義務感から意欲へ変えていこう

あなたはVISIONを持っていますか?
どんな自分になりたいと願っていますか?
「いずれは開業してやる!」と仕事で頑張ろうとする人、身体を壊していて
、何ヶ月後かには以前の元気だった自分に戻ろうと願っている人、精神的に
も参っていて、笑えるようになりたいと思う人など、少なくとも何らかの自
分なりのVISIONを皆さんそれぞれ持っています。
ただ、そうなることを夢見てひたすらに頑張ってはいるんだけど、次第にそ
のVISIONに向かうまでの道のりが苦しくなってくることってありますね。
そんな時に陥ってしまうのが、
「ここで頑張らなければ・・」と自分に課してしまうこと。
義務感というものです。
この義務感は学校の勉強などに例えてもらえたらわかりやすいのですが、
幼稚園から初めての小学校、小学校から中学・・など、上の学校に進学する
時というのは新しいことに挑戦しますし、いろんな出来事がとても新鮮なの
で楽しみでわくわく出来るんですね。
でも、次第に生活にも慣れてきてそれが日常の当たり前になってくると、
毎日同じことの繰り返しが退屈にもなるし面白みにも欠けてきます。
そうすると楽しくないですしサボりたいな〜なんて思う感情が沸いてきたり
するものです。
そんな思いが出てくると、その感情を押さえつけるかのように、
「ちゃんと学校に行かなくっちゃ・・」
としなければいけないことにしてしまうんですね。
そうでもしないと逃げたくなるという無意識の恐れから自分に課するになっ
ていきます。
また、あまりにもVISIONが大きすぎたりすると、そこまでの道のりが長すぎ
て進めていないとしたら、そのVISIONで見える自分の姿と現実の今の自分と
対比してしまい、その今の自分の状態を認められずに落ち込んだり責めたり
することもよくあるんです。
この義務感に陥ってしまうととてもやっかいです。何でこんなことをやって
いるんだろう・・など、今やっていることが無意味に感じたりすることも出
てきて、自分がこのVISIONに向かっている動機すら、現状のしんどさには勝
てずに忘れてしまいがちになります。
でも本当はそうじゃないんです。今の自分を知ることが大切。
足踏みばかりで進んでいない自分を責めすぎると
「もっともっとやらなくっちゃ・・」
と焦りばかりになり、かえって気負いすぎてプレッシャーになり進めなくな
ってしまいます。
今回のエクササイズは、その義務感から離れるためのエクササイズです。
ゆっくり目を閉じて、リラックスしてみましょう。
まずは自分が目指しているVISION。それを思い描いて下さい。
そして、今の自分をイメージしましょう。
そこに映る自分自身の姿はどのように見えますか?
しんどそうに見えたとしたら疲れてしまっている状態。
何が自分を疲れさせているでしょうか?
そこに「○○しなくちゃ〜」といったような義務感を感じているかどうか、
自分の心に問いかけてみましょう。
もしそれがあるならそれがどんな風に感じるのかを感じていきます。
例えばしんどい感じ、心を重くする感じ、胸が窮屈になるような感じ・・
いろいろあると思います。
それを感じた後は、その思いを吐き出すように呼吸をしましょう。
口からはぁ〜っと吐き出します。それを数回繰り返します。
十分吐き出した後は、今の自分がやれることを考えてみます。
VISIONに関する本を読むでもいいし、健康のために20分歩くでもいい。
「今の自分が出来ることをやろう」という意識に変えてみます。
そして、
「私はVISIONのために○○します」
という言葉に変えて心の中で宣言してみましょう。
このように変化をつけるだけでも心の感じが変わってくると思います。
こんなに自分はプッシャーを感じていたんだな・・とここで初めて気づくこ
ともあります。その時はそうやって頑張ろうとしていた自分を認めてあげて
、それから十分優しくしてあげましょうね。
from 中野 知枝

この記事を書いたカウンセラー

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