独身男性が既婚女性に恋をする~既婚女性に惹かれる心理~

カウンセリングなどでお話を伺うこともある「不倫や浮気」のお話。リクエストでいただいた言葉を引用すれば「世間的に許されない恋」につきまとうもの。その代表例は「不完全さや不足感」と言えます。

今回のリクエストにいただいたような「独身男性が既婚女性に恋をする理由」を考えていくならば、「独身男性が既婚女性に向ける愛情」に加えて、「独身男性の心理の中に満たされない感覚がある」からこそ起こること、とも考えられるわけですね。

ということで、今回はその独身男性が持ちえる満たされない感覚についていくつか書いてみたいと思います。

◎リクエストを頂きました◎
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世間的に許されない恋…妻子ある男性に独身女性が恋をする心理…の場合はよく話に上がりますが
逆パターン…独身男性が既婚女性に恋をする…の心理とはどういうものなのでしょうか?
そういう傾向にある男性の場合の思考など知りたいです。
(一部編集させていただきました)
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カウンセリングなどでお話を伺うこともある「不倫や浮気」のお話。リクエストでいただいた言葉を引用すれば「世間的に許されない恋」につきまとうもの。

その代表例は「不完全さや不足感」と言えます。どんな恋愛が100%満たされる恋か?は別として、不倫や浮気はどうしても当事者同士の恋愛感情や欲求を「どこか満たしきれない状態にあることが多い」とも言えます。

そこで、今回のリクエストにいただいたような「独身男性が既婚女性に恋をする理由」を考えていくならば、「独身男性が既婚女性に向ける愛情」に加えて、「独身男性の心理の中に満たされない感覚がある」からこそ起こること、とも考えられるわけですね。

今回はその独身男性が持ちえる満たされない感覚についていくつか書いてみたいと思います。

男性が母性を求める場合

どこか家庭を持っている女性、お子様を持っている女性に独身男性が「母親」を投影するケースですね。家族・家庭・母親、そういった要素をプライベートで持っている女性は「オンナ」でもあるのですが、一方で「母性のスイッチがオンになっている」ケースも少なくありません。

すると特定の男性の心の中で半ば無意識的に「しっかりした母親=自分を支え、理解のある女性」のシンボルとして、既婚女性を捉えることも少なくありません。

特にその男性の心の中に「実際の母親の愛情が手に入らない」という「不完全さ、不足感」があったならば、ここに心を動かされても不思議ではないんですね。このパターンに当てはまる男性は、既婚女性に「癒し」「理解」を求めていることが多いでしょうね。

助けたい・放っておけない、という感覚

既婚女性は常にパートナーである男性の側にいる存在ですよね。

そんな女性を見た時、どこか男性の近くにいる既婚女性の満たされない気持ち・感情~寂しさ・女としての私・忍耐や努力~などに対して、サポートしたい気持ちが湧き上がる男性もいらっしゃるかもしれません。

男性の心理には「女性を守る、助ける」といったヒーロー的な要素が存在します。が、そのヒーロー的要素が男性の今までのプロセスの中であまり開放されていなかったり、満たされていない場合、「自分が女性を助けることができる」という状況にとても魅力を感じてしまうことがあります。

そこに男性の中で「苦労していた母親を助けられなかった後悔」のような「不完全であった自分」といった感覚があると、目の前にいる既婚女性を助ける、愛することで払拭されていくような感覚を感じるので、より既婚女性に魅力を感じていくケースもあり得ると思いますね。

そもそも届かない存在だから

また、既婚女性はある意味「もう届かない、そばに居てくれない存在」でもあります。このような既婚女性を「憧れの存在」「大人の女性」と心の中で認識する若い男性がいても不思議ではないと思います。

しかし、通常は男性が既婚女性に恋愛感情を感じた時、その感情は「禁止」せざるをえませんよね。ここに「満たしきれない気持ち、不完全さ」があります。
すると「好きになっちゃダメ」という禁止がどんどん恋愛感情を大きくしてしまうこともあって、それがあるとき爆発する、なんてことも考えられなくはありませんね。

特に普段はおとなしかったり真面目であったり、そういった日常的に欲求を抑圧している事が多い男性ならば、何かのキッカケでその満たされない欲求を開放しても不思議ではないかもしれませんね。

同性との葛藤の影響

幼少期から同性の親との葛藤(父親との葛藤)を抱えている男性には、とかく同性との間で劣等感・無力感を感じやすい心理を持っていることがありますね。

これは男性の父親がとても強い人、権威的であった場合によくあるケースです。男性の中に同じ男性として父親を超えられないという無力感や劣等感、父親に対する敵対心のようなものがあるケースでもあります。

ここに男としての自分に対する「不完全さ」があります。コレを払拭しようとする心の働き、心理学で言う「力の証明」が、既婚女性を自分の側に置くという行動に繋がっているケースもあるんですね。そんな男性にとっての恋愛は、「既婚女性からパートナーである男性よりも自分が選ばれること」に大きな意味があるんですよね。

こういったパターンを持つ男性は日常的に「同性との比較」「勝ち負け意識」「正しさにこだわる」タイプに多いでしょう。

以上、4つの心理について書かせていただきました。

ただ、このような心理を持った男性が常に不倫や浮気をする?というのは行き過ぎた解釈で、こういった心理を持った男性が意識をいい方向に向ければしっかり女性を守る男性になっていくわけです。
なので、今回のテキストは「既婚女性を愛する独身男性を心理分析すると」こういった心理を持つ傾向がありますよ、という話である部分はご理解くださいね。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

浅野 寿和

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派。「男女関係向上・男性心理分析」「自信・自己価値向上」に独特の強みをもち、ビジネス・ライフワーク発見なども対応。明快・明晰かつ、ユーモアと温かさを忘れない屈託のないカウンセリングは「一度利用するとクセになる」と評され、お客様の笑顔が絶えない。