日頃のねぎらい〜いたわってますか、あなたのからだ〜

わたしの好きな言葉に‘ご自愛くださいね・・・’というのがあります。
誰かが誰かを気遣うとき、
誰かが誰かを大切にしたいとき、
願いをこめて伝える言葉。
大事な人には、さらっと言えるのに、わたしたちはわたしたち自身に対しては
日常的に過酷さを強いること、本当に多いですね。
自分の容姿や、肉体、って
わたしたち、キライなところばかりついつい‘気’がいってしまう・・・
ここもダメ
あそこもダメ
もう少し目が大きかったらな、もう少し足首にハリがあったら、
身長がもう少し、毛髪がもう少し、
人の魅力や価値基準なんて千差万別、世界津々浦々で違うもの、一代前の彼と
今の彼では‘カワイイ’と感じるところは全然違うし、なんでそんなところ褒
めるの?!ってところを褒められることも誰にだってあることで。
あたまでは理解していてもなかなか、ダメだしは止まりませんよね。
ですが、
このいつもやっているダメだし。
先生と生徒、かれととかのじょ、親とこどもの関係に置き換えてみるとどうで
しょう?
いつも私たちが自分の身体に対してやっているように
「ダメ、ダメ、ダメ!」
って言われたら、
ちょっとやそっとで立ち直れないくらいに傷ついてしまわないでしょうか。
身体の臓器だって実は本当にはたらきもの。
私たちが「頑張れ頑張れ」って言わなくても、私たちの身体は季節を勝手に感
じ取り、風を感じ、時を刻み、感情を受け止め、
絶妙なバランスでわたしたちの生命を維持していくれています。
こころとからだも、不思議な関係を保っているようです。
不思議と、
責任を感じすぎたりプレッシャーを感じすぎたりしたときには胃が悲鳴をあげ
たり 怒りすぎたときには頭が痛くなったり、血や肝臓の数値が変わったり、
悲しみをずっと感じているときには‘流す’という排泄機能がうまくいかなく
なったり、自分を表現できないときには、肌や皮膚が荒れてきたり、
からだは忠実に、わたしたちに不自然でうまくいっていない部分を知らせてく
れることもあるようです。
こんなにわたしたちのために忠実で、一瞬一瞬を常にともにいてくれている相
手というのは、人生でなかなか出会えないかもしれません。
今日のエクササイズはとっても簡単。
たまには自分の身体に対して、‘ありがとう’って感謝を感じてみませんか?
長年連れ添って、ものも言わずにせっせと旦那様の面倒を見続けて、不満袋が
いっぱいいっぱいになって、きっといつかは別れてやるわ・・・なんて虎視眈
々と狙っている奥様の固くなってしまったハートだって、旦那様の‘いつもあ
りがとう’の一言で救われることもあります。
この世に生れ落ちた瞬間から、
ずっとあなたとともにいるからだ。
どうぞ、労わってあげてくださいね。
from 上西 直美

この記事を書いたカウンセラー

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