によってタイミングや出方が違うだけ。

最初は憧れが強かったけれど(1)、だんだん元彼に似てる部分が見えてきたり(3)、自分とおんなじなんだな、似てるな、と思うところが見えてきて(2)、最後は、なんじゃこいつ!ってむかつくことばかり!(4)でも、それを乗り越えたら、またいい人だな、尊敬できるな!(1)と思うようになりました・・・みたいに。

さて、その各論を見て行くことにしましょう。

(1)高値の花! → あなたの本当の魅力を教えてくれる人。

ずっと憧れで思い焦がれていた人。
社会的に成功している人。
大好きで、ずっと一緒にいたいと思っていた人。
仕事がバリバリできて、考え方もしっかりしていて尊敬できる人。
とてもきれい(かっこいい)で、見ているだけで幸せになれる人。

そんな人と付き合えて結婚できたら幸せですよね。
人生の勝利者!という気持ちを十分に味わえそうです。
周りからも「すごいね!よくやったね!」と称賛されそうです。
とても素敵で輝かしい人生を送れるような、そんな気持ちがします。

ところが、このタイプとお付き合いするとばしばし無価値感が刺激されます。

すごく自信がなくなってしまうことが少なくないのです。

「自分なんかがパートナーでいいのだろうか?」
「自分よりも彼(女)に似会う人がいるんじゃないだろうか?」
「こんな自分だったらいつか捨てられてしまうんじゃないか?」
「こんな素敵な人だったらきっとライバルは多いはず。浮気されるに決まってる」

そんな怖れや不安がどっとやってきます。
周りからの嫉妬に苛まれることもあるかもしれません。

また、彼(女)を見上げることが多いと思いますから、関係性では「依存」のポジションを取ることが多くなるでしょう。

そうするとパートナーの弱さを受け止められないんです。
自分にはパートナーを助けることなんてできない・・・とか、パートナーの弱いところ何て見たくない、とか。

でも、パートナーもまた一人の人間です。

弱いところ、当たり前のようにちゃんとあります。
むしろ、何かに秀でている分、何かが決定的に欠けていることもあります。

始めは強がって、頑張って、すごく見せているかもしれませんが、ふとした瞬間に弱さ、寂しさ、自信の無さ、怖れなどを吐露するようになるでしょう。

その時に「私にはこんなすごい人を助けられない!」と逃げてしまうのは猛烈な後悔と自己嫌悪(罪悪感)に晒されます。
そこで、堂々と「大丈夫!」とよしよししてあげられる自分になるためにも、自分の存在意義、価値を受け取ることが大事ですね。

そのためにもはちゃんとパートナーの愛を受け取る必要があるのです。

“そんな素敵な人に選ばれた自分”に価値を見ていきましょう。

パートナーの立場、目になってその思いをちゃんと受け取ってあげましょう。
「あなただから選ばれた」という要素が必ずあります。
それが受け取れないと自らダメなことを証明するかのように卑屈になってしまうこともありますね。
それは本意ではないと思います。

こんなタイプのパートナーを持っているあなたへの宿題(実習)です。

Q.なぜ、あなたのパートナーは、あなたでなければダメなのでしょう?
その理由を10個挙げてください。

 

※なお、このタイプのパートナーを持つと、その自信のなさや劣等感が裏返って、「私、すごいでしょ?」とトラの威を借る狐になってしまうことが少なからずあります。
そうすると、周りの人間関係を壊してしまいます。
そこでは素直になってみることをお勧めしたいのです。

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